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レンジャーズストライクファンが見るハリケンジャー 37話

巻ノ三十七「三の槍と大脱出」


アバン:前回のあらすじ

 ゴウライジャーを苦しめるために子供やハリケンジャーを狙ったマンマルバ。しかし、彼は”アレ”の情報量に耐えきれず異形の怪物と成り果てた。どうするハリケンジャー!

Aパート:特訓、バリサンダー

 タイトルコールから開始。天空神がマンマルバと戦いますが、天空神までも呑み込もうとするマンマルバ。旋風神が助け出しますが、口の中は別の空間が広がっているようです。天空旋風神になって動きを止めようとしますが、跳ね返され、リボルバーマンモスを呼ぶもそれすら圧倒。天空旋風神もあえなく倒されてしまいます。まさか、まだ販促期間っぽいマンモスまで一蹴されるとは。

 外へ弾き飛ばされた彼らですが、首輪の開眼が近づき苦しめ始めますが、エネルギーを使い果たしたのか、その場で眠りこけてしまいました。しかし、消化液代わりの霧を吐き出して眠るとはめちゃくちゃ迷惑な野郎です。

「いきなりおねんね、あれじゃただのケダモノじゃん!」

 センティピード城でもマンマルバの変貌ぶりに驚きの声が上がりますが、タウ・ゼント曰く、流星群によって細胞が不安定になり、突然変異を起こした、とのこと。あそこまで理性的だったマンマルバがただの化け物になってしまうとは……ちなみにこのマンマルバはレンジャーズストライクではカード化されていません。元の姿には戻れない、と聞いて、七本槍たちも悲しみとともに憐れみを持ちます。意外と仲いいよね、七本槍。

 一晩寝ていたマンマルバは消化できなかったであろう残骸を吐き出します。車が残骸というレベルまで分解されているのを見て、かなり強力な消化液のようです。消化に専念するために寝ているのだろうと予測を付けるおぼろさん。

「天空神も負けた……天空旋風神も負けた……リボルバーマンモスも破壊された」

待って、リボルバーマンモス破壊されたの!? まだ登場してからそんなに日が経ってないように感じますが、無常です。そこへシュリケンジャーが表れて先日話していた発明品の完成を急がないと、提言しますが。しかし、ゴウライジャーの救出も考えねばなりません。

「俺たちが助けるぜ!」

 鷹介たちが名乗りを上げますあ、3人も立てないほど消耗しているはず、と心配しますが作戦があるから任せてほしいといいます。その間にシュリケンジャーとおぼろさんは新兵器の開発に集中します。タイムリミットは4時間。

 しかし、通信の向こうでは館長の言うとおりに消耗している3人、やはりカラ元気だったようです。鷹介は怪我のために七海と吼太がバリサンダーに乗ってマンマルバの体内に乗り込む作戦のようです。乗りこなせるかもわかりませんが、なるしかない、と腹をくくります。練習を始めてみるも、まっすぐ走ることすらできず、身を投げされます。そう簡単には行きません。

「やるんだ、一甲たちのためにも……!」

 鷹介たちが奮闘する中、ゴウライジャーの2人はマンマルバの体内で苦しみながらもなんとか耐えます。一方、タウ・ゼントは彼の得た情報を獲得するために暗躍し始めます。心よりの術でその心を読み取ろうとしている、とサーガインの説明。女性陣2人は邪魔されないために動き出します。

 鷹介たちの特訓を続けます。乗って初めてわかるバリサンダーを自由自在い扱う2人の技量の高さ。しかし、今も首輪をはめられた人々は苦しみ、ゴウライジャーも消化のリミットがじわじわと近づいています。

「それを救えるのは!」
「あたしたちだけなんだ!」

 大切な仲間と人々を救うために、2人は諦めずにバリサンダーの特訓を続けます。おぼろさんも開発を急ぎますが、こんどはマンマルバのいびきが街中のガラス窓を破壊する被害が。何をやっても迷惑が過ぎる。時間がありません。しかし、ただで減っている体力が消耗し、その場で気絶してしまいます。

Bパート:究極神降臨

 タイムリミットは直前で勝ちを確信するウェンディーヌとフラビージョ、。しかし、そこへ旋風神が現れます。急いで2人が攻撃して強制的にマンマルバを起こします。

「待ってろよ、一甲! 一鍬!」

 旋風神がヘイトを稼いでいる間にバリサンダーに乗った七海と吼太が走り出します。ウェンディーヌたちが阻止しようとしますが、バリサンダーのお陰で一蹴。併せて旋風神が口を抉じ開けてなんとか成功です。

 乗り込んだ先は消化液の雨が降る体内。なんとかゴウライジャーの2人を発見。すぐに救出し、再びバリサンダーの力を借りて脱出します。

「Hey,Boyたち、ニューアイテムも出来たぜ!」

 脱出とともに駆けつける天空神、新兵器も完成したようです。完全に風向きが変わりました。轟雷神も呼び出し、3体のからくり巨人がそろい踏みます。

「Everybody,ニューアイタムで究極の三体合体、いっちゃうぜ!」

 呼び出される、15~17のシノビメダル。そして、そこからトライコンドルが召喚されます。

「銀河超越、三神合体!」

天雷旋風神の完成です。合体完了後のエフェクトがド派手でいいですね、強そう。マンマルバは首輪を使って苦しめますが、それぐらいでもう怯む彼らではありません。一振り切りつけるだけでマンマルバの巨体を弾き飛ばし、攻撃はバリアで防いで弾き飛ばします。

「今度こそさらばだ、マンマルバ!」

 絶対究極奥義アルティマストームによって発生した巨大な竜巻にのまれ、上空で爆破されるマンマルバ。序盤から共にしていた七本槍たちの悲痛な叫びが悲しい。ついに2人目の退場です。

「見えた! ”アレ”の秘密が見えたぞ!」

 一方、タウ・ゼントはマンマルバの得た情報を知り得たようで、歓喜の声を上げます。

 戦いを終えて、マンマルバの消滅によって首輪は無事に消滅。今回の功労者の3人はさすがに力尽きたのか、その場で倒れこんで熟睡。鷹介と吼太に膝枕(太もも枕?)している一甲に笑った、モテモテすぎる。

「あれを乗りこなすとは、危機に動じない強さを身に着けたな」

 今回ばかりは、3人の苦労をねぎらい、弟をちょっとからかいながら、3人をおだやかに見守る霞兄弟を映して、続く。

次回予告:巻ノ三十八「魔剣とふうせん」

 一鍬の暴走!?

感想

長かったマンマルバとの因縁、ついに決着。同時に映画で先行登場していた天来旋風神もお披露目して、着実に終わりが近づいてきましたね。泥臭い特訓シーンもあって、見どころが多いエピソードでした。

 天来旋風神の登場も燃え上がりますが、仲間の死を悲しむ七本槍も悲しい。ここからは退場が続くだろうし、その都度、悲しくなりそうだ。でもウェンディーヌとフラビージョは客演しているし生き残るのかな……?

 次回は久しぶりの単発系のエピソードかな、楽しみです。

レンスト<天来旋風神>紹介

 今回紹介するのはついにお披露目となった天来旋風神。第8弾「究極の八神」にて参戦。タイトルにある八神のうちの一体。ほかにもガオゴットや究極大獣神、絶対神ン・マも同時参戦。レアリティはスーパーレア。

唸りを上げて巻き上がるエネルギーの渦は絶対の力を持って吹き荒れた。

 追加条件付きの必要パワー8、BP21000、SP3という絶対的な能力を持ち、ちなみに同時に参戦した8体の神の中ではダイレンジャーに登場した絶対に倒せない存在である大神龍の次に高いBPを持つ。なんならマジレンジャーのラスボスのン・マでさえBP8000である。SP3であり、基本的に7点ダメージが入ったら負けるレンストにおいて3回殴れば相手は死ぬし2回殴られれば瀕死。これだけでも十分強いのだが、【絶対究極奥義アルティマストーム】は天雷旋風神以外のユニットとコマンドゾーンのカードをすべて山札に戻すというダメ押し。コマンドゾーンにカードがないと何でもできないので、出すのを許したら無防備で1ターンは殴られる。

 出せればほぼ勝利確定のようなカードだが、その分だけ出すのは難しく、出すために10枚以上のカードを消費しなければならない。狙って出すならそれ専用のデッキ構築が必要になるだろう。

 余談だが、同弾には轟雷旋風神も収録されているのだが、天雷旋風神がいるためかレアリティがノーマルレアになるという憂き目に会っている。

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