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レンストファンがみるアバレンジャー 9話「目覚めよ! アバレサバイバー」

第9話「目覚めよ! アバレサバイバー」


アバン:新たなトリノイド

 侵略の園に帰還した破壊の使徒ジャンヌ。前回の戦いのことで思いに耽っているご様子。そんな彼女を放っておいて、ミケラはトリノイド第8号キンモクセイカミカクシを誕生させています。神隠して、何でもありだな。さっそくリジェの力でアナザーアースに転送です。今回のアバンはあっさりめ。

Aパート:異界への誘い

 凌駕はロッククライミングの研修が近い、ということでそこら辺のビルで練習。それ練習の意味があるのか。ちゃんと警備員さんの許可をもらっているあたりが律儀というか。そこで今にも自殺しそうな鈴木さんと遭遇します。演じているのはスマイリーキクチさん、彼が自殺ってなるといろいろあっただけにちょっと洒落にならんな。

伯亜凌駕:
「まさか、上に人がいるとはおもわなくて」
鈴木さん:
「何言ってんですか、下から人が来るほうが変です」

まったくもってその通り。なんて言いあっているときんもくせいの香りが。匂いを辿るとキンモクセイカミカクシが。急いで変身しようとするも森の中に飛ばされてしまいます。通信はおろか、変身すらできない状況。

 一方でいまだに目覚めないアスカ。なんでも、彼の使ったダイノスラスターは莫大なダイノガッツを消費するということで、その反動らしい。確かに、すさまじい威力だったしなぁ。そしてパキケロナグルスもひたすら寝ている様子。帰ってこない凌駕も相まって思わず幸人も愚痴ります。ティラノは舞ちゃんをほったらかしてるのに怒ってることに父性を感じますね。

 異界に囚われてしまった凌駕と鈴木さん。ひたすら狼狽する鈴木さんに対して、こんな状況でも好奇心を爆発させている凌駕。付近に咲いている草木のことを教えてくれます。海外の鳥のことも知ってて、彼の経験豊富さを感じさとバイタリティの高さを感じさせます。

 街中ではキンモクセイカミカクシが次々と人々を能力で異世界に飛ばしていきます。ようやくらんると幸人が見つけ出すも、神隠し由来の透明になる能力でさっさと逃げてしまいます。

 異世界に飛ばされてただでさえ弱っていたメンタルが限界の鈴木さん。すぐに近くにあったツルを使って自殺しようとするも失敗、腰を強打。それを見た凌駕は何を勘違いしたのか、解け難い輪の作り方を教えると物干しを作ってしまいます。サバイバリティが強い。

 らんると幸人はキンモクセイカミカクシと戦うも、すぐに透明マントを使って逃げられてしまう。マントをどうにかしないと対処ができません。行方不明者は日に日に増えているようで、凌駕が戻らずに舞ちゃんも元気がありません。ティラノが必死に励ましますが、その顔は暗いまま。

 凌駕は持ち前のサバイバル能力で火を起こします。何でもできる彼に思わずどうしてか尋ねると、インタープリターという資格を持っていることを明かします。

伯亜凌駕:
「大自然のメッセンジャーです。自然公園なんかで自然について楽しくレクチャーしたり、ガイドする人ですよ」

 調べてみると、テレビとかでも解説者としてみるような人たちのことを指すらしいですね。何でもできる凌駕に鈴木さんは劣等感をこじらせて泣き出す始末。そんな彼に、凌駕はダイノガッツのことを教えます。

伯亜凌駕:
「人類がこの世に誕生した時から、人間みんなが生まれながらに持っているはずの力なんですって」

 鈴木さんを励ましますが、突然、言わられたこともあって受け入れがたいようです。しかし、そこで子供を発見、慌てて追いかけます。ちゃんと火を消していくのが細かい。

Bパート:ダイノガッツを爆発させろ

 子供を追いかけた先にはキンモクセイカミカクシにつかまった人たちが。偶然にも誘拐された人々を発見したことで、お手柄だと鈴木さんを褒める凌駕。

 現実世界でも幸人が注目を集めた隙にらんるが後ろから強襲することでマントを強奪、逃げられないようにして戦います。が、逃げ回ってた割にはそれなりに強く、苦戦を強いられます。

 凌駕は鈴木さんと同じようにつかまった面々にダイノガッツの説明。しかし、当然ですが信じられずにブーイングを食らってしまいます。突然、わけもわからないまま謎の空間に放り出されたこともあって恐慌状態に陥るも、そこで声を上げたのは鈴木さん。

鈴木さん:
「なにみんな勝手なこと言ってんですか!
 あぁ……大きな声だしてすいません。
 でも、今はみんなで力を合わせるしかない、と思います……」

 注目を浴びた瞬間にトーンダウンしてしまうも、自らを助けてくれたことに嬉しそうな凌駕。ダイノガッツを出すために巨石を動かそうと提案します。

伯亜凌駕:
「みんなで力を合わせて一つのことをするのが大事なんです。最後まであきらめずに、希望をもって!」

 鈴木さんが最初に手を貸したのを皮切りに、やや半信半疑ながらも他の人々も力を貸し始めます。一人一人にお礼を言いながら、再び巨石に向かいます。

伯亜凌駕:
「ワクワクしちゃいますね」

 彼の言葉に、思わず自分も笑ってしまう鈴木さん。皆で力を合わせて巨石を押すと、その声が現実世界のみんなにも聞こえ始めます。徐々に動き始める巨石、それに合わせてキンモクセイカミカクシの両腕の花弁から火花が。そこが弱点だと看破したアバレブルーはアバレイザーで射撃します。花弁が吹き飛ぶと同時に巨石も動き、人々も現実世界に帰還します。鈴木さんと手を取り合って喜びます。

 改めて変身してアバレッドが復帰、名乗りも上げて仕切り直しです。……が、すでに花弁も破壊されたダメージでフラフラの相手。さっさとダイノダイナマイトであっさり倒します。

 巨大化したので爆竜たちの出番です。

爆竜ブラキオザウルス
「一人一人は小さいけれど、一つになれば無敵ブラ」

 バトルフィーバーかな?(笑)。早速合体して、戦いを挑みますが、肉弾戦は意外と強いキンモクセイカミカクシ。触手でアバレンオーを拘束して苦しめます。そこで凌駕の叫びでついに目覚めたアスカがパキケロナグルスと共に駆けつけます。

アスカ:
「今、すごい応援を出します!」

 出陣したパキケロナグルスは連続パンチでキンモクセイカミカクシを吹き飛ばすと、爆竜コンバインでトリケラの代わりに右腕に合体、アバレンオーナグルスになります。名前があまりにも直球。爆龍必殺バキバキパンチで撃破します。

 戦闘終了後、無事に戦いを終えた凌駕を、助けられた人々が万歳三勝で出迎えます……が、鈴木さんはビルの上に登ってフェンスを乗り越えようとしています。

爆竜ティラノザウルス:
「鈴木さんは何をするつもりテラ、凌駕は間に合うテラか!?」

Cパート:忘れ物

 慌てて凌駕が駆けつけて止めようと必死に話しかけます……が、対して鈴木さんの顔は晴れやかです。

鈴木さん:
「貴方といると、悩んでいるのがバカらしくなってくる」

 凌駕に感化されて前向きになった鈴木さん、屋上に戻ったのは置いてきた靴を回収するためでした。ほっこりしたところで次回に続く。

次回予告:第10話「アバレリーガー金(かね)縛り!」

 幸人とリーガーと……マッシュルームヘア?

感想

 凌駕回。彼の大らかな性格が自殺するほどに思い詰めていた鈴木さんの気持ちを前向きにさせていきました。どんな状況に陥っても、明るく前向きに周囲を盛り上げていく姿は理想的なリーダーともいえる。そうでもしないと幸人とか扱うの大変そうだしな。

 凌駕は赤の戦士ではありますが、熱血漢という一面はあまりなくて、どちらかと言えば爽やかで穏やかな性格なのが面白いですね。アバレンジャーというタイトルに対してのギャップも感じさせます。そこら辺も狙ってのキャラ付けかもしれませんが。

 さて、次回は幸人担当回っぽいですが、彼とメジャーリーガーがどう絡んでいくのか、楽しみです。

レンスト『RS-167 爆竜パキケロナグルス』紹介

 今回紹介するのは成長して頼もしい仲間になった爆竜パキケロナグルス。第3弾「三界の獅子」から参戦。同弾では武装合体を再現した『ジョイントコンビネーション』が新たに追加。爆竜以外にもパワーアニマルやゴーゴービークル等が多数収録されている。イラストではパキケロナグルスが勇ましくパンチを連打している姿が描かれている。レアリティはノーマル。

向こう見ずの元気がとりえ。どんなヤツでも宇宙の果てまでぶっ飛ばすッス!

 必要パワー3、BP4000と標準的なMユニットの能力を持っている。【爆竜必殺バキバキパンチ】はコンビネーションするWBのLユニットがバトルに勝つたびに、追加アタックできるというもの。上手くいけば相手のバトルエリアにあるカードを一掃できるだろう。劇中における怒涛の拘束連続攻撃を複数アタックという形で再現したものとなっている。

前後エピソード

まとめ


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