レンストファンがみるアバレンジャー 6話「アバレアイドル老け娘」
第6話「アバレアイドル老け娘」
アバン:アイドルのリリアン
杉下さんが不在の恐竜や。アバレンジャーの面々が切り盛りしていますが、常連の人から言うとたびたびあるようです。そんな中、凌駕はアイドルの映像をノリノリで見てます。なんか、知り合いのお父さんがアイドルにハマっているのを見てしまったような気まずさがある。
三条幸人:
「その爆竜の卵、本当に孵るのか?」
前回見つけた卵を大事そうに抱えているアスカに訪ねると、笑顔で孵ると返答。オムレツにするとおいしそうだな、と言うと真剣に受け取ってしまったのかお店を飛び出してしまいます。らんるのお叱りには「冗談だ」と弁明。そこでようやくアイドルにノリノリの凌駕に気づきます。
三条幸人:
「お前、ファンなのか……?」
完全に引いてる幸人に笑ってしまう。映像に移っているのはリリアンというアイドルで、歌がうまくて可愛いと凌駕は絶賛。子供の育児に奮闘してるけど、こういうの見ると年相応の若者なんだな、て感じますね。
樹らんる:
「デビュー前からね。私、アイドルのころ同期だったの」
そこでらんるからの爆弾発言。その場にいた全員が驚きます。確かに、彼女の趣味趣向を考えるとアイドルに憧れるようには見えないので意外です。
樹らんる:
「いぇーい!」
ノリノリでリリアンの歌に反応する彼女を映してOP。
Aパート:リリアンとらんる
侵略の園に帰還したジャンヌ。しかし、前回、爆竜の卵を奪還されたことが相当、悔しかったのか周囲に当たり散らします。それに気付かずに寝ているミケラとヴォッファ。呑気だなぁ。
リジェ?:
「アナザーアースを征服するまで、お前たちに休息などない」
と、思ってたらまさかのブラック企業発言、寝ているミケラたちを邪命神が一喝。慌てて怪人を生み出そうとして、お互いに張り合って喧嘩する始末ですが、意識を取り戻したリジェが仲裁します。やっつけ気味にトリノイド6号ザクロバキュームが生み出されます。そういえば、トリノイドは4号から始まってるけど1~3号はどこに居るのだろう。ダイノアース侵略の際に失われたのかな?
ザクロバキュームは腕から相手の力を吸い取るようで、近くに居たヴォッファが最初の犠牲者に。リジェの力で転送されます。
樹らんる:
「サインぐらい簡単かんたーん!」
アイドルの事務所にやってきたらんると凌駕。なんでも、知り合いのらんるにお願いしてサインをもらう魂胆のようです。ごいつバイクを運転するのがらんるでサイドカーに乗るのが凌駕ってのが面白いですね。凌駕はおろか、相棒のプテラすららんるが元アイドルということに半信半疑。
爆竜ティラノザウルス:
「俺にも、サインもらってくれテラ」
まさかの爆竜までサインをねだってくる始末。どれだけ人気なんだ。快諾して事務所にはいると普通に顔パス。ちょうど、エレベーターから降りてきたリリアンと出会います。笑顔で駆け寄るも完全スルー、本当に知り合いなのか?と疑いますが、昔からこういう性格だといいます。テレビではにこにこしてるけど裏では塩対応、て妙にリアルな設定だな。
樹らんる:
「変わらないね!」
リリアン:
「……らんるも」
手続きを済ませたらちゃんとらんる達のもとへ。凌駕のサインにも笑顔はないけれどもしっかり対応。なんだかんだ言ってファンサはしっかりやってくれる意識の高いタイプの人だ。
リリアン:
「どこへ逃げてたの、らんる。突然アイドル辞めて」
ははーん、妙に塩対応だな、と思ってましたがどちらかと言えばらんるに対して確執があるようです。逃げたわけではない、と反論しますが、
リリアン:
「そうやって芸能界が辛くて逃げだした人、何人も知ってるわ」
これはリリアン側が一方的に敵愾心を抱いているというか、仲が良かったが故にこじれた感じですね。実際、らんる側が彼女に対してフレンドリーなのも、かつては仲が良かったからでしょう。
樹らんる:
「人を負け犬みたいに言わないでよ、私が辞めたのはやっぱりメカに関係する仕事がしたかったから!」
必死に弁明するも、リリアンは信じていないようで冷めた反応。そこへ、バーミア兵を連れたザクロバキュームが現われます。彼らの狙いはあくまでもアバレンジャーたちでリリアンたちは巻き込まれる形に。
リリアン:
「アイドル辞めて、こんな人たちと付き合ってるの!?」
何やらよからぬ関係を持ってると勘違いしたのか、驚くリリアンですが、詳しい説明をしている暇はありません。変身して戦い始めますが、それにも驚きます。何とか逃がそうと必死に戦いますが、恐怖で足がすくんだのかうまく動けずにいます。
ザクロバキューム:
「貴様たちのパワーをバキュームしてやる!」
ザクロバキュームの攻撃を何とか回避しますが、動けずにいたリリアンにまさかの直撃。そのままエネルギーが吸い取られると、彼女の姿が見る見るうちに老婆へと変わっていきます。
ザクロバキューム:
「これは新発見、若さも吸い取れるとは!」
いや、お前も知らんかったんかい。老婆の姿になってしまった自分を鏡で見て、悲鳴を上げて気絶するリリアン。自らの能力を新発見した相手は目標をアバレンジャーから若い女性に変えてその場から去っていきます。とりあえずリリアンの保護を優先する2人。その姿を見て、らんるは言葉を失い呆然とします。
冒頭でお店を飛び出していたアスカは川辺で折れた変身アイテムを見つめています。どうやらハーモニカになっているようで、川辺でさみしく音をかき鳴らすと、卵が反応します。しかし、近くにはジャンヌもおり、爆竜の気配を察知。
ガイルトン?:
「爆竜の卵を、渡してもらおう!」
エヴォリアン発生の報を受けて駆け付けようとするも、再び鎧に見つかってしまい、逃げることに。タイミング的にもやっぱ鎧を着ているのはジャンヌでしょうか。
老化して気絶したリリアンは恐竜やで匿うことに。事情が事情なので、幸人も承諾。自分が会いに行ったばかりに、と自責するらんる。そんな中、ザクロバキュームは街で手当たり次第に女性の若さを吸い取っていきます。老化を解くには、相手を倒さないといけないようです。
樹らんる:
「皆の幸せを踏みにじるなんて許せない、このままあいつの好きにさせない!」
怒りに身を震わせるらんるですが、自分が老けたことにショックを受けたリリアンが飛び出したのを追いかけます。とりあえず、トリノイドの対応は男性組で。
老けたことにショックを受けたリリアンは自らは生ごみと称してごみ収集車に飛び込もうとします。清掃員に止められながらもなおも暴れ、自らを生ごみと称して死のうとします。そんな彼女に対してらんるはビンタで黙らせると、強い言葉で語りかけます。
樹らんる:
「貴方は生ごみじゃない、スターよ!」
その場に泣き崩れるリリアン。そんな彼女を抱きしめます。
アスカは鎧から必死に逃げ続けるも、執拗に鎧は追いかけ続けます。
Bパート:誰かのために
アイキャッチはプテラ組。
街中で若い女性を襲いまくるザクロバキューム。それによって、彼自身もどんどん力を増やしているようです。
無限の使徒ヴォッファ:
「このままザクロバキュームが老け娘を作り続ければ、アナザーアースの国民年金問題がもっと深刻化するな!」
なんでお前が国民年金知ってんだよ(笑)。ようやく凌駕と幸人が駆けつけますが、アバレンジャーを相手にするよりも女性から若さを吸い取った方が楽しいと逃げ出します。
残ったらんるは傷ついたリリアンを必死に慰めています。しかし、2人が戦っている姿に焦燥感に駆られます。そんな彼女の姿を見て、リリアンも彼女が言った言葉を思い出します。
樹らんる
『そんなことはどうでもいいから、リリアン、早く逃げて!』
『生ゴミじゃない、貴方はスターよ!』
『みんなの幸せを踏み躙るなんて許せない、このままあいつの好きにはさせない!』
常に誰かのために全力で走り続ける姿。
リリアン:
「らんるが大勢の人たちの幸せを守ろうとしているのに、私は自分のことだけしか……でも、もう大丈夫!
私、こんなおばあちゃんになっちゃったけど……そう、私は恐竜になればいいのよ、恐竜は古くてもいつでもスターよ!
私も老婆のスターを目指すわ、これからは演技力もつけて、狙うわアカデミー賞!」
転んでもタダでは起きないスター性、しかし、その中にらんるに向けての優しさがあることを、らんる自身は見抜いています。
樹らんる:
『リリアンは、私に心配をかけまいと強がっている。でも、その前向きなスタートして多くの人を感動させることを私だけが知っている』
誰かのために常に走り続けるらんると、その生き方で人々を感動させるリリアン。互いに自分たちの生き方で相手を感化させる姿に、2人の絆の強さを感じさせます。
樹らんる:
「リリアン、私が必ず貴方を元に戻してみせる!」
テニスコートで女性を追い詰めるザクロバキュームでしたが、女性の若さを吸い取り続けたせいか、まさかの腹痛で苦しみ始めます。ミケラは自分自身のザクロを食べるように指示。首を傾げるヴォッファですが、
創造の使徒ミケラ:
「ザクロには整腸作用があるとここに書いてある!」
これは普通に知らなかった、そうなんだ。自分のザクロを自ら食べて体調を取り戻すザクロバキューム、
ザクロバキューム:
「ザクロを食ったら腹の調子がすっかり治り、快適なロバフンが出るようになった!」
なんのことだ、と首を傾げる2人に、ロバ爆弾を放ちます。ふざけた名前の割にかなりの威力なようで、苦戦を強いられる2人。絶好調のザクロバキュームでしたが、ようやくここでらんるが到着。自転車で華麗なジャックナイフを喰らわせると、合流します。しかし、らんるが女性と見ると若さを吸い取ろうと意気込みますが、
樹らんる:
「しぇからしかっ! アバレイエロー、樹らんるを舐めたらいかんたい!」
豪快な博多弁と共に自転車のヘルメットを叩きつけて変身。
アバレイエロー:
「勇気で驀進、アバレイエロー!」
今日のセンターはイエロー。勇んで戦いを挑むも、何人もの若さを取り込んだザクロバキュームはなかなかの強敵で苦戦。咄嗟に転がっていたテニスラケットを手に取ると、ボールをロバ爆弾の発射口である鼻の穴に叩きつけて封鎖、続けてアバレモードに変身。
アバレイエロー:
「沢山の人たちを泣かせたあんたは、絶対に許さんたい!」
イエローフライングダガーの連続攻撃で追い詰めてから、ダイノボンバーのダイノダイナマイトで撃破。お約束の巨大化なので、爆龍達も発進です。
爆竜ブラキオザウルス:
「持つべきものは、友だブラ」
らんるとリリアンのやりとりを見てたんでしょうか。合体してアバレンオーに。しかし、巨大化してパワーアップしたロバ爆弾に加えて、エネルギー吸収に苦しめられます。しかし、組み付かれたのを利用して胸部のティラノが噛み付くという奇襲、怯んだところをプテラカッターで追撃。最後は爆龍電撃ドリルスピンで撃破。
ザクロバキュームの撃破により、老化した女性達も元の姿に戻っていきます。
リリアン:
「らんる、ありがとう!」
今回も失敗で気落ちするミケラとそれを嘲笑うヴォッファ。しかし、アナザーアースから何か飛んでくる、とリジェ。ザクロバキュームの肉片かと思ったらまさかの大量のロバフンでした。酷いオチだ。
リリアンのサインを爆竜分ももらえて喜ぶ凌駕。一番喜んでいるのは間違いなく彼ですが。テレビで変わらぬ活躍を見せるにリリアンを笑顔で見つめるらんる。
爆竜プテラノドン:
「この楽しそうな場に飛鳥さんはいないけど、いったいどこに行ったプラ?
続きはEDの後プラ!」
そういえばアスカはどうなったんでしょうか?
Cパート:絶体絶命
ボロボロになりながらも地下道に逃げ込むも、そこには鎧の姿が。
ガイルトン?:
「お前の命もここまでだ……!」
追い詰められたところで、次回に続く!
次回予告:第7話「アバレ赤ちゃん爆竜」
復活のアバレブラック!
感想
らんるの意外な過去と友達のお話。やりたいことやる、というらんるの竹を割ったような真っすぐな性格がよく現れたエピソードで、それが周囲に影響を与えて好転させていくのがよくわかる。
次回はついにアバレブラック復活のようですが、どのような展開になるのか、楽しみです。
レンスト『RS-053 爆竜プテラノドン』紹介
今日紹介するのは樹らんるのパートナー爆竜、『爆竜プテラノドン』。アバレイエローが第2弾からの参戦なのに彼女だけ第1弾「英雄の再臨」から参戦。レアリティはノーマル。鷲と一緒に大空を駆けているのが印象的な一枚。
必要パワー3とMユニットでは軽いコストだがBP3000とこちらも控えめ。能力【超カッター進化】はアバレイエローと同じく相手のBPを本来の値として戦うというもの。能力自体はかなり有能なのだが、本来のBPは全体を通しても低めなのが欠点。何かしらの強化が必須なのだがWBではBPを強化する