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魔法使いプリキュア!! MIRAI DAYS 感想 第1回「伝説の魔法使い再び」
第1話「再会はミラクルでマジカル!」
あらすじと前置き
朝日奈みらいはごく普通の大学生らしい日常を送る傍らで、密かに魔法で人助けをする「魔法ガール」として活動し、ぬいぐるみのモフルンとも一緒に、楽しくもドタバタな毎日を送っていた。
ある日、みらいが暮らす津成木町に、クマの姿をした巨大なモンスターが出没する。みらいは魔法で立ち向かおうとするが、まったく歯が立たず大ピンチに……。
だがそのとき、みらいの前になぜか、魔法界で魔法学校の先生をしているはずの十六夜リコが現れ、二人は手を取り合って久しぶりにプリキュアに変身すると、息の合った連携でモンスターを退けた。
戦いを終えた二人の前に、アイルと名乗る謎の青年が現れる。
キュアミラクルの正体がみらいであることを知っていた彼は、「次に会うのは……14時間と4分後」という意味深な言葉を残して姿を消すのだった……。
魔法使いプリキュアが返ってくる!!(歓喜
シリーズ20周年を迎えて大人向け展開を模索したプリキュアが放つ大人向けアニメ第2弾!
シリーズとしても妖怪ウォッチショック(妖怪ウォッチが一大ブームを巻き起こした結果、ニチアサを含む児童向けアニメ・特撮の売り上げが軒並み落ちてしまった事象)から売り上げが低迷し、立ち直ることができずに年々、売り上げが下落していく中で、売り上げを回復して100億円台にまで回復するきっかけを作った作品である。
当初、プリキュアが「従来の魔法少女アニメ」から脱却を図ったことから始まったシリーズであるがゆえに、「魔法使い」を冠することにファンからも不安の声(オブラート)もあったが、見事に魔法使いをプリキュアに落とし込んで、多くのファンを獲得した。
第1弾である「オトナプリキュア」ではシリーズの基礎を作ったプリキュア5(とMaxHeartとSplash☆Star)だったが、本作が第2弾に選ばれるのも納得である。
大学生となったみらいと、魔法学校の先生になったリコ。そんな2人がどんな物語を紡いでいくのか、楽しみである。
本編
アバン:これまでのおはなし!
最初は1期のおさらい。懐かしい、2016年だからもう8年前か……もう8年前なのか(震え。
OP:Dokkin◇魔法使いプリキュア Part3 ~MIRAI DAYS~
まさかの主題歌続投のPart3。一年間聞き続けた曲でもあるので、2期でも引き続き使ってもらえるのは嬉しいですね。引き続き北川さんなのも嬉しい。時間を意識させる歌詞が散りばめられているのが気になります。
1期の要素を拾いつつオマージュしながらも、ドキドキわちゃわちゃ感もパワーアップしてるのがいいですね。
Aパート:お助け魔法ガールみらい
物語はナシマホウ界から、飲み会を抜け出してまで魔法で人助けをしているみらい。飲酒箒運転とかいうパワーワードが飛び出しつつ、火事の現場に急行します。サポートしようにも漢字読めないモフルンかわいい。まだ6歳だもんね。
リコは魔法界にて先生として頑張っているようで、ナシマホウ界には来れてない様子。まぁ、学生と違って就職してるとなぁ、思いのほか時間取れないんだよね(哀愁。なんとか魔法を悟られずに人助けをしているみらい。
十六夜リコ:
「ナシマホウ界では魔法使いの存在を知られてはならない、とマホウ法で決められています」
まぁ、やらかして速攻で魔法使いであることがバレた人が言ってるんですけど。みらいも魔法を使いこなして火事から逃げ遅れたおばあちゃんを助け出します。
朝日奈みらい:
「今日は十六夜だね……元気にしてるかな」
十六夜は便宜上、リコがナシマホウ界で名乗った姓でしたね。お互いに忙しい身になってなかなか会えませんが、世界が断絶して願うことすらできなかった6年間を思えば、まだ気持ちは軽いかもしれませんね。
リコはリコで月を眺めてみらいを想いますが、教師業もあって踏ん切りがつかないようです。社会人はなぁ……難しいよねぇ。
一方、世界のはざまでははーちゃんこと花海ことはが謎の男性と相対しています。厳しい顔つきを浮かべているので、あまり好ましい相手ではないようです。デウスマストの力を使う相手に驚きますが、生き残った眷属を手懐けたといいます。
???:
「こんなの序章に過ぎないよ?」
はーちゃんの力を奪い取ったのか、プリキュアの姿に戻ってしまい、最後は巨大な光となって消滅します。それに反応したのか、みらいとリコのリンクルストーンが桃色に変化します。
はーちゃんと相対していた男性はナシマホウ界に戻ると、飼い犬を撫でます。
???:
「後は、ただ、筋書き通りに事を成すだけ」
関係ないけどワンちゃんかわいいね。
Bパート:謎の青年と少女
大学に出席するみらい。大学の友達である野口さらと谷崎れなに会います。こちらは新キャラですね。みらいのことは都市伝説的にSNSでも話題になっているようです。オカルト扱いみたいで覗いてみれば「イヤフォンなくしたので探してほしい」みたいなことも書かれていますが。と、そこへ駅近くでクマが暴れてる報告が。魔法ガール急いで出撃です。やっぱり漢字が読めないモフルンかわいい。
朝日奈みらい:
「思ってたのと違う!?」
到着してみるとクマというか完全にモンスター化したぬいぐるみみたいなクマが暴れまわっています。血管みたいな筋が浮かんでてすっごくキモイ。ここら辺は深夜枠のアニメだな。透明マントは洗濯中でうまく動けません。
奮闘する彼女の近くで、電柱に隠れている緑髪の少女。
暴れまわるクマに対処のしようがなく、その衝撃で思わずモフルンを落としますが、そこでリコが華麗に登場。久しぶりに会えて見るからにうれしそう、完全にクマのことを無視して2人の世界。
十六夜リコ:
「なんで魔法学校の制服?」
朝比奈みらい:
「このほうが魔法使いっぽいかな、て。仕立ててもらって」
いやそれオーダーメイド品かい。久しぶりにあっていつもの応酬をしてから、改めて変身です。立ち位置直すところ笑ってしまった。そういえばそうだったね。
みらい・リコ:
「キュアプラパパ、ピンクダイヤ!」
大人版新規変身バンクだ! 気合入っててうれしい。変身後の姿も大人のままなのもいいですね。オトナプリキュアは過去の姿に戻ってたので、完全に大人の姿のままで変身するのは初です。
1期のダイヤスタイルではなく、ピンクダイヤスタイルという新しい姿に。さらに謎の空間に包まれると、はーちゃんと相対していた謎の男性が現われますが、とりあえず目前のクマをどうにかしないといけません。1話ということもあってか作画に気合の入った戦闘シーンですが、どうやら過去よりもパワーアップしているようです。
朝日奈みらい:
「新しい洋服ってテンション上がるから!」
みらい独自の解釈、面白くて好き。クマを圧倒するプリキュアたち。最後はお約束のダイヤモンド・エターナルで浄化。もとになった物が落ちてこなかったな。
???:
「さすが伝説の魔法使い、プリキュア……」
改めてプリキュアの前に現れる青年。魔法使いか、という問いに対して杖を持ってないから、と煙に巻く返答。
アイル:
「僕はアイル。短い付き合いになると思うけど、お見知りおきを」
1クールしかないからね(メタ発言。プリキュアたちを吹き飛ばすと筋書きだからと2人の前から去っていきます。14時間4分後に再会するとやたら細かい時間指定。ちょっとキモイな。
アイル:
「キュアミラクル……その時、君は絶望した自分と向き合うことになる。
魔法の杖の根の危機、貴方の言うとおりだった、その一節を聴きながらね。
……朝日奈みらいさん」
どうしよう、現状、言動がちょっと危ないストーカー野郎みたいなんだけどこの人。意味深なことを言い残して去っていきます。
戦闘終了、近くにいた緑髪の少女を見つけますが、2人は彼女にある人物の面影を見ます。
みらい・リコ:
「はーちゃん?」
かつての仲間を思わせる少女と出会って、次回に続く!
ED:キセキラリンク
EDは新曲ですが、プリキュアらしい明るくポップな曲ですね。プリキュアのEDなのにダンスじゃないのはなんか新鮮だな(笑)。ルビー・サファイヤ・トパーズの姿も映ってるので、出番があるのかな……?
次回予告:第2話「久しぶりの魔法界」
マホウ界へ行こう!!
感想
非常に満足度の高い1話でした。オトナプリキュアはどちらかと言えば変化球のように感じましたが、こちらはドストレートな続編という感じで、ファンサービスにあふれた作品でした。今回は魔法使いプリキュアの再始動、という感じでしたが、次回以降はどういう物語が展開していくのか、楽しみでね。
今回の敵だと思われるアイルも、純粋に悪党のようには見えないのですが……いや、ちょっとストーカーみたいだけど、何かしら目的があってのことだと思いますが、それが何なのかでキャラの評価も変わりそう。
とにかくも、みらいとリコのやり取りがもう一度見れるのが、うれしい限りです。