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レンストファンがみるサンバルカン 6話「機械の支配する家」

第6話「機械の支配する家」


Aパート:無料交換の罠

 冒頭、ヘドリアン女王が何やら呪文を唱えていると、キカイモンガーが生まれます。キカイってやけに大雑把な……。どうやら、彼女の力で念動波を強く出せるようになったとのこと。どれほどのものかテストを始めます。タイトルコール。

 鮫島がバイクを華麗に乗りこなして子供たちから大人気。この時代のバイク人気を伺わせます。ていうか、普段はクールな彼ですが、子供相手には明るく接していて好感がわきますね。しかし、そこでキカイモンガーが念動力を送るとバイクが暴走。ありえない挙動をして鮫島を驚かせます。最後は岩にぶつかって大クラッシュ。バイクを調べてみると謎の機械がつけられています。

嵐山長官:
「動物の細胞体に金属元素が混ざっている」

 機械生命体の一部だと考える長官。ブラックマグマに狙われたと気づいて驚愕する鮫島。この結果はブラックマグマにとっても好結果だったようで、へドリアン女王に喜んで報告。

ヘルサターン総帥:
「マイホーム作戦を実行せよ!」

 電気屋さんのキャンペーンみたいなことを言い出しましたが、ゼロガールズが変装して21世紀電気と名乗ると家電を新品と古いものを無料で交換するという太っ腹な宣伝で人々を集めます。聞いたこともない名前に疑う奥さんもいましたが、無料で交換の魅力には勝てず、次々と交換していきます。しかも、家電だけではなくラジコン等のおもちゃも対象らしく、人々が挙って家電を片手に群がっていきます。無料よりも怖いものは無いっていうんだけどね。しかし、そこにパトロール中のパンサーとシャークが現われます。

バルパンサー:
「21世紀電気? 聞かない名前だな」
バルシャーク:
「何か臭うな……」

 21世紀電気も彼らの姿を見つけると早々に店じまいをして去ろうとします。いくら何でも露骨に怪しすぎる。急いで追いかけると、キカイマシンダーとマシンマンが現われて襲い掛かります。念動力でパンサーがタイヤに拘束されると、重機にひかれかけますが、シャークがバルカンスティックをキカイモンガーに投げつけて怯ませ、事なきを得ます。

嵐山長官:
「これは一種の受信機の役割を果たしているんだ」

 鮫島のバイクに張られていた機械は、キカイモンガーの念動力を受けて、つけられている機械を自由自在に操れるというものでした。しかし、まだブラックマグマの狙いがわかりません。

 一方、ちゃかり家電を交換してもらってきた嵐山美佐、ルンルン気分で新品の掃除機を空けてご機嫌です。その底辺には鮫島のものと同じ発信機が取り付けられています。

 スナックサファリに遊びに来る秋野正男君の家も家電を好感してもらい、新しい玩具で子供たちもご機嫌です。お母さんが夕飯の準備をしていると、蛇口が急に回転して炎を吹き出します。悲鳴を上げた奥さんの驚いて様子を見に来るも、蛇口はすぐに元通りに。首をかしげる一同でしたが、今度は電話が鳴り響きます。

キカイモンガー:
「人間が機械の奴隷になる時がきた……」

 いたずら電話だと勘違いしたお父さんが一括すると、受話器から水が噴き出します。さらに、その日の晩にはおもちゃが動き出し、物音に子供が起きるとおもちゃ戦車の砲台が火を噴いて窓ガラスを破壊、驚いた両親が部屋に来ると、砲撃を続け、ふすまから出てきた戦闘機が爆撃を行います。ジョジョのバットカンパニーみたいだね。……こっちの方が古いか?駐車場まで追い詰められた家族の前に、キカイモンガーが現われます。

キカイモンガー:
「お前たちは機械の奴隷になるのだ……!」

 翌日、無料でもらった掃除機で店内を掃除つつ、パトロールから帰ってくるサンバルカンの面々を出迎えます。ウキウキでカレーを楽しみにする3人、なんかちょっとかわいいな。豹だけじゃなくて大鷲や鮫島もこんな顔するんだ。

嵐山長官:
「結果は如何でしたかな?」

 どうやら、パトロールの結果は坊主だった様子。食欲だけはいっちょ前な豹が弄られますが、突如、掃除機が勝手に動き出すとホースの先から銃撃。店内をめちゃくちゃに。隙をついてホースをつかんでノズルヘッドを外す豹でしたが、ホースが首に巻き付いてきて絶体絶命。長官がコンセントを抜いたことでようやく止まります。

嵐山長官:
「機会によって人間を支配する、それがブラックマグマの狙いだ」

 パトロールを強化することを指示します。

Bパート:キカイモンガーを誘き出せ!

 町をパトロールするサンバルカン。

バルイーグル:
「太陽戦隊です、お宅は電気製品の下取りをしませんでしたか?」

 ネットミームでやたら有名なワンシーン。本当は変身前の姿でやる予定だったらしいですが、歌手と俳優の二足の草鞋だった川崎さんが撮影に遅刻してしまい、やむなく変身後の姿での撮影になったそうです。

 実は中にキカイモンガーが潜んでいるのですが、脅されているのかみんな口をつぐんですぐにドアを閉めます。しかし、異変を察知していたバルイーグルは外からスーツの機能を使って透視すると、そこには手足を生やした(?)冷蔵庫がキカイモンガーとコーラで仲良く乾杯しています。すぐに突入したいですが、人質がいるので慎重にいかねばなりません。

21世紀電気?:
「人間の命令通りに働くロボターは如何ですか?」

 突然、現れた21世紀電気とロボターという謎のロボット。聞いてない作戦にキカイモンガーは驚いてマンションの一室から監視します。なんか妙に華やかなBGMがかかってるのが気になってしょうがないですが()

ロボター:
「僕ロボター、よろしくお願いします!」

 ひょうきんな動作で自己紹介するロボターに子供たちも大はしゃぎ。販売員はロボターに雑用を言いつけると、こき使った挙句、遅いと文句を言って叩きます。その姿に子供達も笑って見つめます。最後はすっころんだ挙句に女子3人から言葉攻め。

キカイモンガー:
「ええい、機械をいじめるとは許さん!」

 同じ機械として許せなかったのか、キカイモンガーは怒り心頭で駆け付けると子供たちを蹴散らして販売員に襲い掛かりますが、ロボターが先ほどまでが嘘のように俊敏に動いて戦闘員を蹴散らします。その正体はやっぱり嵐山長官。敵をあぶり出したところでサンバルカンの登場です。

サンバルカン:
「輝け、太陽戦隊サンバルカン!」

 重機置き場を戦場にして、マシンマンたちを蹴散らしていきますが、キカイモンガーは例の通信機を重機に取り付け操ってサンバルカンに襲い掛かります。さすがに大型重機相手にはサンバルカンも苦戦を強いられますが、バルカンスティックをぶつけて怯んだ隙に畳みかけます。太陽キックで吹き飛ばしたのち、バルカンボールでとどめを刺します。

キカイモンガー:
「巨大モンガー!」

 巨大化したのでサンバルカンロボを呼びます。あれだけ凶悪な顔してるのに輸送しかしないジャガーバルカンはなんかもったいない感じ。バルシールドとバルトンファで武装して戦います。トンファー持ってるロボもなかなか珍しい。盾とトンファで相手の攻撃をさばきながら戦いますが、受信機を付けられてサンバルカンロボ自体が念動波で操らているしまうも、腕につけられたバルカン砲で相手をひるませ、バルカンハンドで捕獲、最後はオーロラプラズマ返しで倒します。

 戦闘後、サファリゾーンで改めて自然の良さを痛感する美佐。機械は怖い、とややトラウマを持ってしまったようですが、

嵐山長官:
「だからといって、機会を否定してしまってはいかん。元々、人間が作り出したものだ。その機械を利用して、文明をここまで発達させてきたんだ」

 何事も、使い人間次第だ、とみんなに諭します。シーシーもその言葉に共感したところで、次回に続く。

次回予告:第7話「野獣バッターと涙」

 お約束(?)の野球回!!

感想

 電化製品を使った侵略エピソード。甘い蜜で一般市民をだまして家庭から侵略していくというのはスパイ等を使っているブラックマグマらしい作戦ですね。ヘドリアン女王のおかげでシンプルな機械怪人というわけではなく、念動力のような変化球な能力も身に着けてきましたね。これが今回限りなのか、今後も続くものなのかわかりませんが、次回以降も期待したいですね。

前後エピソード

まとめ


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