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レンジャーズストライクファンが見るハリケンジャー 34話

巻之三十四「キノコと100点」

Aパート:激おこウェンディーヌ

 前回のあらすじから。マンマルバがカブトライジャーに倒されるところを見守るジャカンジャの面々。”アレ”発動の絶好の機会を逃した上に、七本槍を失うという手痛い結果に。作戦の担当者であったサタラクラにもタウ・ゼントから折檻が飛びます。しかし、それに激怒している存在がもう1人。

「ハリケンジャーたちめ、もう許さん……! こうなったら暗黒七本槍、四の槍ウェンディーヌが行くわ」

 チュウズーボに続いてマンマルバまで倒されて怒り心頭のウェンディーヌが名乗りを上げます。

 一方の地球忍者組ではリボルバーマンモスの解析に。個人で作れるようなマシンには見えませんが、存在を知っていたシュリケンジャーとは何者なのか? 疑問が絶えません。館長に聞いてみると、何か心当たりがあるのかごまかします。

 鷹介たちもラーメンを食べ終わって、改めて仲良くなった疾風組と迅雷組。一甲のみんなに対する対応もだいぶ柔らかくなりました。しかし、幹部を2人も倒されて黙っているジャカンジャではない、と兜の緒を締めます。タイトルコール。

 地上では洗脳忍者ジュクキノコがウェンディーヌから今回の作戦を聞きます。塾に来た子供たちを洗脳する作戦のようです。しかし、子供はこれから集めるとのこと。やや、強引気味に子供集めをしていきます。その姿にほかの槍も呆れてますが、サタラクラは謹慎中。

やや強引に声掛けしながらイケメンにもツバつけていくウェンディーヌ。見かねたジュクキノコが手伝いを申し出ますが当然のようにジャカンジャの姿に人々は蜘蛛の子を散らすように逃げていきます。何がしたいんだお前ら。そのせいでハリケンジャーにも見つかってしまいます。が、すでにジュクキノコが蹴り飛ばされていることに疑問を持ちます。倒れているジュクキノコの声がシンプルにキモイ(

「美人のお姉さんのあなたがもしかして……」
「シュリケンジャーに続く仲間の忍者だったりして!」

 鷹介の吼太がまさかのメロメロ状態に。朴念仁みたいに思ってたけど、2人にもこういう肉欲みたいなのってあるんだな。しかし、七海がすぐさまウェンディーヌと看破。まだ作戦準備中なのでさっさと撤退します。しかし、先ほどのチラシを残してしまいます。

 なかなか子供が集まらないことに業を煮やしていると、まさかの先ほどの唾つけたイケメンの橋本君がやってきます。なんか見たことある顔だと思ったら『激走戦隊カーレンジャー』でブルーレーサー/土門直樹役の増島愛浩さんでした。なるほど、今回のシュリケンジャー枠だな(メタ視線。喜んで受け入れるウェンディーヌ、さっそく受付を任せます。

 チラシをもとに塾に向かう鷹介達、中に潜入します。ウェンディーヌはなんだかんだでしっかりと子供たちが集まったようで授業を始めますが、さっそくジュクキノコが胞子をかけて洗脳します。

「では、算数の授業を始めるわね」

 意外にもちゃんと授業はするのね。鷹介たちも外から見守りますが、中に入ろうとすると教室のドアはトラップが仕掛けられていて中に入ることができません。そこに声をかけるのが先ほどのイケメンこと橋本君。中が見れる場所まで案内します。

「それでは続けて読んでくださいね。人類の敵、ハリケンジャーを倒せ。はい」

 なんと、中では子供たちにハリケンジャーやゴウライジャーを悪党だと教えているウェンディーヌの姿が。急いで中に突入します。

「橋本君は危ないから私の後ろに下がってなさい」

 まさかのウェンディーヌに守られて関係を疑われる橋本君。必死に否定する姿がちょっと面白い。急いで変身して戦おうとするも、洗脳された子供たちに囲まれて動けなくなってしまいます。子供を盾にするのは悪党の基本。子供たちに囲まれて動けない鷹介たちに一方的に攻撃を加えますが、

「Hold up!!」

 橋本君が手を銃の形にしてウェンディーヌに突きつけます。振り返ったところでシュリケンジャーに変身。しかし、それに彼女はさらに激昂。

「よくも私を騙したわね!!」

Bパート:子ども達を救え!

 土木作業に勤しむ霞兄弟のもとにやってくる子供たち。虫眼鏡を取り出します。

「虫眼鏡で太陽を見ちゃだめだぞ」

 子供にやさしく注意する一甲にちょっと笑ってしまった。角が取れて普通にいいお兄ちゃんになってる。なんて微笑ましいのもつかの間、虫眼鏡から光線が発射されて2人を襲います。驚く2人の前に吹き飛ばされ来るハリケンジャー+シュリケンジャー。いや、あんだけ格好いい登場しておきながら普通に負けてるシュリケンジャーへの反応に困る。

「こいつら……許さんぞジャカンジャ!」

 子供を使った作戦に一甲も激怒して変身しますが、子供が相手のためにうまく戦うことができません。ジュクキノコが子供を操ってると理解しながらも、子供に取り囲まれて身動きが取れません。しかし、相手は子供、抜け身の術で抜け出すとゴウライジャーがジュクキノコを強襲、さらにシュリケンジャーとハリケンジャーが連続攻撃、トリプルガジェットで撃破します。

 あっさりと倒されてこれで巨大化か、と思いきや再び怒りに身を震わすウェンディーヌ。

「貴様ら許さないよ、私の完璧な計画を……絶対に許さないわ!」

 まさかの怒りで巨大化を果たすウェンディーヌ。なんでも、ストレスが極限まで高まると巨大化するそうで、星一つを破壊したこともあるそうです。地味にヤバイ。

 旋風神と轟雷神で出撃しますが、怒りの馬鹿力で旋風神をぶん投げるわ地団太で地震を起こすわで大騒動。しかし、そこで、シュリケンジャーに変化させられていた橋本君を見かけます。

「橋本くぅ~ん!」

 巨大化してたのが恥ずかしくなったのか、縮小していきます。どういう理屈なんだこいつ。ひたすら振り回されてる地球忍者たち。改めてコピージャイアントでジュクキノコが巨大化。

 作戦ほっぽってイケメン追いかけていったウェンディーヌに戸惑っている間に轟雷旋風神に合体。意外と強かったジュクキノコに対応するためにリボルバーマンモスも出して応戦。サンダーハリケーンストライクで一蹴します。哀れ。最後の最後までウェンディーヌはイケメンを追いかけて終わりました。

「ジュクキノコ、不憫な奴だ……!」

サーガインの悔しそうな口調に同情を禁じ得ない。

「そろそろだな、マンマルバ……!」

 意味深につぶやくタウ・ゼント。彼の言葉にこたえるように、幼虫態のマンマルバが再び生まれたところで、続く。

次回予告:巻之三十五「キラリと三味線」

 みんなで三味線特訓だ!!

感想

 とりあえず息抜きしようぜ!!なギャグ回。怒ってるのか色気づいているのかわからないウェンディーヌに敵も味方もひたすら振り回されるエピソード。セクシー女優なのにひどい顔芸させられているウェンディーヌの扱いにも笑ってしまう。ここまでしても許してくれる演者も会社もすごいな。
前回を経てデレた一甲の言動が普通にいいあんちゃんでギャップの強さに笑ってしまう。これからはいい感じに仲間のまとめ役になってくれそうですね。さて、次回は新装備の特訓かな?

レンスト<クワガライジャーXG3>雑語り

 今回紹介するのはクワガライジャーの能力違いの新録カード、XG3を紹介。クロスギャザー第3弾「Wインパクト」に収録。前回紹介したカブトライジャーXG3と同時に収録となっている。

我等相手に雷撃とはな。いいだろう本物の迅雷(いかずち)を見せてやる。

 能力は兄共々、据え置きで新たに「タスクMA(これがバトルエリアの2番目にある間、これの次に並ぶMAを持つSユニットは 「SP1」 を得る)」を得たことで後続にコンビネーションするユニットにSP1を取得させてストライカーにできるサポート能力を得た。

 能力は【迅雷流剣技・雷牙一閃】は相手のSユニット一体に好きなカテゴリを追加するというトリッキーな能力。この能力で相手にDAを追加することで、後続にカブトライジャーXG3をコンビネーションさせることで問答無用で除去できるというコンボができる。タスクを合わせて後続に対するサポートに特化した能力となっている。

 今回のクワガライジャーの絵は前回紹介したカブトライジャーと繋がっており、並べることで一枚の絵となるようになっている。フレーバーテキストも繋がっており、クワガライジャー→カブトライジャーで繋がるようになっている。

「我等相手に雷撃とはな。いいだろう本物の迅雷(いかずち)を見せてやる。」
「一鍬、あまり油断するな。あの赤い奴…かなり強いぞ。」

 イラストは兄者と同じくK2商会。

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