レンジャーズストライクファンが見るデンジマン　２１話

第２１話「死神党を攻撃せよ」

Ａパート

　冒頭、謎の仮面をかぶった集団が宝石店や銀行を襲って金品を奪い取ります。脅しもなく機関銃でいきなり弾丸をバラまくという悪質なものです。死神党と名乗っているようですが……。タイトルコール

　アスレチッククラブでも死神党の話題で持ちきりです。未来帝国を目指す秘密結社のようです。元々は地下に潜んでいる組織だったようですが、最近になって活動が派手になったようです。

「ベーダーと手を結んだ……？」

むしろあんな危険な組織がベーダー関係なしに存在していることが怖いですが、ここら辺は日本赤軍とかの関係だろうか。死神党では不思議な儀式をしていますが、どうやら脱走党員が現れたようです。急いで追いかけます。ここら辺も連合赤軍っぽい？ 党員がいなくなると、祭壇に飾られてた巨大なろうそくが怪人に変身。ベーダー怪人、ローソクラーです。

　脱走した党員、時夫はバイクで逃げますが、死神党員が待ち構えており、複数のバイクで追われることに。デンジマン関係なしにバイクアクション見せられるのちょっとシュールだな。なんとか巻いて彼が逃げてきたのは、青梅の妹のサチ子のサーカス。どうやら一年前まで所属していたようです。しかし、サチ子と再会してすぐに見つかってしまい、彼女の身を守るために死神党に連れていかれます。

　サチ子はすぐに青梅の場所に向かい、助けを求めます。デンジマンの力で捜索します。時夫は再び死神党の犯罪に強制とはいえ協力させられてしまいます。宝石の輸送車を狙う死神党員、警護員を射殺して宝石を奪いますが、デンジマシーンに乗ったレッドとブルーが駆け付け激しいバイクアウションを繰り広げます。死神党員を蹴散らしますが、そこへロウソクラーが表れて援護。逃げられてしまうも、なんとか時夫の保護はできました。ベーダーとの関りを訪ねるも、捕まった党員はすぐさま服毒自殺。思ったよりもカルト教だなこいつら。

　ベーダー城では死神党を隠れ蓑にして、地球を侵略することができてご満悦のヘドリアン女王。

　一方、保護された時夫を叱り飛ばす青梅。どうやら、金に目が眩んだだけで根っからの悪党というわけではないようです。サチ子は自首を進めますが、受け入れられずに泣き出してしまいます。赤城達は再び時夫を狙ってくると予想して病院に張り込みます。

　死神党はローソクラーに言われるがままに、軍の施設を襲うことを画策します。Ｂパートに続く！

Ｂパート

　病院に張り込んだデンジマン。しかし、変装したケラーが病室に入ると、時夫を誘拐。それを知ったメンバーも急いで駆けつけます。時夫はサチ子に連絡すると、二人だけで会います。

「わかってくれよサッチー、これが最後の仕事なんだ」

　行けば命はない、とサチ子が止めますが、時夫はこれが最後だから、と意思を曲げません。こうやってズルズルと犯罪に巻き込まれていくんだな、いつの時代も。そして２人のもとに現れた死神党は猫を人質にサチ子にまで協力を求めます。おいおいおい、猫は関係ないだろうがこの外道！！！ 青梅はサーカス団員から話を聞いて急いで駆けつけるも一歩及ばず。連れ去られてしまいます。

　猫を人質にして時夫とサチ子に侵入することを要求するミラーとケラー。やむを得ず２人は言われたとおりに潜入します。排気口に侵入して謎の装置を付けます。時夫は巻き込んでしまったことを謝罪しますが、サチ子もこれが最後なら……という感じ。動機を含めてシンプルに時夫君がクズにしか見えないし、サチ子はその男だけはやめておいたほうがいいと思う（）。合図を受けて死神党員も基地へと入っていきます。

　基地の中では装置のおかげで警報やカメラが機能せず、死神党の侵入を許してしまいます。デンジマンも駆けつけますが、すでに吉は把握されており、変装された近衛兵に騙されてしまいます。もうすでに用済みだと時夫とサチ子の処分命令が下されます。でしょうね。

　命からがら逃げだすも、足を撃たれてしまう時夫。情け容赦なく追い詰めますが、ギリギリのタイミングでブルーが駆け付け、党員を蹴散らします。

「貴様ら許さん！」

　兄弟のように大切に思っている２人が巻き込まれたということもあり、怒りに震えています。ロウソクラーは急いでミサイルを発射しようとしますが、発射されるくらいならとデンジマンもデンジタイガーを出撃させてミサイル基地を破壊。そんなご無体な。

　改めて名乗りを上げて戦闘です。やはり怒りに震えているのかブルーの肉弾戦からドラゴンフライを叩き込み、最後はお約束のデンジブーメランでトドメ。尺の関係か巨大戦はなし。

　病院から退院した時夫とサチ子を出迎えるデンジマン。２人は無事にサーカスに戻るようです。命に別条がなくて何よりです。

『だが、今回の一番の被害者は子猫のミミなのかもしれない』

　本当にその通りだよ。

次回予告

　時間を操る怪人……！？

感想

　向こう見ずな青年が危険な組織にかかわってえらいことになるエピソード。今やると最後は自主でして終わりそうだけど改心したからそこらへんうやむやに終わるところは時代を感じる。死神党も当時の時代を感じてしまう。
　さて、次回は緑川のエピソードかな。楽しみです。