レンストファンがみるアバレンジャー 3話「子連れヒーロー アバレ系」
第3話「子連れヒーロー アバレ系」
アバン:エヴォリアン
エヴォリアンが居城にしている侵略の園。そこでは前回、新たに表れた幹部たちがいます。
無限の使徒ヴォッファ:
「駄目だ……駄目だ、浮かばん!」
何やら音楽を奏でているヴォッファ。インスピレーションが浮かばないのか苛立っています。その奥でジャンヌは黙々と剣の修行中。意外と武人肌だなこの人。
創造の使徒ミケラ:
「これも……これも……これも、美しくないんだなアナザーアースのものは」
ミケラは何やらカタログを見て鼻で笑うと、そのまま燃やし尽くします。こちらもどうやら芸術家肌のようですね。三者三葉の過ごし方をしていると、前回リジェが寝ていたカプセルのようなものが光始めます。中にいたのはやっぱりリジェですが、前回と雰囲気が変わり、瞳も緑色に染まっています。幹部たちは彼女の眼前に集まると、恭しく首を垂れます。
ジャンヌ:
「お言葉をいただきます、邪命神デズモゾーリャ様」
ジャンヌの言葉にこたえるようにリジェは口を開きます。
リジェ?:
「アナザーアースを意のままにせよ、征服せよ」
エヴォリアンの本格的な侵略が始まります。
Aパート:凌駕と舞
恐竜やの上階に住むことになったアバレンジャー、今日は引っ越しのようです。わざわざ九州から9時間かけて引っ越してきたというらんる。しかも自らの手で運転してきたようです。トラックを運転したかったから、とのことですが、乗り物や運転するのが好きなのかな。
三条幸人:
「ホテルで一晩考えたが、やはり俺はこの上に住めない」
幸人は再びツンツンモード。しかし、そんなことお構いなしに凌駕は彼に引っ越しの手伝いをさせると、自らは保育園に向かおうとします。子供の存在にびっくりする周囲。
伯亜舞:
「伯亜舞です!」
伯亜凌駕:
「5歳でーす!」
周囲が戸惑っているにも関わらずに対して説明することなく父親参観だからと出かける凌駕。タイトルコール。
エヴォリアンでは誰が出るか尋ねられますが、インスピレーションが沸いてないヴォッファ、思うところがあるジャンヌは辞退。自動的にミケラが今回の担当になります。
創造の使徒ミケラ:
「では、見ててくれ、私の芸術が生まれる瞬間を」
そういうと、空中にひまわり、ライオン、バクダンを描くと、何かの木の実を埋め込みます。すると、トリノイオ第4号ダクダンデライオンが生まれます。しょっぱなから複雑な怪人出るんだね。
怪人の誕生を見守ると、リジェの瞳が通常の色に戻ります。いつもの天真爛漫な性格に戻ると、行ってらっしゃいのキスをします。何かの意味があるんだろうか……?
幼稚園では凌駕が舞ちゃんと一緒に父親参観に参加。幼稚園の先生に話を聞くと、舞ちゃんの両親は事故で他界しており、弟の凌駕が引き取ったとのこと。血は繋がっているけど、親子というわけではないんですね。やや複雑な関係。
三条幸人:
「次元の扉ってのが、どこかで開いたみたいだぞ!」
楽しく父親参観を楽しんでいましたが、エヴォリアンの反応が。こういう時にヒーローは辛いなぁ。凌駕がそのことを謝罪しつつ理解を求めると、舞ちゃんは笑顔で見送ります。「かわいくていい子」とらんるも褒めますが、
爆竜ティラノザウルス:
「おい凌駕、本当に大丈夫かテラ!?」
親子の会話を聞いてたのか、ティラノが心配そうに声を掛けますが、舞ちゃんは笑顔で2人を見送っており、その姿に安心して出発します。
伯亜凌駕:
「あいつ、俺と一緒でめげない性格なんだ」
凌駕はそういいますが、トラックを見送る舞ちゃんの顔はどこか寂しそう。
街中ではバクダンデライオンがそこら中にミサイルを撃ちまくって街を破壊しています。変身して立ち向かいます。マスクが吠える描写がいいよね。ダイノウェポンで立ち向かいます。
アバレド:
「やつを一気に倒して、父親参観に復活だ!」
単身で戦いますが、ふざけた格好のわりに意外と強いバクダンデライオン。アバレンジャーを一蹴します。
アスカ:
『消えた爆竜たちよ、どこにいる。私の声も届かない場所にいるんか!?』
仲間が見つからずに焦るアスカ。一方、ジャンヌも不思議な装置を使って街を眺めていますが……? 後々の伏線かな。
爆竜ティラノザウルス:
「何苦戦しているテラ、もたもたしてると日が暮れるぞ!
早く育保園だが保育園に行けテラ!」
やけに舞ちゃんのことを気にするティラノに疑問を持つアバレッド。
爆竜ティラノザウルス:
「親からされた約束は、子供にとっちゃ絶対だ! それを裏切っちゃいけないテラ!」
まるで我が子のことのように必死になっているティラノ。その理由をプテラとトリケラが教えてくれます。
爆竜プテラノドン:
「それは、ティラノにも子供がいたからプラ」
爆竜トリケラトプス:
「でも、奴らに殺されてしまって……」
まさかのティラノも子持ち。しかし、彼の子供はすでにエヴォリアンの手によって殺されてしまったそうです。驚くアバレンジャーの面々。
膠着状態に入った戦いですが、そこへまさかのティラノが爆走して乱入。その巨体で体当たりをかますと、さすがにバクダンデライオンは撤退。いきなりの登場に驚いているのにお構いなく、今度はアバレッドがティラノ口に捕まるとぶん投げられます。豪快なゴーホーム。途中、女子高生が頑張って作っているドミノを剥ぎ倒しながら(酷い)、直送で保育園に帰還。凌駕の姿をみて舞ちゃんも驚きながらも、嬉しそうに笑顔で出迎えます。
恐竜やに戻ったらんると幸人は相手のミサイルについて対策を練っていると、アスカが相手のことを教えてくれます。
トリノイドは三種の動植物を混ぜ合わすことで完成する怪人で、生物の柔軟性と機械の頑強さを持つ強敵とのこと。この手の複合怪人は番組中旬くらいから出てくるイメージなので、最初から登場するってのは珍しい気がします。
凌駕は舞ちゃんと父親参観を楽しみますが、再び呼び出し音が。彼が呼び出されるのを、複雑な顔で見つめている舞ちゃん。
伯亜凌駕:
「舞ちゃん、いい子だからわかるよね? 最後のお遊戯には絶対、間に合わせるから、ごめん!」
言い聞かせるように言うと、返事も聞かずに走り出します。その後ろ姿を見て、舞ちゃんは本心を吐露します。
伯亜舞:
「いい子じゃないもん。凌ちゃんなんて大嫌い!」
しかし、その言葉も届かず、凌駕は走り去って行きます……事故でなぜか大玉に乗って。いや本当になんでだよ。
Bパート:お父さんは大変
アイキャッチはティラノ組。アバレブルーが単騎でなんとか抑え込んでますが、そこへ大玉に乗ったアバレッドが駆けつけます。不意打ちでなんとか助けます。
アバレッド:
「遅れてすいません!」
アバレブルー:
「遅れたことより出方を謝れ!」
そっちなんだ謝って欲しいの……らんる達が弱点を解析できるまで時間稼ぎを告げられますが、アバレッドにはそんな悠長な時間はありません。舞ちゃんのためにもできるだけ早く終わらせないといけず、焦りを呼びます。
独りぼっちで父親参観でいた舞ちゃんは、周囲との差に寂しさを拗らせたのか、園を飛び出してしまいます。
バクダンデライオンは爆弾の推力を使った高速移動で苦しめますが、2人もそう簡単に心は折れません。再びたてがみミサイルの発射体制にはいり、回避しようとしますが、
アバレイエロー:
「ダメ! 餌食になって!!」
そこへアバレブルーが何やらコントローラーのような機械を持って登場。バクダンデライオンを挑発してミサイルをあえて撃たせると、手元のコントローラーを操作、するとミサイルが方向転換して逆に相手にぶつかります。
アバレイエロー:
「そのミサイルが一種の体内電波で操られているってわかったのよ。だからそれよりも強力な電波で逆に誘導させてもらったのよ」
体育会系なのかと思ったら、意外と頭脳派ならんる。自称して傷ついている相手に、ダイノボンバーでトドメを指します。
アバレッド:
「これで最後のお遊戯に間に合う!」
ところがどっこい、突然、雨が降り始めると残骸が再び集まって巨大化します。どうやらジャネーバ菌という細菌によって巨大化するそうです。急いで爆竜たちを呼んで合体です。ブラキオの首を降りているトリケラが滑り台みたいでちょっと楽しそう。
アバレンオーに合体して対抗です。蔦を使って拘束してきますが、額から放つ光弾、アバレンブラストで攻撃。そこへ、えみぽんが慌てて現れます。
今中笑里:
「舞ちゃんが保育園からいなくなっちゃったの!」
突然の知らせを聞いて動揺する凌駕。しかし、悩んでいる暇はありません。
アバレッド:
「こんなとこで……こんなとこで遊んでる暇はないんだ!」
逆に奮起した凌駕に即発されて、爆竜雷撃ドリルスピンでバクダンデライオンを一蹴、急いで舞ちゃんをみんなで捜索します。幸人も必死に探しててほっこりしちゃった、良い人かよ(良い人です。
迷子だった舞ちゃんはティラノが発見、一緒に遊んでいるところを、凌駕が見つけます。彼女を見つけると同時に、土下座する凌駕。
伯亜凌駕:
「ごめん、俺約束したのに守れなくて、本当にごめん!」
恥も外聞もなく真剣に謝る凌駕に、舞ちゃんは近づいてにっこりと笑うと告げます。
伯亜舞:
「ティラノと遊べたからいいよ、許してあげる!」
ようやく仲直り。
爆竜ティラノザウルス:
「まぁ、親ってのは大変だテラ。今日のところはそれぐらいだテラな」
そんな親子を、ティラノも優しく見守ります。
夜は恐竜やでおでんをつつき合います。なんだかんだで幸人も恐竜やに住むのを納得したようで、みんなで楽しい夕食をしますが、なぜか凌駕がいません。
爆竜ティラノザウルス:
「答えはエンディングの後テラ」
Cパート:お詫びはしっかり
倒しちゃったドミノを治している凌駕、女子高生達からは誰だこいつみたいな反応。返信した姿で飛ばされてきてたもんね(笑)。結局また倒しちゃって続く。
次回予告:第4話「完成!アバレ基地」
樹らんると少年!
感想
伯亜凌駕の家庭事情編。個人の肉親の子供を引き取る、とはなかなかハードな生い立ちをしています。今回はなんとか収まりましたが、ヒーロー業と子育ては両立できるのか、という問題提起に対しての答えはまだはっきりと出せておらず、とりあえず目前の問題を解決したで納まっているように感じるので、今後の凌駕回で様々な問題に向き合うことになるのでしょう。
自力で9時間運転して引っ越しをしたり、乗り物に対して並々ならぬ関心を持っている反面、敵の攻撃を解析して逆に利用する機械を発明するなど、樹らんるのキャラ付けもなかなか面白いので、次回の話がどんなものになるのか、楽しみです。
レンスト<RS-51『爆竜ティラノザウルス』>紹介
今回紹介するのはアバレッドの相棒、爆竜ティラノザウルス。アバレッド共々、第1弾「英雄の再臨」から参戦。ちなみに、同弾では同じく恐竜モチーフの恐竜戦隊ジュウレンジャーから『守護獣ティラノザウルス』も参戦している。レアリティはノーマル。
激しく荒ぶる姿が力強く描かれている。WBのMユニットは生き物なので操縦士が存在しない扱いなのでSユニットを捨て札にしなくてよく、ラッシュがしやすいのが特徴。ただし自軍コマンド(ユニットを出したりオペレーションカードを使ったりするのに必要)をリリースしなければならないデメリットがある。
能力【超ドリル進化】は手札から同名のカードをすてることでSP1を得ることができる能力で、Mユニットで持ってるカードは多くはないので貴重なのだが、同名カードを3枚までしかデッキに入れれないレンストでは重すぎるため、相手にトドメをさせるような状況でないと使うのは難しいだろう。アバレンオーの合体パーツとして割り切るのが基本。