見出し画像

ドタバタ遠征記②-遠征本番

いつも通り仕事に行ってそのまま羽田に向かい(ここまでもトラブルあったけど)ようやく出発へ…
兄に乗ってきた車を回収してもらい、SNELの諏訪さん、森さんに見送りをしてもらって出国。
今回はANAを利用したので初めてT2のInternationalでした。

諏訪さん、森さんありがとうございました

自販機で水分を買い込み(制限エリア内で一番安かった)いざ搭乗、安いチケットなので座席指定ができずいつぶりかわからない真ん中の席に…
機内はとにかく水分とりつつ寝ることに集中。
ただ水分を意識的にたくさん取っているのでトイレが近く通路席のおばちゃんにはご迷惑をおかけしました…。
北回り航路だったので機内でオーロラを見れて感動。
そんなこんなでトランスファー先のFRAに到着。
ただ遅延到着で元々1時間15分しかなかった乗り換え時間が45分に短縮。
乗り換え便の搭乗締切が15分前と書いてあり実質30分、しかも入国審査もセキュリティチェックもターミナル移動もありで基本ダッシュで移動しゼーハーしながら乗り換え完了。
そしてここでの最大の懸念はちゃんとバイクも乗り換えできているのかということ。
色々祈りつつCDGへ向かった。

頑張ってターミナル内走った…

そんなこんなでCDGに到着し幸いなことにバイクも無事受け取り完了。
迎えにきてくれていた元チームメイトのMartinに車の位置を教えてもらいターミナル内でだいぶ迷いながらどうにか合流。
ただここで貴重品その他紛失未遂という最大の事件をおこす…
ものすごく焦ったがどうにか見つかりMartin邸へ3時間少しの移動を開始。

天気は良かった

色々話をしながら移動しBesanconの近くの街のMartin邸へ到着。
ついてからちょっと休もうと横になったら次に気がついた時には時計が2時間以上進んでいた…。
本当はさっさとバイク組み立ててローラーやりたいと思っていたのに…
ただ多分疲れと少し前から感じていた若干の体調不良の影響かなと思い、諦めて夕飯まで休もうともう一度横になったら今度は時計が8時(朝!)になっていた。
翌日朝ごはん食べている時に本気で心配された笑。

Ornans綺麗な街だった。またゆっくり見に行きたい

そこからバイクを組み立てて晴れていたので少しだけお散歩に行ったりMartinと一緒にパン屋さんに行ったりと少しまったりと。
午後はBesanconにコースチェックに行ったが全くもって体に力が入らずこれはどうも具合が良くないなと感じながら4周くらい走ってこの日は終了。
少し体がだるかったので念のためにと持っていっていたカロナールを服用して就寝。
あっという間にBesanconレース日になってしまったがこの日に限ってめちゃめちゃ寒い。
レース会場でガタガタ震えてた…。
このレースはMartinが所属しているVan Ryselチームにサポートをしてもらった。
結果はまあ酷かったけどひとまずは雰囲気を楽しめたと思う。
レース前用にわざわざライスを用意してくれたりと本当にMartinに感謝。

Van RyselとMartinには本当にお世話になりました。

Besanconでレースをしてそのまま会場でGosseに紹介してもらったスイス人のSebiとFabに合流してベルギーへ移動開始。
くだらないことを話しながら日付が変わるくらいにベルギー到着。
どろっどろのジャージだけ軽く処理して就寝。

箸休めにベルギーの猫をどうぞ

30日のDiegemはナイトレースだったので朝はだいぶ遅くまで寝ていたと思う。
ここでスイス人のAdiが増えスイス人3人+日本人1人の愉快な奇天烈パーティが完成した。
昼過ぎに宿を出てDiegemへ向かいコースチェック等々をしつつレースまで待機。
やっぱりあんまり体に力が入らないけれどもお祭りだからとにかく楽しく走ろうと切り替えスタートへ。
案の定いいところなしだったけどやっぱり観客の多いレースは楽しいなと思いながらも一瞬でレースが終わった。

もうちょっと走りたかったなあ

ただ気温が低い中プラス体調不良の状態で2レースも走ったダメージはひどく31日はちょっと散歩に行ったくらいでほぼ寝ていた。
そんな状態だったので当然1/1のBaalは走れるはずもなくキャンセル。
ただSebiとFabがレースを走るというのでAdiと一緒にピットに。
ほぼ確実にこの遠征で一番多くテレビに映ってた。
そしてSebiとAdiはレース後そのままパーティテントにいってしまったようで全く帰って来ずFabにホテルまで送ってもらい終了。
Fabはその後パーティに帰っていったし3人は会場がクローズするまで踊っていたらしい笑。
体調不良じゃなかったら行きたかった…。

フリットは美味しかった。Adiがちっちゃいバーガーの方が高いと文句言ってた。
レース後直パーティーで帰って来なかった人たち

1/2はほぼ移動日で移動完了後Sebi、Adiとちょっとだけライドに。
1/3は3人がKoksijdeを見に行くというので送り出し自分はRadio Ruedaを聴きながらOstendeまで軽くトレーニング。
2027年の世界戦の下見ということにしておこう。

風が強すぎて飛べるかと思った

1/4はGullegemに出走。
このレースもなかなかな泥でランの遅さに頭を悩ませながらやっぱり全く走れず終了。
ただこのレースからなぜかベルギー人にめちゃめちゃ名前を呼ばれて応援される謎現象が発生。
めっちゃ「スズキーー」って叫ばれた、単純なのでこういうのが結構嬉しい。

写真もほとんどないのでタグつけしてくれるだけで嬉しい

1/5いよいよ最終レースWC Dendermonde。
試走で直線真っ直ぐ走るのもつらくてやっぱりコンディション良くないことは目に見えていたのでとにかく楽しくテクニカルにフォーカスしようと決めてレースへ。
スタート前にアメリカ人のBenとグータッチしたりカナダのCodyと話したりしてなんだかんだ去年から色々繋がってるな感じて来シーズンはアメリカにもう一回行きたいなと改めて思った。
走りはダメダメだったものの相変わらず応援団はいてくれ楽しく走れたのでまあよし?。

応援団ありがとう!!

レース終わりにそのままバイクとどろっどろのウェアを全て処理してパッキング開始。
パッキング自体は問題なかったもののウェア系が水含んでものすごく重い…。
ホテルでできるかぎり乾かさないとOver Weightとられそうと思っていた。
スイス人等にめっちゃありがとうと言いながら渡れ岡山くんと合流。
Bruxelles-Midi駅まで送ってもらい予約していたEuroCity-Directを待つ。

やっぱりこの量をハンドキャリーはやめた方がいい

最初はTrack6からと表示されていたのでそこで待っていたが予定時刻の30分くらい前にTrack8と表示が変わり60kgくらい(Bike Bagx2,Backpack)を抱えて頑張って移動。
SNCBのHPにバイクはバイクエリアにおいてねと書いてあったのでバイクエリアの表示のある車両の前で待機。
しかしドアが開いたのは先頭の1車両のみそしてそこまでそこまで200mくらい、ため息をつきながら再び移動開始。
と思ったら優しいおじさまが一個持ってやるよと手伝ってくれだいぶ助かった。
それに狭い車内をまた同じ距離動かないといけないのかとか考えていたら車掌さんがどこでもで邪魔にならなきゃいいよと、これも助かった。

これはEuroStarだけどこんな感じの車両だった

途中Rotterdamで停車、結構な数の乗客が降りていき一気に車内の人数が減った。
それで不安になったであろう近くにいた中国人の女性に何か中国語で話しかけられたものの当然全くわからず…。
その後英語で色々聞かれたけど自分もただのTouristだからチンプンカンプン、すぐにもういいわこいつって顔をされてどこかへいってしまった。
そんなこんなで無事Schipolに到着、降りるときもドアが一つしか開かず狭い車内を頑張って移動して降車、そして四苦八苦しながら空港ターミナルのカートをゲット。
車輪の偉大さを感じた一瞬だった。

カート最高!!

ついでに一番近くにあったバーガーキングで夕飯を調達しホテルシャトル乗り場へ。
でかい荷物抱えてきたやばいやつをこれまた近くにいたお兄ちゃんが助けてくれ半ば無理やりシャトルに乗車しようやくホテル到着。
ホテルでもう一回ウェア類を軽く処理して少しでも乾いてくれと祈りながら就寝。

翌日は4時半おきで空港へ、ウェアは4時間くらいしかほせてないので当然乾くはずもなくどう頑張ってもバイクバックの重量がオーバーするので見逃してくれることを祈りながらチェックイン。
何も言われずタグをつけてくれたので一安心してFRAまでの便に搭乗。

無事最初の便へ

帰りのFRAでのトランスファーは結構時間があったので余裕を持って移動、行きにみれなかった空港の中を少し探検してHND便まで待機。帰りに機内はポッドキャストを聞いたりしっかり寝たり機内を散歩したりしながら過ごし無事羽田到着。バイクも無事に出てきた。家に帰ってすぐにびしょびしょのウェア等を洗濯してひとまず後処理を終わりにして遠征完。ちなみにバイク関係はBBが完全に死んでた…(交換済み)。

FRAの売店で買ったこれはめっちゃ美味しかった。
空港内でもそんなに高くなかったから市内ではもっと安いと予想。

そんなこんなで今までにないバタバタ遠征が終わりました。
レースの結果は自分でもあまり直視したくないくらい酷かったですが経験としては悪くないものになったのでは?と思ったりしています。
最後の最後ですが色々と助けてくれたGosseと友人のMartin、スイス人の3人(Sebi,Fab,Adi)と岡山くんに本当に感謝です。
彼らの1人でもかけたらこの遠征は絶対どこかで破綻してました…。
来季はもっとしっかり計画立てて体調整えて(ここ重要)しっかり走れる状態にして行きたいと思っています。
計画段階含め今回の二の舞だけは勘弁…。

無事帰国

ここまでお読みいただいた方は相当の猛者だと思いますがお読みいただきありがとうございました。
普段から本当にたくさんの方に支えられて生きていることを改めて実感しました。
助けてくれる仲間に感謝です。
こんな選手ですがレース会場で見かけた際は応援の声をいただけると小躍りして喜びますのでぜひお声がけいただければと思います笑。
多分直接話した方が面白いので聴きたい奇特な方いらっしゃたらぜひ。
以上2024-25ヨーロッパ遠征の備忘録でした。

Ostendeの海岸で締め

いいなと思ったら応援しよう!

raito_suzuki
面白いと思った記事があればサポートをお願いします、 いただいたサポートは活動費として使用させていただきます!