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レンジャーズストライクファンがみるデンジマン 33話

第33話「吸血学期レッスン」

Aパート:怪音波の恐怖

 冒頭、いきなりベーダー側からのテロ予告から始まります。すぐにタイトルコール。厳重な警戒体制のもと、デンジマンも一緒に護衛に入ります。いつもとは違うやり方に疑問を呈しながらも、警察と協力しながら備えます。普通に警察からも認知されてるんだな。あんだけ派手に戦っていれば当たり前か。爆弾のようなものは見つからないようです。貴重な壺を狙っているようですが……。しかし、ベーダー怪人サキソホンラーはすでに現場近くまで現れています。

 予告時間になると、怪音波により遠距離から壺を破壊します。すぐさま電磁スコープで相手を見つけると急いで駆けつけます。しかし、怪人の音波攻撃に苦戦しながらも終始圧倒、サキソホンラーは這々の体で逃げ帰ります。久しぶりにデンジマンに一泡吹かせてご機嫌のヘドリアン女王。

「日本中の美術品を全て傷物にしてしまえ、めちゃめちゃにゴミにしてしまうのじゃ!」

 しかし、音波メスはかなりのエネルギーを必要とするようで、使った後は半病人のようになってしまうとのこと。……音波メスって聞くとギャオスを思い出してしまうな。人間に取り付けばある程度は改善されるとのことで、寄生先の体力のある男を狙うことに。

 場面は変わりアパートでサクソフォンを吹く隣人に苦しめられる黄山。あんまりにも下手くそなので楽器を見せてもらうと、相当、状態が悪いようです。タダ同然でもらったようで、彼女や黄山に呆れられます。

「鳴りそうだぜ、こいつは!」

 しかし、懲りずにディスカウントショップに並んでいる楽器に目移りしてしまう先ほどの隣人の男性、三郎。そこにベーダーが音楽プリデューサーに扮してスカウトします。良いように乗せられて、レッスンに通うことに。

 一方、デンジマンの元には再び予告が来たと話題に。再び、美術品を狙った犯行のようです。再び重要文化財を狙っているようですが、遠距離からの怪音波攻撃を防がねばなりません。再び警察を協力して周辺に目を光らせます。

 世間がそんな騒がしくなっているとも知らず、三郎は指定された場所でレッスンをすることに。時間が来たので、練習を始めます。

 美術館ではピンクが美術品の前で見張りつつ、他のメンバーで周囲を警戒します。三郎がレッスンを始めるとサクソフォンから怪電波が発信され、デンジマン諸共警備員を無力化し、美術品を破壊します。デンジマンの強化スーツを着てても防げないとは、かなりの威力を誇っていますね。

「いたぶれ、もっといたぶって、そして全てを破壊してしまうのじゃ!」

 ヘドリアンの声援に答えるように、次々と破壊されていく美術品。音波遮蔽装置などを使って防ごうとしますが、遮蔽装置ごと切り刻むという恐ろしい威力で成果を上げていきます。彼女の高笑いが止まりません。

Bパート:サクソフォンを探せ

 やられっぱなしのデンジマン、黄山がなんとか音波を解析しますが、相当な威力の上に目にも見えないので防ぎようがありません。そこで、発信者を割り出す方向にシフト。おそらく怪人が変身して潜伏してると考えます。

「そうだ、たとえば楽器……!」

 ピンポイントで当ててくるアイシー。彼の言葉をヒントに、徹底的に周囲への聞き込みを始めるデンジマンたち。一方、三郎の家に向かう彼女。しかし、三郎はまるで死人のような顔つきをしてやつれており、彼女が心配になりますが、邪険に扱います。その際にサクソフォンが落ちたことで、サクソホンラーが正体を表します。いくらなんでも軟すぎないか。思わず驚く彼女、三郎も驚きを隠せません。

 慌てて逃げ出した彼女と出会した黄山は事情を聞いて急いで駆けつけるも、すでに三郎の姿がありません。急いで仲間たちに伝えます。仲間たちは三郎をターゲットにしますが、

「待ってくれ。レッド、僕に任せてくれ」

 イエローが任せて欲しいと買って出ます。知人ということもあり、彼に一任することに。急いで三郎を探します。

 一方で、レッスンを拒絶する三郎。ミラーはニューヨーク行きをチラつかせてレッスンを強要しますが、楽器の危険性を訴えるも、最終的に吹きそうになりますが、そこでイエローが到着、待ったをかけます。

「サブ、君はベーダーの手先として使われている。目を覚ますんだ!」

 しかし、邪魔はさせまいと楽器が巨大化して、イエローを飲み込んでしまいます。謎空間で苦しめられるイエロー。しかし、他のメンバーも駆けつけて、レッドが投げたデンジスティックでサクソフォンを吹き飛ばします。

 自分の体内にイエローがいることで人質にとりますが、捕まえて逆さまにして吐き出させるという力技で救出。それイエロー大丈夫なのかな? 改めて名乗りをあげて闘いです。

 デンジイエローの豪快な回転ハンマーパンチが印象的ながら、ダストラーを蹴散らしますが、やはり音波を使った攻撃に苦しめられます。しかし、イエローのフライングアタックからのパイルドライバーというプロレス連続技を喰らわせたのち、デンジトリックからのショットかんを畳み掛け、最後は恒例のデンジブーメランで倒します。

 お約束の巨大戦闘。肉弾戦は得意でないのか、ダイデンジンにひたすら振り回されて得意の音波攻撃に切り替えますが、デンジ音波返しからの満月斬りで止めです。

 最後はやっぱり下手くそな三郎のサクソフォンをデンジマンたちで見守りながら、続く。

次回予告:第34話「悲しい捨子の物語」

 久しぶりに緑川の担当回。人間に育てられたベーダー怪人?!

感想

 珍しくデンジマンが一方的に苦しめられる展開に。ベーダー側も段々と強化されているのか、一筋縄ではいかない敵が増えてきたように感じます。それでも相変わらずにダイデンジンが強いでの安定感はありますが。次回は人情回かな? 期待!

 そういえば吸血要素ってあったっけ? 三郎が弱ってたやつかな……?

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