初めての大腸カメラ
諸般あって三年ぶりに大腸カメラを受けるので
三年前の大腸カメラについて振り返ろうと思う。
三年前の通勤電車の中
これまで感じたことがないほどの腹痛に襲われ
職場まであと2駅すら我慢できず
途中下車してトイレに駆け込んだ。
そのトイレで感じたことのない
漠然としたヤバさを感じ振り返ると
我ながら引くほどの血便があったのである。
人生当時29年、初めてのことである。
ただ、痛みは引いたことと
仕事が繁忙期だったのでそのまま仕事に向かい
そのあとも週末までは耐え抜いた。
週末さすがにあれは、と消化器内科へと向かった。
その時点では、既に出血はなかったこと等から
虚血性大腸炎ですでに回復しつつあるのではないか
という診断だった。
そんな病気あるんや、へーと思いながら聞いていたら
「大丈夫だと思うけど、一回大腸カメラしてみる?」
とお医者さんに言われたのであった。
当時の私は、本当にたいしてよくも考えず
受けたことないし一回くらい受けとくかと
かなり軽い気持ちで
「そうですね、受けたことないんで受けときます」
とにこやかに大腸カメラを受けることに決めたのだった。
私は本当にあのときの私に言いたい。
知りもわかりもしないことを安請け合いするんじゃない。
休日に受けたいということもあって
予約は2ヶ月先と随分先になり
忘れそうと思いながら説明を聞く。
聞きながらようやくこれは大層なことや、と気付くのであった。
喉元過ぎれば熱さ忘れるので
説明でヤバイと思ったことも忘れて
検査まで数日になり、改めて準備と向き合う。
前日食が難しい。
結果確かうどんと豆腐を食べたような朧気な記憶がある。
件の2lの某について
飲み始めは意外と余裕やなと思ったものの
後半は結構つらかった。
終わりが見えなくて本当に…
幸いなことにわりと早々に綺麗になったので
大腸カメラ自体はさくっと受けた。
鎮静剤がよくきいたので
お薬いれるの言葉からもう何も覚えてない。
そんなこんなで目を覚ますと
まだぼんやりするなか
概要が伝えられる。
「潰瘍性大腸炎の疑いがあって検査するので
詳細な結果は後日」
と。
潰瘍性大腸炎
それが何を指すかそのときの私はわかってなかった。
調べて概略を知ってからは
結果が出るまでもやもやと過ごした。
そして、後日、
潰瘍性大腸炎ではない、という結果だった。
となるとただ腸が荒れていただけで
原因はよくわからないことにはなるのだが
ずっとあった緊張感はちょっとなくなった
今回また受けるに至った話に関しては
結果が出てから気が向いたらまとめる