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レンストファンがみるサンバルカン 2話「人類が消滅する日」
第2話「人類が消滅する日」
Aパート:奪われた細菌兵器
冒頭、軍事用衛星が前回の原子力潜水艦と同じ末路を辿ります。衛星の残骸が落ちたところでタイトルコール。衛星の所有者であったA国がB国を非難することに。さらにB国の衛星を撃ち落としたことで2ヵ国間に緊張が走ります。国連が平和理事会を招集するも、解決することはなく、より対立が深まっただけのようです。
大鷲龍介:
「すっきりしないな、今度の事件」
大鷲と鮫島は今回の事件に違和感を感じているようです。一方で豹は相変わらずカレーを食べてます。今回は美佐お手製のようですが、どうやら味はいまいちの様子。
深夜、国立細菌研究所に侵入する女性。壁を飛び越え、警備員を蹴散らし、ドアノブを熱で破壊して侵入します。前回、太陽戦隊にも侵入したダークQのようですね。毒の爪を使って研究員を襲い掛かると、研究されていた細菌を盗み出します。襲われた研究員の護衛を指示する嵐山長官。
太陽戦隊に気づかれたこと、小村博士が無事なことをダークQが報告すると、ヘルサターン総帥はシーラモンガーを生み出して小村博士を狙います。
バルイーグル:
「やはり、ブラックマグマの仕業だったのか!」
病院を強襲するブラックマグマですが、もちろんサンバルカンが待ち構えており、阻止されます。シーラモンガーは撤退しますが、護衛のサンバルカンがいなくなった隙を狙ったダークQが病室に侵入、小村博士を狙います。警備員の銃撃も効かず、華奢な体にも関わらずに大の大人を投げ飛ばすような相手ですが、医者に扮した長官はひるみません。
嵐山長官:
「こんなこともあろうかと、言ったな。小村博士はすでに移してある」
冷静に電気銃を取り出すとダークQを返り討ちにします。強い。破壊された頭部を回収して尋問します。どうやら小村博士が細菌兵器に対する免疫を生み出そうとしていたため、襲ったようです。
ダークQ:
「一千万都市全滅……」
かろうじて目的は吐きましたが、どの都市かまでいうことなく、ヘルサターンを賛美して息絶え(ショートする)ます。今の国際情勢をみてA国かB国の都市を狙っているのではないか、と予測します。今の緊張感でそんなことをすれば、戦争の火種になりかねません。しかし、ブラックマグマの本拠地は北極の海底、地上がどうなろうと自分たちには関係ありません。
豹:
「きたねぇブラックマグマ……!」
そんなことはさせまいと、盗まれた細菌を捜索します。
Bパート:ミサイル発射を阻止せよ!
先生に見送られて帰っていく園児たち。そのうちの一人、ヒロシ君をお母さんが迎えに来ますが、なにやら様子がおかしい。母親のお友達と名乗る人物がいます。そのまま、母親とともにどこかに連れ去らわれます。
ブラックマグマのアジトでは細菌を積んだミサイルが準備中。どうやら、先ほどの園児は教授の家族のようで、細菌兵器を用意させるための脅迫材料にしているようです。
ゼロワン:
「死にますよ、奥さんと坊や……」
家族を人質に取られて逆上しますが、見た目は女性でも立派なサイボーグ戦士。あっさりと鎮圧されてしまいます。やむなくミサイルの準備をさせられる教授たち。
大鷲は元・恩師である滝本教授のもとに向かうも、忙しいと門前払いを受けます。しかし、息子のヒロシ君が誕生日だったことを思い出し、ケーキを片手に滝本宅に訪問します。奥さんの妙に緊張した面持ちに異変を感じた大鷲はすぐさま家の中に突入、ゼロガールズに襲われますが、バルイーグルに変身して救い出します。
ヘルサターン総帥:
「サンバルカンに気づかれた……! 直ちに最近ロケットをA国に発射せよ!」
太陽戦隊に気づかれたことですぐにミサイル発射を命じます。口封じのために教授たちも発射台に向かいますが、サンバルカンが駆けつけます。
サンバルカン:
「輝け、太陽戦隊サンバルカン!」
海面から強襲するバルシャーク、木を自由自在に登って翻弄するバルパンサーと、それぞれの個性の光る戦闘が面白い。シーラモンガー戦でもバルシャークの海中からの攻撃が聞いて怯んだタイミングでバルカンボールを叩きつけて倒します。
相手が巨大化したので、ジャガーバルカンも発進。ブラックマグマも飛行船団を向かわせるもあっさり撃ち落されていきます。合体して立ち向かいます。シーラモンガーは背中のキャノン砲を放つもバルカンシールドに阻止され、バルカンハンドえ弱らせてから、最後はプラズマオーロラ返しで止め。
しかし、戦いが終わると同時にゼロガールズの手によってミサイルが強制的に発射されてしまいます。
バルイーグル:
「追跡するぞ、なんとしても止めるんだ!」
サンバルカンロボも飛び上がると、飛んでいるミサイルに組み付き、宇宙空間でぶん殴って処理します。処理の仕方があまりにも脳筋過ぎて好き。
無事にブラックマグマの作戦を阻止できたことに、嵐山から全員にケーキが送られます。豹が誰かの誕生日かと聞きますが、
嵐山長官:
「人類の誕生日さ。人類は生き延びた、最近爆弾から生き延びた」
思ってたよりもロマンティックな言い回しするんだな長官。ケーキを頬張る豹がシーシーに馬鹿にされたところで次回に続く。
次回予告:第3話「日本に挑む鉄の爪」
日本に潜伏するブラックマグマから人々を守れ!
感想
家族を人質に取られた教授を救い出せ! な回。強面のわりに活躍がわりとおとなしいジャガーバルカン。いや、前回のデンジタイガーが暴れ過ぎの可能性もあるか(笑)。嵐山長官が意外にもフットワークが軽いというか、普通に囮作戦でも体を張ってて驚いてしまう。最前線まで出張ってくる長官は現場の信頼は熱そうだけど、周囲は大変かもしれんね(笑)。