たかが1ミス、されど1ミス/全日本選手権レースレポート
20211212
全日本選手権シクロクロス
茨城県土浦市りんりんポート土浦 2.7km×8laps 22.6km
シーズンの前半をフランスで過ごしこのレースのために日本に帰国し10日間の隔離に耐え準備をしてきました。
一週前の上山田で感触は悪くないものの疲労感が感じられたためコーチと相談をし若干軽めのトレーニングを行い調整を行いました。
会場の土浦には金曜日に入り、コースウォークをし近場のコースへと案内をしていただき軽めの調整をしました。
田辺さん、石川さんありがとうございました。
土曜日はマスターズのレースを若干観戦しコース試走をしました。難しいセクションは全くなく仕掛けどころもほとんどなかったた何かあるとすれば一箇所のみと言う感想を持ちました。
確実にパックで走り最後スプリントになる可能性が高いことを考えてレースの展開の組み立てを考えました。
日曜日の朝試走で前日とコースコンディションがほぼ変わらないことを確認しレースへ向けて準備を始めました。
アップ前ゼンシンがU17で勝ったと言う情報を貰い少しだけ表彰式を見にいき残りはレースへ向けて集中をしました。
アップはいつも通り1時間前からきっちり35分間、15分前にはコールエリアに行き少しリラックスをしながらコールを待ちました。今季二度目の一列目コール(UCIレースは初)でかなり緊張しました。
そのせいかはわかりませんがスタートでペダルキャッチを完璧にミス、その後右足もはずれ完璧な出遅れをしました。
どうにかホームストレートで2番手まで上がり一成2引かせ舗装セクションでトップに上がりコントロールを始めていきました。
事前の予想通り早々に功太郎さん、裕次郎との3人パックとなりました。
このパックでも主導権は離さずに裕次郎と先頭交代をしながらレースを進めていきました。
功太郎さんはあまり調子が良くなさそうに見えたため裕次郎とのマッチレースになると考えてしまい裕次郎を過剰に意識して走りすぎてしまいました。
この3人のパックでは確実に自分が一番走れているように感じていたのでここで攻撃をし続けなければいけなかったのに裕次郎とのスプリントを考えてしまい結局引き剥がすことはできませんでした。
ここで自分がチキンにならずもっと攻めていけば良かったとレース後になって大きく反省をしました。
功太郎さんがレース中盤からパックについたり離れたりしていたため最終周に裕次郎を前に出さないようにと考えていたところの最後のセクションで意識していなかった功太郎さんが仕掛けてきたためかなり面食らってしまい冷静な判断ができずそこなで一度も失敗のなかった登り返しでミスしさをつけられてしまい勝負が決してしましました。
そして足を着いてしまったことでクリートに土がつきスプリント中にペダルがはずれ裕次郎にもまくられ3位でフィニッシュとなりました。
今回は自分のレースの組み立て、考え方の甘さを実感したレースとなってしまいました。
レースコントロール自体は完璧にできたと思いますがそれだけではやはり勝てないこと、勝つための走り方ができていなかったこと等々反省点はつきませんが次戦以降同じ過ちは繰り返さないようにしていきます。
攻め続ける走りができなかったチキンな自分を今後変えていけるようにフランスに戻りトレーニングをしていこうと思います。
全日本選手権の応援ありがとうございました。
今回本当に多くの方に声をかけていただき多くの方に支えていただいていることを改めて実感しました。
本日フランスに戻り後半戦を戦います。
ナショナルチャンピオンではありませんが今ヨーロッパで走る唯一の日本人として前半戦以上にしっかりと走っていきたいと思います。
最後になりましたがピットサポートの茅野さん、松村さん、スワコレーシングの皆様、S1NEO JAPONの岡田さん、帰国からサポートをしてくれた家族、そして応援をしていただいた全ての方に感謝をし後半戦に入ります。
本当にありがとうございました。
引き続き鈴木来人の応援をよろしくお願いいたします。