レンストファンがみるアバレンジャー 7話「アバレ赤ちゃん恐竜」
第7話「アバレ赤ちゃん恐竜」
アバン:ジャンヌとアスカ
前回の続きから、鎧に追い詰められていくアスカ。地下通路で剣を刺された……と思われましたが、剣は紙一重で外れています。前回と同じように苦しみ始めると、後方の壁にぶつかった衝撃で兜が外れます。
アスカ:
「女……?」
鎧を着ていたのはやはり破壊の使徒ジャンヌ。装着者が女性であったことに驚きますが、ジャンヌはすぐに撤退します。
恐竜やに戻ったアスカはジャンヌのことを思い浮かべながら、ペンダントを取り出すと、そこにはジャンヌと瓜二つの女性が。彼自身も似ていることに戸惑っている様子。そこへ、ブラキオが話しかけます。
爆竜ブラキオザウルス:
「卵をかえすのに、ダイノガッツがいるのを話せば、みんなも力を貸してくれるブラ」
どうやら卵を孵すのにはダイノガッツが必要なようですが、ほかの3人には戦闘での負担も考えて説明していないようです。そんな中、偶然にも水を飲みに来た凌駕に遭遇。思い悩んでいることに気付いているのか、凌駕は何気ないお弁当の話からアスカに話しかけます。
伯亜凌駕:
「あまり無理したら駄目ですよ」
そういって卵に手をかざすと、彼のダイノガッツが注がれたのか、卵が輝きだして中から小さな爆竜が孵化します。タイトルコール……ここで!?
Aパート:爆竜の赤ちゃん
ジャンヌ:
「何故なの? 一度ならず二度までも……!」
破壊の園では自分を拒否する伝説の鎧の前で自問自答をします。そこへリジェが話しかけますが、苛立っているのもあるのかつれない態度。
リジェ:
「わかんないから聞けばいいじゃん、一度、着た人に」
彼女の言葉に何かをひらめいたジャンヌ。
今回はミケラのトリノイドが担当。インスピレーションが湧かないと完成しないヴォッファと違って、仕事の速さは彼の美点。今回はジシャクナゲンゴロウ……噛みそうな名前だね。
リジェ:
「あは、キュートじゃん!」
キュート……? とりあえずリジェがアナザーアースに転送します。
生まれた爆竜の名前はパキケロナグルス……ナグルスて。パキケファロサウルスから進化した爆竜のようです。もともと、赤ん坊だったこともあり、まだ成長段階のようです。らんるとえみぽんからも可愛いとメロメロ。
一方でアスカは卵の殻から何やら玉を取り出します。ヒダマという爆竜が育つためのある種の栄養のようですが、アスカの破壊された変身アイテムを付けると、見る見るうちに修復されていきます。ようやく、アスカも戦線復帰できそうです。
街中ではジシャクナゲンゴロウが車をN極の磁石に変換、自らの腕からN極の磁場を出すことで、反発力を利用して吹き飛ばし始めます。吹き飛ばされた車が街中のものに激突して人々の悲鳴が響き渡り、漏れ出したガソリンから出火。子供だましみたいな能力ながら被害が尋常でない。アバレンジャーも駆けつけて変身します。
バーミア兵との戦いはアバレモードで蹴散らし、そのままジシャクナゲンゴロウに挑みますが、触れた瞬間に体をS極にされてしまい、そのまま反発力で吹き飛ばされます。まさかの成層圏まで吹き飛ばされ落下。イエローはオーストラリア、ブルーはロシア、レッドはアメリカ……と見せかけて名古屋に、なんでや。
アバレッド:
「里帰りしてまった……」
凌駕は愛知県出身なんだ(笑)。名古屋はともかく外国、しかもそれなりに遠い国に飛ばされた2人はすぐに帰還できません。プテラが急いで迎えに行きます。対して凌駕はトラックのおっちゃんに拾われて急いで戻ります。コミュ力凄いな。
再びジシャクナゲンゴロウが現われたので、ついにアスカが出陣!
Bパート:ブラック絶不調
アイキャッチはティラノ組。
ジシャクナゲンゴロウの元に向かうも、変身せずに生身で戦うアスカ。アイテムは復活したのでは……? 追いつめるも、そこへジャンヌが現われます。
破壊の使徒ジャンヌ:
「こいつは私がやる。お前は作戦を」
自らアスカの相手を買って出るジャンヌ。そのまま彼に近づくと、伝説の鎧を使いこなす方法を聞きますが、アスカはあることに気づきます。
アスカ:
「その声は……やはりマホロ!」
やはりジャンヌが写真の女性、マホロと同一人物だと気づきます。しかし、ジャンヌはこれを即否定。
破壊の使途ジャンヌ:
「そういえばそんな名だったわ、私がこの世から消した女は……!」
なんと、ジャンヌの正体はアスカの知っているマホロ本人でしたが、すでに精神は別の存在に乗っ取られ、彼女自身は消されてしまったとのこと。いや、普通にえげつないな。怒りのままに剣をふるうもあっさり裁かれ、抱きしめられて頬の爪のような場所を合わせます。驚き、動きを止めるアスカ。慌てて距離を取りますが、ジャンヌは目的を達したと踵を返します。
アスカ:
「許さん……!」
怒りのままにアスカはアバレブラックに変身……変身バンクがない? そのままの勢いでジャンヌに切りかかるもあっさり返り討ち。
アバレブラック:
「何故だ、体が……!?」
これはアスカ本人も驚いており、本調子でないことが伺えます。そのままジャンヌがトドメを刺そうとするも、駆けつけた凌駕が変身して助けます。
アバレブラック:
「竜人族の頬の爪は、触れ合わせることで心の中を読み取れるんです。特別な関係でしかしないことですが……」
ジャンヌが行ったのはアスカの記憶を奪い取るという竜人族特有の所作。特別な関係でしかしないこと、先ほどのアスカの反応を見るに、アスカとマホロは特別な関係だったと思われますが、当のマホロの精神がすでに消されているのはやるせないな。
ジャンヌとの戦いでかなりのダメージを受けたようですが、ケガを押してトリノイドを止めるために向かうアスカ。すでにビルを巨大な磁石にして東京タワーに突撃させるという派手に人命の被害が出そうな作戦です。
アバレブラック:
「許さん、絶対に許さん!」
レッドとブラックが駆けつけ戦うも、やはりブラックの攻撃は全く効かずにあっさりと蹴散らされて「見掛け倒し」とまで言われます。そこへようやくブルーとイエローが帰還。変身後なのでブラックの正体がアスカだと気づきませんが、
アバレブルー:
「さっきの攻撃じゃ足手まといだ、どいてろ」
手痛い言葉をかけられ、レッドからも丁寧な口調ではありますが、後方で見守るように言われてしまいます。辛い。
ジシャクナゲンゴロウは再び磁石の反発力を使って吹き飛ばそうとしますが、うまくいきません。戸惑っているとレッドからネタ晴らし。
アバレッド:
「磁石はものすごーい熱を加えると、磁力がなくなるんだ。
空を飛んでいる間、空気と摩擦と断熱圧縮で俺たちの体も熱に包まれて、磁力もとーっくに消えていたのさ!」
思ってたよりもサイエンスな理由でちょっとびっくりしましたが、不意を突いて大ダメージを食らったところにダイノダイナマイトで吹き飛ばします。お約束の巨大化。なんとアバレブラックがそのまま跳んで殴り掛かるも、当然のように叩き落されます。変身が解除されてようやくらんる達もその正体を知ります。
爆竜ブラキオザウルス:
「どこかに平和があるならば、いつかは花も咲くブラ」
何だろうと調べたらジャッカー電撃隊のEDテーマの一節だそうです。なるほど。爆竜たちも出撃して合体です。肉弾戦ではアバレンオーが圧倒しますが、ジシャクナゲンゴロウは回転すると地面に潜ります。……ゲンゴロウなのに??
ジシャクナゲンロウ:
「地面の中ならこっちのもんだ。攻めてこれないだろう!」
地面からのヒットアンドウェイにお手上げになるかと思いきや、
アバレッド:
「みんな、俺アラスカの大自然で鮭とったことあるんだ!」
何の関係が、と周囲が首をかしげる中、アバレンオーの日取り腕のドリルが外れて巨大な剣に。そこ外せるんだ。
アバレッド:
「鮭を取るには……目を凝らす!」
いや、地面の中に潜んでいる相手をどうやって、と再び周囲が困惑していると、当たり前のように見つけ出して「爆竜サーモンハンター」というド直球な必殺技で撃破。ゲンゴロウの怪人が地面に潜ったのを鮭を捕る要領で撃退……どういうことなの。
戦闘終了後、恐竜やでごはんにする面々ですが、アスカは複雑な顔で離れた場所でいます。彼女がジャンヌに乗っ取られ、アバレブラックとしての実力も出せず……と二重苦です。ただ見守るしかない3人ですが、そこへえみぽんの叫び声が聞こえたところでED
爆竜ティラノザウルス:
「いったい何があったテラ。答えはEDの後テラ」
Cパート:無力感
急いで行ってみると、パキケロナグルスが元気よく飛び跳ねている……だけでした。なんじゃそら。
一方、アスカは自分の無力さを痛感します。不甲斐なさをぶつけることもできず、苛立つ彼を映して次回に続く。
次回予告:第8話「アバレブラックこの一発!」
目覚めろ、無敵の竜人魂!
感想
アバレブラック復活……ならずっ! 何やらまだ問題があるのか変身はできるけど実力は発揮できないという感じですね。また、それに関してアスカ周りの背景もだんだんと見えてきました。
・ジャンヌ=マホロ
当初から何か関係性を匂わせてた2人でしたが顔見知りの関係だった、しかもかなり特別な関係性を持ってたことがわかりました。しかし、当のマホロの精神は既に……という話ですがおそらく完全に消えてないんでしょう。というか正直に言うと『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』を視聴済なのでアスカと誰かが結婚して子供まで儲けていることまで知ってるのでおそらくその相手がマホロなんでしょうね。
それ以外でも、ジャンヌがアスカを始末するのに絶好の機会がありながらも何度も失敗しているのは伝説の鎧を着こなせてないのもありますが、マシロ本人の精神が邪魔をしていることも考えられます。
・アスカは伝説の鎧を着たことがある。
今回、リジェの言葉を聞いて『伝説の鎧を着たことがある』存在に情報を聞き出そうとしたジャンヌが、アスカに会いに来たってことは彼も過去に着たことがある、という意味になります。元々が竜人族所有の物だったことも考えると、それがどうして今はエヴォリアンにあるのかも気になります。ガイルトンが彼に向って言った「裏切り者」という言葉の意味も気になります。
上記の件が今後、どう展開していくのか。次回はアバレブラック復活編!
レンスト『RS-229 爆竜ブラキオザウス』紹介
今回紹介するのはアスカの相棒で爆竜たちのサポーター、爆竜ブラキオザウルスです。第4弾「四雄の覚醒」から参戦。爆竜たちが発信するシーンが描かれている。ちなみに同弾ではWBのカードが12枚収録されているが、内11枚がアバレンジャー関連のカード。これが原因なのかわからないが、以降の弾からはアバレンジャー関係の収録が極端に減っていくことになり、まるまる2年間収録されない空白期間を迎える羽目に。
必要パワー4、BP6000のXLユニット。特徴【母艦】を持っており、WBでは2体しか存在しない。【超ハンガー進化】はバトルエリアに出すことで山札の上から1枚めくり、WBのMユニットならそのままラッシュエリアに出すことができるという劇中の活躍を再現したもの。同カテゴリなので爆竜である必要はなく、パワーアニマルだろうが守護獣だろうがゲキビーストだろうが関係なく自慢のハンガーから発信させてくれる頼もしい存在。だが、その巨体ゆえかバトルエリアに出すためにコマンドを2枚ホールドしないといけない条件がやや厳しい。また、BPは下手するとSユニットでも倒される可能性のある数値なので、油断するとすぐ撃破されてしまう。
合体するLユニットを出すのを目的にするなら入れてみるといい仕事をしてくれるだろう。何気にフレーバーテキストで彼の語録のことも触れられている。