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レンジャーズストライクファンが見るハリケンジャー 44話

巻之四十四「御前様と凶扇獣」


アバン:サーガインの死

 前回の振り返り、リボルバーマンモスの秘められた力、アルティマレインボーを受けて敗北したサーガイン。七本槍がその死を悼みます。

「私が駆け付けた時はすでに奴らの姿も……残念だ」

 サーガインは白々しく自身が間に合わなかった、と悔いている姿を見せます。ウェンディーヌやタウ・ゼントも少々、疑っているようなそぶりを見せていますが、一旦はその死を悲しみます。タウ・ゼントは改めて奪われた怒りの矢の奪還とその上の存在を引きずり出すことを命じ、サーガインが名乗りを上げます。

Aパート:メダル護送作戦

 怒りの矢を奪還したハリケンジャーたち、御前様はそのままメダルのままで封印することを決定します。あの強大な力を見た上では、その意見に反対するものはいません。御前様の元まで変装して輸送任務に就きます、ゴウライジャーも同じく変装して、周囲の警戒に当たります。

 クリスマスなのか、街中は赤一色。シュリケンジャーはどこに、と緑色でそばを配達する青年を発見、あまりにもバレバレだと苦言を呈します。演じているのも「超力戦隊オーレンジャー」オーレッド/星野吾郎を演じた宍戸マサルさんです。視聴者的にもあまりにもバレバレです。どうやら本物っぽいですが、変装する前なのかな?

 ジャカンジャもサーガインが残した情報のおかげで怒りの矢のメダル位置を確認、七本槍総出で出撃します。

「ここが終点よ、ハリケンジャー」

 ハリケンジャーの前に現れるフラビージョとウェンディーヌ。サーガインの仇、という言葉に逆に驚きます。

「サーガインを真っ二つ!?」
「俺たちが!?」

 その反応にますます疑念を深めるウェンディーヌでしたが、ゴウライジャーの乱入で一旦、お流れに。それにしても「メリークリマス!!」でサンタの袋を投げつけてくる一甲ちょっとおもしろいな。

 先に進んだハリケンジャーですが、今度はサタラクラが強襲。首だけの姿で襲い掛かると、メダルを持っている限り逃げられない、と告げます。君はそうやってすぐに手の内を晒す。しかし、そこへ先ほどの蕎麦屋が現れると、華麗な殺陣を見せつけます。生身アクションはうれしい。シュリケンジャーに変身すると、先に行かせます。

「そのメダルは貴様らのものではない、返してもらおう!」

 しかし、先に進んだハリケンジャーを待っていたのは、最強の剣士サンダール。3人を圧倒しますが、レッドにトドメを刺そうとすると、刃が怒りの矢のメダルに当たって逆にダメージを受けます。サンダールは凶扇獣を召喚します。

Bパート:闇石と御前様

 バドーギに対して旋風神にソードスラッシャーを装備して対抗するも、圧倒されます。ゴウライジャーやシュリケンジャーが駆け付けようとしますが、七本槍の3人がそれを許しません。

 ピタットヒトデのスターライトニードロップは真正面から殴り落され、ガトリングアタッカー・ゴートハンマーのハリケンスパイラル・ハリケン彗星を放つも2つ同時に薙ぎ払われてピンチに。まるで攻撃が効きません。

「これしかない!」

 逡巡の末に怒りの矢を使う覚悟を決めた鷹介は、旋風神に怒りの矢を装備させます。一振りするだけでさっきまで苦戦していたバドーギを一蹴。その強さに思わず声を上げます。

 一方の地上ではカブト雷撃覇、キバ稲妻、分身魔球でウェンディーヌ、フラビージョ、サタラクラを退け、轟雷神と天空神も駆けつけます。しかし、いざ共に戦おうとすると旋風神が暴走、仲間たちへと襲い掛かります。

「怒りの矢が勝手に!」

 怒りの矢に操られているかのように暴走する旋風神、さらにその力を制御できないのか自身にすらダメージを与えます。その姿を見ていた御前様は、どうして闇石が封印されたのかを理解します。

「我が身を隠している時ではない……!」

 ついに、その重々しい腰を上げます。

 怒りの矢のあまりにも強過ぎるエネルギーが旋風神に流れ込んでしまい、持っているだけでダメージを受けるという最悪の状況に。前回も、ガインガインが一時的に見せた違和感の正体もそれだったようです。旋風神が動けないことを良いことにバドーギは攻撃。怒りの矢に振り回され、動けなくなったところに猛攻を受けて絶体絶命の状況。そこへ、一筋の光が差し込みます。

「ご、御前様!」

 宙に浮かぶ光り輝く女性、彼女こそが御前様らしく、シュリケンジャーが驚きの声を上げます。強い光でバドーギを退けると、地球の忍者達に振り返ります。

「天雷旋風神ならば、かろうじて怒りの矢に耐えられるはず。合体せよ」

 御前様の指示を受けて、天雷旋風神へと合体。怒りの矢も不調なく使いこなしてバドーギを倒します。戦いを見守ってから地上に降り立つ御前様。しかし、その瞬間をタウ・ゼントは逃しません。

「奴だ、奴を捕らえよ!」

 瞬時にその命令に反応するサンダールですが、不思議な光の守りに責めきれず、ハリケンレッドの不意打ちを喰らいます。しかし、鷹介が降りたことで動けなくなった天雷旋風神を狙い、新たに災扇獣デザーギを使って怒りの矢を回収。メダルに戻ったのを確認すると撤退します。判断が早い。

「皆の者、ご苦労であった。私はかぐら、人からは御前と呼ばれている」

 改めて自らの名を明かす御前様ことかぐら。鷹介は自らの安易な行動でメダルが奪われてしまったことを謝罪しますが、彼がサンダールから守ってくれたことから許します。すると、彼女の額が輝き始めます。それこそが、もう一つの闇石、嘆きの弓。

「我が肉体こそが、闇石の封印」

 闇石の力により500年もの長き時間を生きていた御前様。闇石が忍者達の闘争を招くことから自らの体に封じていたようですが、流派を超えて協力し合うハリケンジャー達を見て、ジャカンジャを協力して倒すことを決意したようです。

「今こそ、この星のすべてが力を合わせ、闇石を守り、ジャカンジャを倒すとき!」

 御前様の力強い言葉に、養助たちも力強く頷きあいます。

「近いな……」
「ああ、ジャカンジャとの決戦が!」

 最後の戦いを感じさせたところで、次回に続く!

次回予告:巻之四十五「隠れ家と大掃除」

 御前様の部屋を大掃除だー! 青梅がいるー!?(笑)

感想

 御前様も姿を表し、ついに最終局面に突入、といったところでしょうか。心配なのが、この手のアイテムはほぼ必ずといってもいいほどに敵に奪われるのが定石なので、御前様の安否が気になるところです。できるだけ無事に住めばいいんだけど……。

レンスト<天空神>紹介

 終盤にも差し掛かり、怒りの矢や御前様等々と重要アイテムや重要人物が出てきたので、できればそれ関係のカードを紹介したいところだが、あまりそこら辺はカード化されてないのが苦しい。ということで紹介できそうでできてなかった天空神のカードを紹介。第7弾「七忍の炎陣」にてシュリケンジャーともども参戦。

蒼天踏み締め仁王立ち―真の制空とはこういうこと。

 必要パワー5でBP4000、SP1。出すのには飛行モードを捨札にする追加条件。能力の【ホバリング】はラッシュエリアにいるSユニットを手札に戻す効果を持っている。引き続き、航空機を持たない相手はアタックされない効果を持つので、場持ちは悪くないのだが、ラッシュ(召喚)条件が緩いおかげがBPもLユニットの割には低めで、能力やオペレーションカードで排除されやすいのがネックといえばネック。とはいえ、SP1も新たに得たので、倒されにくさを狙ったストライカーとしての活用もいいかもしれない。

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