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レンジャーズストライクファンがみるデンジマン 15話


第15話「悪の園への招待状」

Aパート

 冒頭からタイトルコール。公園でしょうか、若者が楽し気に休日を満喫しているシーンから始まります。ローラースケートというのが時代を感じさせる。そんな中、緑川はチーコと会います。刑事を辞めたことを聞かれますが、父が死んだので嫌気がさした、と誤魔化します。

「あなたお父さんを超える名刑事になって見せる、そう言ってたじゃない!」

 チーコの言葉に、思わず言葉に詰まる緑川。無理もありません、デンジマンになるために刑事をやめたものの、その正義感は未だに消えていません。デンジマンじゃないかと、疑われますが、とりあえずすっとぼけます。そんな二人に向かって、丸鋸の刃のようなものが飛んできます。とっさに回避すると、ローラースケートを履いた不審者に襲い掛かられます。なぜか執拗にチーコに襲い掛かる相手を取り押さえます。ベーダーの手の者かと思ったらただの一般人の青年でした。……いや、さっきの攻撃も全部こいつがやったのか?

 怒りのままにどうしてこんなことをした、と詰め寄りますが、青年は何も覚えてないようです。それを物陰から見つめているミラー。いつものバンの中に帰ると、何やら機械の前にいるケラー。

「オッケーよ」

 デンジアイランドに戻った緑川は先ほどの武器とヘルメットを持ち帰り調べてもらいます。黄山がヘルメットを調べてみます。特に変な機械がついているわけではなく、ただのラジオだそうです。しかし、緑川は何かしらの催眠音波が流れてたのでは、と勘繰ります。

 先ほどのつよしくんの家でギターを弾く緑川ですが、彼は先ほどのラジオを聞かせろと凄味ますが、緑川はおだやかに話をします。

「話せよ、俺に何もかも話すんだ」

 つよしはそれでもラジオを聞かせろ、と言うと家中を探し回って隠されていたラジオを見つけると早速聞き始めます。そこまでラジオに固執するのが怖いな。すると、スタークイーンと名乗るDJの番組を聞き始めます。

 スタークイーンの正体はケラー。ミラーといい将軍といい塾講師やったり売店員やったり妙に芸達者だな。学校生活に嫌気がさしているつよしの心の隙間に巧みに付け入ると、謎の音楽を聞かせ始めます。その姿を見て、緑川はギターに取り付けられている装置を使って発信源を探ります。さっそく探り当てると急いで向かいます。

 ベーダー側もデンジマンに嗅ぎ付けられたことを察知、今回の怪人、パンチローラーに少年に緑川を倒すように命令します。すると、机の中からナイフを取り出すと襲い掛かります。なんで机の中にナイフ持ってんだよ。緑川に手傷を負わせますが、デンジマシーンの音を察知します。なるほど、音波に強い怪人なのか。急いでバンを移動して場所を変え、逆に戦闘員を配置して待ち伏せです。

 今回は戦闘員もローラースケートを履いた特別仕様。流行ってたのかな? パンチローラーもデザイン的にローラースケートの怪人、でしょうか? デンジブーメランで倒そうとするも、ローラースケートの機動力で逃げられてしまいます。

 相変わらずラジオに夢中のつよしくん、緑川と赤城が説得しようとしますが、口を固くなに閉じています。ラジオを使って内向的な少年たちを次々と依存させていくベーダー一族、ヘドリアン女王も順調な作戦にご機嫌です。

「ベーダー人間の誕生じゃ!」

 CM

Bパート

 スタークイーンからの招待状を心待ちにしているつよしくん、届いた手紙を急いで開封します。内容はローラーディスコへのお誘い。ローラーディスコってなんだ……? 実際にあった施設なんでしょうか。緑川もその後を追います。すると、同じようにローラースケートを履いた少年たちが集まってきますが、何故か緑川に襲い掛かります。その間につよしくんに巻かれてしまいます。黄山とあきらが応援に向かいます。

「さぁ、決戦まじかだ、スタミナつけないとな!」

 そしてアンパン食ってる青梅。お前はそれでいいのか。

 あきらがローラーディスコを発見、変装して忍び込みます。中では若者たちは楽しそうに踊っています。中央ではケラーも踊っています。いや、本当に何でもできるな。ケラーが合図を送ると音楽が変調、デンジマンは苦しみだし、若者は狂ったように踊り始めます。ラジオで操られていることに気づき、変身して対抗します。

 発信源を止めるために戦闘員は無視して向かうデンジマンの前に現れるチーコ、アンテナを出しているライトバンの情報を教えてもらいます。

「サンキュー、チーコ!」

 思わずグリーンが言ってしまった言葉に、緑川=デンジマンを確信するチーコ。さすがに迂闊だぞデンジグリーン。

 ついにライトバンを発見したデンジマンはデンジマシーンで攻撃、音波が途切れたことで青年たちは正気を取り戻します。名乗りも上げて決戦です。

 再びローラースケート軍団に翻弄されます。ローラースケート履くだけでこんだけ強くなるんか。終始圧倒されてしまうデンジマン。デンジタワーでエネルギーを集めるとドラゴンフライ、ショットガン、さらに個々人の連続攻撃で戦闘員を蹴散らし、デンジスティックからのブーメランでとどめ。

 恒例の巨大化。パンチローラーのパワフルな戦い方に最初こそ圧倒されますが、デンジボールを使って相手を振り回し、デンジ剣で技を跳ね返し、満月斬りでトドメ。

 最後は、つよしといっしょにサッカーを楽しんだところで、次回に続く。

次回予告

 熱海の出張エピソードだ!

感想

 緑川がメインなこともあって、ちょっと刑事ドラマみたいな雰囲気だったエピソード。それにしても、ローラースケートの描写が多くて、時代を感じさせます。次回は熱海、どんなエピソードになるのか、楽しみ。

<デンジグリーン>雑語り

 今回はエピソードの主役だったデンジグリーンのカードの紹介。他のメンバーと同じく第6弾「紅き六戦士の帰還」で収録。

彼らの額で電子メカが煌めく。美しく尾を引いた光が村に満ちた時、悪夢は終わった。

 今回も披露したグリーンスピンキックを豪快に決めてる絵柄がとても格好いい。ステータスは必要パワー1でBP2000と低コストゆえに能力も控えめだが、ストライカー能力をもっている低コストストライカーだ。特に青のオーバーテクノロジーはパワーが重めの属性なので、試合序盤を支えてくれるカードだろう。
 さらに緑川が元刑事なのもあり、特徴「警察」を持っているので、それを使ったコンビネーションも狙える。例えば、デカレンジャーに登場したマシンボクサーに乗ったり、

誰も居なくなったハイウェイを、鋼鉄の猟犬が走り抜けた。

カーレンジャーに登場したサイレンダーに乗せたり、

街に侵入する闇の勢力を食い止める為、警察は各所のパトロールを強化した。

 さらに仮面ライダークウガとコンビネーションを発揮して強化させたりもできる。

警察官が銃を預けると言う意味―託された思いが、極限の集中力を更に鋭く研ぎ澄ました。

 そんな夢の共演ができるのもレンジャーズストライクの面白いところである。

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