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日本との自転車に対する扱いの違い(前編)

フランスにきて一月と少しが経ちました。最初の2週間はなかなかな都会に、その後は田舎に拠点が移りトレーニングをしています。
一般人の自転車に対する接し方や自転車選手の扱い方の違いを書くことができたらと思います。

まず前提として日本で走っている時と比べて歩行者>自転車>自動車という優先順位がはっきりしていると感じます。また少しでも都市部に入れば多くの場合一般の自動車と隔離された(バスレーンと共有の場合もあり)自転車レーンが設定されています。

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趣味のお年寄り、子供等趣味のライダーから選手まで本当に多くのサイクリストがいるということが自転車の地位を押し上げているように思います。
そのため(?)たまに練習中に学校にの近くを通ったり、休日だったりするとノリのいい子供がすごい応援してくれてスターになった気がします笑。
また今は田舎にいうので道の周りはほとんど牧場で牛、馬、羊等々に見守られながらトレーニングをしていますが(ヘッダーの牛ちゃんはホストファミリーの親戚の牧場の牛ちゃんです)牧場のトラクターに乗っているおっちゃんもよく声をかけてくれます。(走っている速度が近いからでしょうか?)
いずれにせよ声をかけてもらえるというのは悪い気はしないのでありがたいです。

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ここからトレーニングの時に感じたことを↓

公道を走っている時に追い抜いてくる車が明らかに大きく避けて追い越しをしてくれます。こちらも道路の端を走っていますが大体は対向車線まで避けて追い越しをしてくれるので追い越される時に恐怖を感じたことが今のところありません。日本ではどんなに端を走っていても対向車線まで出て追い越しをしてくれることはほとんどありません。(自分が車を運転するときはできるだけ安全に抜くようにしていますが...)

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同じく公道を走っている際には2列走行が可能です。(日本では道路交通法第19条で禁止されていますのでご注意を)
私はフランスではロードレースに出ないのでトレーニング等にはそれほど大きなメリットはありませんがロードトレーニングをする場合にはトレーニングの幅が広がると思います。
また交差点に関して信号は都市部でしかほとんど見かけずラウンドアバウトが主ですが日本の道路交通法第34条3項に規定されている二段階右折のようなものはなく自転車も自動車と同じように車線を変更して右左折をします。多くの場合は道路の右端に自転車レーンがあり自動車に停止線の前に自転車の停止線があり安全に右左折ができるようになっています。

書いていたらどんどん長くなってきてしまったので全般に思ったこと、ロード系のこと、法律関連で感じたことはここまでにします。(法律関連に関しては決してどちらが絶対的に良いとかそういうわけではなくどちらも一長一短あると思います)
オフロード系のこと、トレーニング中の景色等々に関しては後編で書こうと思います。




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