ストレッチは矢印が大事
今回は、ダンスレッスンに必須なストレッチについてのお話しです。
タイトルにある、「矢印が大事」とはどういうことか、気になる方は是非最後までお読みください。
まず先に、ダンスはすごく身体が柔らかい人じゃないとできない。という思い込みをされている方に「そんなことないですよ〜!」
と言いたいです。
子供の時は柔らかかったけど、大人になったら硬くなった。という方もいらっしゃると思いますが‥
私は子供の頃のほうが硬かったです。笑
逆に柔らかすぎて筋力がなくても、バネが効かなくて踊りにくかったりします。
大切なのは、その人の持っている身体を伸ばせる範囲で伸ばし、可動範囲を広げることです。
地道にストレッチをすることで、ある程度は必ず柔らかくなります。
その人のいけるところまでで良いのです。
それでは、具体的なストレッチの仕方のお話しをしていきますね。
まず、主に伸ばしておいた方が良い部位を、書き出してみます。
おしり
腰
足の付け根
ももの内側
もも裏
もも前
ふくらはぎ
アキレス腱
お腹
背中
体側(たいそく。体の側面のことです)
肩(うで)
首
この辺りでしょうか。
たくさんありますね。
もっと細かくすればまだまだありますが、伸ばせる場所は全身にありますよ!
ということが伝わればと思います。
それぞれの伸ばし方がありますが、今回はタイトルにもある「矢印」のお話をします。
ストレッチの矢印について
例えば、開脚をした状態で右手を左足の方にもってきて、右の体側を伸ばすとしましょう。
この時、右手を床に向かって下にバンバン押すのではなく、指先を左側遠くに引っ張り、右足は付け根から右に遠くに引っ張ります。
引っ張りあいっこをします!
文字だと伝わりづらいのでこちらの画像をご覧ください。
画像は足を曲げていますが、原理はおなじことです。
反対方向に、そして遠くに、引っ張り合うイメージです。
他にわかりやすいのは、床に立った状態で両手を上にあげて伸び〜っとする時。
この時も、手を上に引っ張るだけではなく、同時に足を床に向かって下にぐ〜っと引っ張ります。
すると更に伸びるのがわかると思います。
この矢印の法則を意識するのとしないのとでは、伸び感が全然違います。
生徒さんに教える時には、
「こっちとこっちに引っ張り合いましょ〜!」と指をさして伝えてあげると分かりやすいと思います。
それから、1箇所20秒〜30秒かけないと筋肉は伸びないと言われています。
なので、ゆっくり少しずつストレッチすることをおすすめします。
あとは意識と呼吸も大切です。
ヨガをされる方は聞いたことがあるかもしれませんが、意識をした場所にエネルギーが注がれると言われています。
伸ばしたい場所に新鮮な空気を吸い込んで、息を吐く時にその部分の力を抜いてあげましょう。
3呼吸くらいすると、ちょうど20秒〜30秒になりますので、呼吸の回数で伝えてあげるのも良いかもしれません。
・1箇所をストレッチする時間
・矢印のイメージ
・伸ばしたい部位を意識して呼吸する
読者さん自身がストレッチをする時も、生徒さんに教える時も、このイメージができているとしっかり伸ばせると思います。
是非、参考にしてみていただけると嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
Raivs代表
山崎涼子
Raivs Japanへのお問い合わせはこちらのホームページからお願いします。