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レンストファンが見る電子戦隊デンジマン 1話


きっかけ

 いきなりなんだが、私はYoutubeの無料配信をちゃんと見れた経験がない。気になる作品が配信されるたびに「見たい!」という気持ちは湧くのに、大抵、見るのを忘れてしまう。そのせいで結局見なかった作品が数多く、なんだか勿体無い気持ちがあったのだ。プレミアムプランだし(あまり関係はない。
 どうすればいいのか、と常々思っていたのだが、感想を書くことを習慣化すればひょっとしたら全話見れるのではないか、と淡い気持ちを抱いてやってみよう!というのが今回の感想をやるきっかけである。
 デンジマンは世代でもないので全くの所見なのだが、全く知らない、という作品でもない。と、いうのもかつてレンジャーストライクという特撮をモチーフにしたカードゲームがあり、身内でかなり流行ったのだ。最終的に仮面ライダーやメタルヒーロー、果てはロボコンと、東映特撮の多くの作品が参戦したが、そもそもの始まりは「スーパー戦隊のトレーディングカードゲーム」だったのだ。
 もちろん、デンジマンもカード化されている。とにかくコストなしで召喚できて低パワーユニットの強力なロック機能を持つデンジイエローが強かった思い入れがある。巨大ロボを召喚するのがとにかく難しいゲームだったが、それを補助するデンジ犬アイシーにもお世話になった。そんな中、上記の想いを抱いてた矢先に、配信されたのがデンジマンなのである。
 自分でもなんか中途半端な想いだと思うが、古い特撮というのはとにかく試聴する機会が狭いので、これをきっかけに見て行きたいと思うのも本心である。

1話「超要塞へ急行せよ」

 てことで1話である。80年代テイスト全開のOPで世代でもないのになんでか懐かしい気持ちになるのはなんでだろうか。デンジタイガーの発進シーンが気合がこもっててとてもよい。こういう発進シーン、昨今ではお金の問題でやらなくやったのが残念である。
 冒頭でいきなり3000年前に謎の隕石とその中に眠っている犬がやってきたとの説明。どうやらデンジ犬アイシーのようです。チャウチャウ犬かな、可愛い。現代になり、謎の声に名前を呼ばれて目覚めます。
 一方、街中で空手の練習をしている青年、赤木さん、かな? ヒーローネームは覚えているけど、肝心な変身者の名前は全く分からない。いきなり、攻撃を受けて街が破壊されます。攻撃に巻き込まれそうになりますが、アイシーがバリアをはって守ってくれます。
「赤木一平、君はデンジレッドとなってべーダー一族と戦うのだ」
 意外と上から目線だなアイシー。戸惑う一平でしたが、特に説明なく去っていきます。同じように攻撃に巻き込まれた場所にいた、桃井あきら、黄山純、緑川達也、青梅大五郎をスカウトしていきます。アイシー、忙しいな!
 青梅さんはゴーカイジャーVSギャバンにも出てましたね、演者の関係で。
 一方のべーダー基地、へドリアン女王がへどらー将軍に侵略を命じます。曽我町子さんです、懐かしい。スーパー戦隊の女幹部といえばこの人です。怪人ムササビラーが街を襲います。いきなり巨大化してて驚く。警官隊を巨体と口から吐く毒霧で蹴散らします。
 その様子を見てアイシーはスカウトした五人にテレパシーのようなものを送ります。それに導かれるように集まる五人。隠されている基地に集います。導入がスムーズ。
「ようこそ、デンジマンよ」
 コンピューターが説明してくれます。デンジ星はかつてべーダー一族に滅ぼされたとのこと。君たちは選ばれたのだ!と告げると変身させます。
「行け、電磁戦隊デンジマン!」
 ここまででAパートが終わります。展開が早い。

初陣

 デンジタイガーに乗って出撃します。思ってた以上にデンジタイガーがデカイ!全長いくつあるんだ。デンジタイガーの存在にべーダー一族も気づいて戦闘機を出撃させます。攻撃を受けながら走るデンジタイガーが格好いい。特撮部分に力が入ってます。
 現地に到着すると名乗りを上げます。いつのまにかムササビラーが等身大まで縮まってる。アップで見ると個々人のマスクがそれぞれデザインが違ってて細かい。戦闘シーンを交えながらデンジマンの能力解説です。ジャンプ力150mはとんでもなくない??一足でキングジェイダー飛び越えられるの??苦戦しながらもデンジブーメランで倒しますが、敵も負けじと巨大化です。
「デンジファイター、出動!」
 こちらも巨大ロボで応戦です。スーパー戦隊では珍しい、合体機構のない変形のみのロボです。乗り込むのは足からなんだ……。ジャンプ力で行けそうじゃないって突っ込みは野暮か。デンジロボで戦いますが、武器がブーメランと鉄球っていうチョイスが新鮮。90年代以降は基本的に剣だもんな。デンジ満月切りで止め。
「父さん、敵を取った……!」
 そういえば、地味にグリーンは敵を取れましたね。あっさりしてんな。悔しがるヘドリアン女王ですが、怪人の卵はまだまだあるようです。
 次回に続く。

感想

 説明らしい説明もなく五人であつまって当然のように戦闘に入るのは驚いたけど、無駄な説明なく物語が進むのも80年代らしい……のか?(疑問。ここらへんの割り切り感は凄いな。グリーンのお父さんの仇もわりとあっさり済んでしまったし。
 しかし、やはりこの時期は特撮が凝っているというか、CG処理が少ないのでメカの発進シーンとかも気合が入ってて見てて楽しい。今の特撮も好きだけど、この時代独特の雰囲気も嫌いじゃないな。
 2話同時配信なのですが、2話の感想はまた明日。

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