わんだふるぷりきゅあ 40話感想
#40「ワンニャン大事件」
アバン:最初からトップギア
「いっち!に!」
「わんわん」
遠吠神社に続く階段を、元気な声が響きます。見れば、人間の姿のこむぎと見知らぬわんちゃんが階段を登っています。声はどこか聞き覚えがありますが。無事に元気よく神社まで辿り着きます。
「「うーワンダフル!!」」
元気に2人で飛び上がりますが、唐突にワンちゃん……もとい、何故か犬になってしまったいろはが正気に戻って頭を抱えます。開始早々に犬になってるのかよ。
「戻らないワン!?」
大混乱のいろはですが、すぐそばでは人間の姿のユキに抱えられている猫ちゃんが1匹。
「まゆは猫になっても可愛い」
「ね、ね、猫になっちゃったにゃ!?」
やはり、抱えられているのは猫になってしまったまゆのようです。
「だ、大変だ、大事件だ!!」
「ワンニャン大事件だワン!!」
早速タイトル回収したところでOPです。早くもエンジン全開で笑ってしまいます。
Aパート:ニコ様パワー大暴走
とりあえず走り回ってしまういろは。落ち着きたいのに本能的に走り回らないと気が済まないようです。どうやら単純に動物になった訳ではなく、精神も動物に近づいてしまっている様子。こむぎはいろはに共感しているし、ユキはひたすらまゆを撫でてご満悦だし、動物組に危機感が全くありません。
「なんでこんなことになったんだっけ」
ようやく回想。ガオウの居城と思われる遠吠神社に来たプリキュア達。元々は絶滅した狼を供養するために作られたようです。
「乱暴な人もいれば、優しい人もいるんだね」
家畜を襲った狼にも悪いところがあった、という意見をSNSでもちらほら見るのですが、そもそも狼が家畜を襲うようになったのも人間よる開拓で獲物が減少したことが原因なので、単純にどちらが悪いという問題ではありません。もちろん、狼側も野生動物よりも家畜の方が襲いやすいという事情もあったでしょう。
どうやら、ザクロ達の姿も街の人たちには目撃されていたようで、目撃例を辿っていくと、やはりこの神社につながるようです。
「ガオウね、いろはみたいにリスや小鳥さんにすっごく好かれてた。私にも優しかったし」
動物達に好かれている姿を実際に見たこと、助けてもらったことからこむぎの中ではガオウに悪印象がないようです。しかし、動物達を黒い衝動に飲ませてガオガオーンにしているのも彼で間違いありません。異なる二面性を見せるガオウに戸惑うプリキュア達。ニコ様もこれには困り顔。
「私、ガオウとちゃんと話したい」
まずは理解し合うために話し合いたい。あくまでも理解し合うことを考えるいろはに全員賛同。これにはニコ様もニッコニコ。
「諦めずに歩み寄り続けるの、大事かもー!」
遠吠神社に到着するも、管理する人間がいないのか、ほぼ廃墟のような状態です。こむぎが犬に戻って匂いを嗅ぐと、匂いが残っているようです。ガオウがいたこと自体は間違いないようです。今度はユキが猫に戻って中を見てきます。中もやはり荒れ放題。しかし、中にはやっぱり誰もいません。
「でも、最近までここにいたことは確かね、気配で辿ってみる!」
そういうとニコ様は人間に戻り、なんかすごい光で周囲を辿りますが、上手くいかないようです。エネルギーが暴走したのか、ピンクの煙を吹き出すと、いろはが犬にまゆが猫の姿に変わっています。なるほどやっぱりニコ様のせいか。
時間は戻り、頭を抱えるプリキュア達。ニコ様の力が不安定なようで、パワーが戻るまで元に戻ることもできないそうです。急いでパワーを溜めないと。
一方でガオウは山中で迷想しているような姿で休んでいます。どうやら、好きな景色を見て心を落ち着かせているようです。そんな姿にザクロはメロメロでモーションをかけますが、完全に無視。それでも一向に気にしないザクロ。こいつ無敵か。
「つまんねぇの、遊んでくる!」
ザクロの声が鬱陶しいのか、トラメは1人、出撃……というか、遊びに出かけます。
リードをつけてすっかり犬気分のいろは。まゆもユキに大事抱えられています。このままでは帰れないと頭を抱えます。いや、意外と受け入れそうで怖いけどな、どっちの親も。
「いつか元に戻るなら、犬になったいろはたちと今いーっぱい遊びたい!」
これにはユキもノリノリ。動物との笑顔の交流がニコ様のパワー源なので、遊びたいこむぎ達、ペットの気持ちが知りたいいろは達と一挙両得です。てことでドッグランで遊び始めます。走ることを楽しむいろはに、ここぞとばかりに猫吸いするユキ。ユキの方はなんだか欲望のただ漏れのようにも感じますが()。
「いろは、モテてるよ?」
無事にパワーが溜まっているニコ様ですが、油断した隙にいろはにわんちゃんが群がっています。新入りの犬の匂いを嗅いでいるようですが、舐め始めたところで悟くんが強制回収。いろはも喋ってしまったので、誤魔化すのもついでです。
「悟くんありがとう、ごめんね、つい声が出ちゃったワン」
抱きしめられていることに気づいて真っ赤になる両者。甘酢っぺぇ〜! さっさとこむぎが合流して初々しいシーンは終わりかと思いきや。
「いろは、尻尾ぶんぶんしてるわん!」
犬なので感情が尻尾にダイレクトに反映されてしまうことに。再び真っ赤になる両者でしたが、ニコ様が合流。
一方のトラメは黒い卵を回収。そこでまだ冬眠してないカエル達と出会って、会話を楽しみますが、すぐにガオガオーンを呼び出します。
ガオガオーンの発生に、今回はいろは達も気づきます。動物の姿になると、ガオガオーンの気配が察知できるようです。急いで駆けつけると、カエルのガオガオーンを連れたトラメに遭遇。お前、さっきのカエルたちをガオガオーンにしたんか……?
このままじゃ変身できないと困るいろは達ですが、パワーを取り戻したニコ様の力で無事に人間に戻ります。意外とあっさり元に戻ったんだな。
変身して相対します。
Bパート:邪気なきもの
カエルのガオガオーンは高いジャンプ力でプリキュア達を翻弄します。しかし、悟くんは「カエルが動くものしか認識できない」ことを伝えます。ジュラシックパークとかで有名な話ですね。片方に集中させることで、もう片方が近づく作戦のようです。しかし、トラメの的確な指示で上手く行きかけるも、好きを見せたついでにリリアンネットで捕獲、エターナル・きずな・シャワーで浄化します。展開が早い。
戦闘終了後、カエルを保護すると、負けたのにも変わらずにトラメは満足そうに楽しかったと告げると去っていきます。
「トラメって、本当は一緒に遊びたいんじゃないかな?」
いつも遊んでやる、と言ってることに気づくリリアン。とりあえず元に戻ったので帰路に着きます。動物になるのも楽しかったと話していると、
「僕もちょっと興味あるなぁ」
口は災いの元、ニコ様が再び力を使ってウサギにされてしまうも、ちょっとどころかかなり嬉しそうな悟くん。元に戻る力を貯めるために、公園まで競争です。
「空がこんなに軽いの初めてだよ!」
なんか病気明けの人みたいなこと言いながらも、テンション高めにうさぎの蘊蓄を語りながら爆走する悟くんと、それを見て楽しそうないろは達を映して次回に続く!
次回予告:#41「ユキ・オンステージ」
猫屋敷ユキ、舞台に立つ!
感想
話数的にもこれが最後が見え始めてくる時期。とにかく難しい話は無しでドタバタ劇を楽しむようなエピソードでした。最後のギャグ回かもしれませんね。次回からは最後の個人回でしょうか。どんな展開になるのか、楽しみです。