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レンストファンがみるサンバルカン 9話「怪物になったパパ」
第9話「怪物になったパパ」
Aパート:狙われた教授
早朝のスナックサファリ。長官が子供たちと元気に遊ぶのを背中に朝食をぱくついているサンバルカンの面々。そこで、気になる新聞の見出しを見つけます。なんでも、海水から金やウランを生み出す画期的な発明をした博士がいるようです。いや、普通にやばい発明では?
鮫島欣也:
「ついにやったか小坂先生!」
大鷲から新聞を見せられて歓喜の声を上げる鮫島。どうやら顔見知りのようです。なんでも、海水に溶け込んだ金属を抽出することができ、しかもコストを抑えられる画期的な発明だそうです。なるほど、そういうカラクリなのか。普通に自然環境保護にも使えそうね。
しかし、それに目を付けたのがブラックマグマ。新たにサソリモンガーを生み出すと、小坂教授の誘拐を命令します。関係ないけど、サソリモンガーのデザイン、割と好きですね。顔から機械がのぞいているのが機械帝国の怪人っぽさがあっていい。
小坂教授は鮫島に海のすばらしさを教えてくれた恩師らしく、久しぶりに会いに向かいます。
小坂教授:
「人類は海を知らなさすぎる。宇宙よりも深く豊かなのにな」
なんとも研究者らしい鮫島教授。奥さんの子供の浩一くんにも出会いますが、好かれているようでサッカーを教えてもらえるようにねだられます。快諾する鮫島、結構、子供好きですよね。
鮫島と離れて奥さんと歩いているうちに、サソリモンガーが教授を拉致します。悲鳴を聞いて慌てて駆けつけるも、時すでに遅し。
小坂教授はブラックマグマの本拠地に連れ去らわれると、謎の装置を付けられます。
ヘドリアン女王:
「装置の設計図を頭で書くのじゃ、小坂教授」
いくら何でもそれは無理じゃない? どうやら教授の頭の中から装置の設計図を吸い取ろうとしたようですが、かたくなに教えようとせず、息子の声を聴いて装置を振り払って逃げようとしますが、ヘルサターン総帥の手によって殺害されてしまいます。酷い。
何故かダークQの選出方法が丁寧に描かれます。丁寧な検品をしたうえで量産し、破壊をも辞さぬ訓練で生き残った者が選ばれるようです。これだけのことをやってるのサンバルカン相手には一蹴されるのか……。そして、先ほど殺害された小坂教授の皮をコピー。偽物として送り込まれます。
小坂教授の帰還を聞いた太陽戦隊は護衛のために鮫島を派遣。奥さんと子供も病室に駆けつけて再会を喜びます。特に体に怪我もない、と医者からも太鼓判を押されますが、鮫島は首をかしげます。
鮫島欣也:
「ブラックマグマは何の目的で小坂教授を……?」
しかし、小坂教授を診断した医者も実はブラックマグマの手先。周囲に不信感を与えないために送り込まれた偽物です。まんまと気づかれずに潜入することに成功します。
奥さんを助手として海洋科学館に家族ごと住んでいるという小坂教授。奥さんも助手として働いているいう科学者一家です。しかし、食事の際に父親に対して何か違和感を感じる浩一君。
夜間、マイクロフィルムを探す偽小坂教授。研究室の金庫を破壊します。浩一君は父親の違和感が気になって眠れないのか、父親の研究室に向かいますが、そこでダークQに遭遇。急いで母親の元に向かって報告しようとしますが、
偽小坂教授:
「浩一、パパにおやすみも言ってくれないのか?」
すぐに偽教授が現われると、浩一君を抱えてベッドに連れていきます。恐怖で固まている彼をさらに脅します。
偽小坂教授:
「ママを死なせたくなかったら、黙ってるんだ。鮫島にも誰にもだまっているんだ……パパの本当の顔は、これだってことをな!」
自らの素顔を見せるダークQ。逃げ出そうとするも、外からカギがかけられてしまったのか、部屋から出ることができません。
Bパート:母子を守れ!
夜中、ベッドにいない旦那さんを心配して研究室に向かうと、そこには素顔のダークQが、て少しでいいから隠れようとせんか。武力で黙らせればいいと思っているのか、あまりにも油断しすぎです。
浩一に急いで隠れるように告げると、奥さんも隠れます。追いかけてきたダークQは扉を壁ごと破壊して子供部屋に侵入。こいつスパイに向いてないよ。子供に手をかけようとするのを母親が必死に阻止、2人で逃げだします。研究所を破壊しながら追いかけてくるのをなんとか車まで逃げるも、怪力で止められてしまいます。
研究所に現れた鮫島は荒らされた様子を見て何かが起こっていることに気づきます。
母子を海岸に追いつめてフィルムの場所を詰問するも、知らないと答えるしかない奥さん。さらに苦しめようとしますが、ようやく鮫島が駆けつけて救出。
バルシャーク:
「設計図は先生の頭脳に隠されていたんだ!
設計図を守るため、先生は自らの命を……っ!」
バルシャークに一蹴されると、すでに用済み扱いされたのかゼロワンの手で即座に破壊されるダークQ。流石に今回のは失敗作と言われてもしょうがない。サソリモンガーが現われますが、イーグルとパンサーも駆けつけて名乗りを上げます。
サンバルカン:
「輝け! 太陽戦隊、サンバルカン!」
マシンマンを蹴散らしてサソリモンガーに迫るシャーク。シャークジョーズでダメージを与えてから、バルカンボールで撃破します。
サソリモンガー:
「大モンガー!」
巨大化したのでサンバルカンロボで対抗。サソリ形態になって翻弄しますが、バルカンハンドにつかまれて振り回されてぶん投げられ、射撃で牽制するもシールドで防がれてプラズマオーロラ返しで止めを刺されます。
ナレーター:
『海を愛した小坂教授は死んだ。だが、鮫島は少年の目に希望を見た。父の意思をきっとこの少年が継いでくれるに違いないと』
エンディング、浜辺で浩一君と元気よく遊ぶ鮫島と、それを見守る仲間たちを映して、次回に続く。
次回予告:第10話「待ちぶせ毒くも館」
バルパンサー暗殺計画!?
感想
鮫島と恩師の話。鮫島は普段は割とクールな印象を与えますが、焦点が当たると子供に対して優しかったり、人情味があるキャラクターなのが分かりますね。今回は恩師との交流とのこともあって、彼の温かみのある側面が見れたように思います。担当回ということもあって、いつもよりも海を使ったアクションも多めで見どころもありましたね。
次回、パンサー危うし!?
レンスト『RS-32 バルシャーク』紹介
今回紹介するのはエピソードの主役だった亀嶋欣也が変身するバルシャーク。第1弾「英雄の再臨」から他のメンバーと共に参戦。海中でサメと一緒に雄大に泳いでいる姿が描かれている。レアリティはノーマル。
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必要パワー1でBP2000という低コストユニット。能力は今回も披露した【シャークジョーズ】。効果はアタックする時に本来の値としてバトルする、というもの。完全にアバレイエローと同一であり、欠点も一緒。しかし、CNが5なので使い勝手はアバレイエローよりも落ちてしまうのが欠点。まぁ、イーグルやパンサーとコンビネーションすればナンバーに関係なく発動できる利点もあるのだが、やはりBPの低さが足を引っ張ってしまう。