TikTokはじめるなら今!~先駆者に学ぶ、アカウント運用ノウハウ~
これは、3/27(水)に行われたセミナー「【ノウハウ全公開!】累計1,000万再生を突破したReluxのTikTokマーケティング」のレポートです。
1.登壇者紹介
・主催:Relux 上田さん
→TikTokアカウント【Relux】
・登壇:Freeride World Tour(FWT) 稲垣さん
→TikTokアカウント【Freeride World Tour】
・登壇:トピカ 麓さん
→TikTokアカウント【GOHAN(オトコのゴハン)】
2.TikTokの特徴
1)メディアとしてのTikTok
・日本でのユーザー数が爆増。約1年半で900万人を突破(※下図)
・独自のAI、アルゴリズムでユーザー個人に最適化されたコンテンツが出てくる仕様(=ByteDance社(運営会社)の強み)
・「SIPSモデル(※以下)」と、「プラットフォーム独自ユーザーアクション」の掛け合わせで、急速に認知の獲得が可能
2)TikTokのトレンド(日本)
・「リップシンク」から「ダンス(振り付け)」を経て、「ライフスタイル」へ
→もはや「Z世代」だけのものではない
・上記トレンドの変化に合わせて、ユーザーのニーズが多様化
→様々なコンテンツ(ex.美容、料理、DIY)ホルダーにとって参入の機会
・タイムラインは”フォロー”しているアカウントより、”おすすめ”を見る文化
→アカウントをフォローしてないユーザー(=初心者)にも、優しいSNS
3)TikTokのトレンド(中国)
・生活に深く浸透しており、男女比率はほぼ半々。ユーザーの世代も幅広く、政府系機関も公式アカウントがある
・日本版(=グローバル版)と違って、機能が豊富(ex.ライブ配信、投げ銭、ECなど)
→近々、日本にも上陸するかも?
他にも中国では、「TikTokの位置情報を元に観光地を探す」という消費行動が定着しており、観光で日本で訪れる際も、TikTokのハッシュタグや、位置情報元に来訪するケースが増えているとのこと。
(ex.TikTokの人気動画がきっかけで、奈良公園のシカに会いに行く中国人が急増。動画の再生数において、「#奈良」(2.4億回)の方が、「#東京」(1.7億回)を凌駕)
3.TikTokアカウント運用TIPS(Relux編)
1)動画投稿のノウハウ(基礎編)
Reluxさんの特徴としては、「位置情報を追加する」ことで、”旅行”に関するインバウンド需要を意識しています。(上記、中国のトレンドより)
2)動画投稿のノウハウ(応用編)
<上記のねらいなど>
[01]再生完了率のアップ、いいね数のアップで、おすすめ投稿への掲載確率を上げる
[02]クイズ形式の投稿文にするなど、コメントで他のユーザーとの一体感を感じれるようにする
[03]楽曲ベースで検索する海外のユーザーにリーチ、いいねをもらう
[04]海外のユーザーのリーチを意識
[05]テーマを関連領域に広げることで、ターゲットユーザーを拡大
(ex.旅行→食べ物→美術館(展示物)など)
他にも動画の撮影方法(ex.タイムラプス)に趣向を凝らすなどして、エンゲージメントを高める工夫をされています。
3)TikTok運用のKPI
①「Q(動画の質)」は、動画撮影マニュアル(撮影対象、撮影方法、注意点など)を作成し、撮影は高画質(基本4K/60fps)
②「F(投稿頻度)」は、1-2回/日の投稿を行う為、動画素材の確保先を社員(本社、各拠点)、クライアント(宿)、その他(学生に報酬契約)と複数用意
③「C(制作コスト)」の部分は出来る限り内製化(低コスト)する為、マニュアル整備で質を担保
4.TikTokアカウント運用TIPS(FWT編)
1)動画投稿のノウハウ
①対象オーディエンスに最適化したBGM選定
・アカウントと比較的親和性が高いユーザー層の、音楽の趣味趣向を分析し、コンテンツに使用する
②徹底的に関連ハッシュタグで上位表示を狙う
・”SEO視点”での、定常的な流入経路の確保(TikTokのロジック的に、視聴数が伸びる動画が、上位表示される傾向)
③ユーザーエンゲージメントを見越したテキスト設計
・コメント数が「おすすめ」欄掲載の重要指標となる為、ユーザーとの対話や、ツッコミを誘引するテキストライティングを行う
5.TikTokアカウント運用TIPS(トピカ編)
1)動画投稿のノウハウ
①サムネイル
・目立たせる(CTRへの影響を考慮)
②テキスト
・ツッコミ所を意識する
③トレンド
・検索画面に出てくるハッシュタグ(ハッシュタグチャレンジなど)を積極的に使う
まとめ
・国内のユーザー拡大に伴う、「トレンドの多様化」や、「独自のアルゴリズム」が相まって、コンテンツホルダーの”認知獲得”にはTikTokが最強
・コンテンツの消費スピードが早いメディアの為、投稿する動画素材の確保がキモ
・投稿する動画は常に"おすすめ"への掲載を意識し、「流入経路」や「エンゲージメント」には徹底的に拘る
いかがでしたでしょうか。
まだ”ブルーオーシャン”と言える、TikTokを戦略的に活用することで、後発のプロダクト/サービスでも十分戦えることを証明されているケース(※詳細以下)もあり、今後益々盛り上がってくるメディアではないでしょうか。
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でわでわ〜
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