人を喜ばせるのが好き2
塩狩峠
昨日、東中野の教会で朗読劇を観ました。
私はクリスチャンではありませんが、たまたま職場の近くの教会であったので行って来ました。
あの三浦綾子さんの小説
塩狩峠
を見事に朗読劇で表現していて
感動して泣きました。
主人公が乗客を乗せた列車が塩狩峠を越える手前で停止し、後ろ向きに進み始めます。どんどんスピードが上がり、乗客が恐怖している中、
主人公が列車の外にある手動ブレーキをかけ、一度スピードが落ちますが、ブレーキの故障で止まらないで、再び列車はスピードを上げて降って行きます。このままだと列車がレールを外れ、大事故になり、乗客の命が危ないと判断した主人公が
笑顔で同僚に乗客の子供達を頼む
と言って、
祈りを捧げ、迷うことなく、列車の進むレールに自分の身を投げ出して列車を止め、乗客の命を守りました。
事故が無ければ、
その日婚約する予定だった彼女が、
後に同僚に伝えます。
彼は、いつ天に召されてもいいという覚悟を持って生きていた人です。
死生観を持った人は強い。