レンジャーズストライクファンが見るデンジマン 32話
第32話「地獄の大銃撃戦」
Aパート:標的はデンジマン
冒頭、黄山が何やら新兵器を開発したようで、青梅と緑川がその餌食に(笑)。あまりの大きな音に赤城が慌てて駆け付けますが、彼の新兵器が完成したことを互いに喜び合います。動けなくなっている青梅と緑川の心配もしてあげて。実験台にされた2人は流石に不満たらたらです。
「僕の開発した銃の威力をテストしてみたんだ、ごめん」
閃光と発射音で相手の神経をマヒさせて動けなくするのが目的のようです。いわゆるスタングレネードですね。現在では暴徒鎮圧などでお馴染みとなった武器です。殺傷能力はないので、人質などを取られても安全に撃つことができます。タイトルコール。
赤城がクラブに届いた写真立てとカセットを持ってきます。写真は慰霊のように飾り立てられており、不気味です。カセットを再生するとそこにはへドリアン女王からのメッセージです。
「今度こそ全員そろって地獄に堕ちるがいい、諸君を必ずあの世に送ってやる……!」
挑発的なメッセージに怒りを隠せない男性陣。一方、あきらは街角でショーウィンドウに目移り中。しかし、彼女を狙う謎の存在、ベーダ―怪人のダートラーです。仮面をつけた普通の人にしか見えない変わった怪人です。遠距離から彼女を狙いますが、偶然にも転んだ少女を助けるために屈んだことで難を逃れます。すぐに仲間に連絡。
駆け付けた男性陣はスナイパーが潜んでいると思われる場所へと向かいますが、緑川が軌道を変えれる銃弾を胸に受けて倒れてしまいます。え、大丈夫なの!? デンジグリーンを仕留めたことで一時撤退。大金星に沸きますが、ぬか喜びは出来ぬとへドリアン女王は確認を急がせます。
チーコが慌てて警察署につくと、そこには遺体となった緑川の姿が……。突然の訃報に遺体に縋り付きながら泣きはらします。それを確認するミラー・ケラーですが、彼女たちのことを見逃すほど甘くまりません。ダートラーと合流したタイミングで包囲します。
「俺たちはベーダ―の正体を暴くために、グリーンにわざと死んだマネをしてもらったのさ!」
そこにはピンピンしている緑川の姿が。防弾チョッキのおかげで命拾いしたようです。防弾チョッキで大丈夫なんだ。
「しかし流石に死んだマネをするのは辛かったぜ、お前たちを信用させるためにガールフレンドまでだます羽目になったからな!」
変身して戦いますが、ダートラーは怪人態に。先ほどまではあくまで人間世界で動きやすいように変化してたのですね。這う這うの体で逃げかえると今度は期待を裏切られたヘドリアン女王の雷です。しかし、将軍が庇ってもう一度、チャンスをもらいます。
スイミングスクールの教え子たちをバスで見送るあきら。しかし、そのバスがベーダ―にジャックされてしまいます。運転手を叩き落すとバスに乗った子供を誘拐します。子供を餌にデンジマンを誘い出し、そこを狙って狙撃する作戦です。
Bパート:子供たちを救いだせ!
子供たちのもとに向かうデンジマン。デンジマシーンのサイドカーには誰も乗らないんだ。
「よりにもよってうちのクラブの送迎バスをジャックしやがって、今助けてやるから待っていな!」
すぐにバスを見つけて駆け付けますが、ダートラーの銃弾の雨を受けます。もはや狙撃でも何でもない、散弾になっていますがそれでいいのかお前。ブルーが負傷して一時、撤退。レッド・グリーン・イエローの3人で撹乱しながら追いつめますが、対して瞬間移動で対抗します。散弾に追跡弾で近づこうにも近づけません。
「まず、人質を助けるのが先決だ!」
処置が終わったブルーとピンクがデンジバキーの機銃で気を散らして救出を試みますが、今度は直接バスと子供を盾にし始めます。身動きが取れないデンジマンですが、そこでイエローが提案します。
「こうなったら最後の手だ、僕の銃を使うんだ!」
こういう時のために作り出したのがあの銃です。ブルーが見事に命中させてダストラーを無効化。レッドが怪人の気を引いているうちに子供たちを助け出します。ダートラーはなおも銃でバスを狙おうとしますが、阻止します。
高所からデンジマンを狙うダートラーと重火器を装備したダストラーを蹴散らしていくデンジマン。最後は新兵器の銃を使い、マヒしたところを稲妻落としで撃破。
お約束の巨大戦闘。白兵戦は得意ではないのか、一方的にダイデンジンに追い詰められていうダートラー。様々な重火器を召喚してダイデンジンに対抗しますが、弾切れからのデンジダーツと連続攻撃からの満月斬りで撃破です。
最後、なぜか死んでなかったことを折檻して問い詰められる緑川。赤城がなんとか宥めますが、なかなか許してもらえません。
「いっそ一思いに結婚しちゃったら?」
あきらの言葉に照れ隠しなのか「じゃじゃ馬」とチーコのことを称して更なる折檻を受ける緑川と、そんな2人を笑いながら見守る4人の姿で次回に続く!
次回予告:第33話「吸血楽器レッスン」
美術品を爆発させるサックス!?
感想
スナイパー怪人との闘い。途中からスナイパーというよりは重火器の怪人という感じでしたが。いかにもヒーロー作品らしい展開で、冒頭に登場した新兵器で解決するのもお約束ですね。次回はまた若者が餌食になるのかな……? 楽しみです。
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