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レンジャーズストライクファンが見るハリケンジャー 45話

巻ノ四十五「隠れ家と大掃除」


アバン:御前様

 水辺でたたずむサーガイン。前回現れた御前様について考えているようです。タウ・ザント共々、存在を確信していただけに、彼女こそが何かを知っていると予想します。

「ハリケンジャーどもが御前と呼ぶあの女……あの女が嘆きの弓を在処を知っているのは間違いあるまい」

 そういうと、呪扇獣マドーキを召喚、ハリケンジャーたちを探るように言います。これまでいかにも怪獣ちっくな扇獣でしたが、今回は女性らしいラインの怪人です。目的によって姿が変わってくるのかな。

 一方のハリケンジャーたちはウキウキ気分で山登り。お年玉くれるかな?と行楽気分で向かったのは山奥の神社。どうやら、ここに御前様がいるようです。

Aパート:一年間の振り返り

 神社についた3人を待っていたのは、御前様ではなく男性の住職。

「わしはこの寺を預かる烈堂と申すもの」

 烈堂を演じるのは「バトルフィーバーJ」で曙四郎/バトルケニア、「電子戦隊デンジマン」でデンジブルー/青梅大五郎、そして「宇宙刑事ギャバン」で主役、一条寺烈 / 宇宙刑事ギャバンを演じた大御所、大葉健二さんです。ゴーカイジャーでも客演してくれました。こんな大御所もシュリケンジャーのゲストになるんだ。現在、並行してデンジマンの配信もしているので、タイムリーな人選です。

「焦るでない、本来ならば落ちこぼれ忍者が直々に会える人物ではないのだ」

 と、一括されると境内の掃除を命じられます。それなりに戦果も残してきたのに、いまだに落ちこぼれ扱いに不満たらたらの3人。たしかに、それなりに活躍はしているんですけどね。過去の映像を使いつつ、自分たちの活躍を振り返ります。総集編っぽい。放送日を調べたら12月29日ということで、大晦日前なので家で里帰りとか旅行している子供のために、内容的には薄めにしたのかな?

「どんなピンチの時も俺たちはくじけずに戦い続けてきたんだ。悪い奴らの魔の手から、この星を守るために!」

 だからこそ、御前様に認められたと喜んできたのですが、現実はまだまだ厳しいようで、再び住職に一括を入れられます。

 霞兄弟は剣道教室が長引いたようで、遅れてきているようです。途中で結界を確認すると解除しますが、そこをバドーギに見つかってしまいます。一鍬の影に入り込むことで侵入に成功。

 神社では住職がのんびりお茶をすする住職の横で掃除を続ける3人。

「だいたいと一甲と一鍬は何で来てないんだよ。一緒に呼ばれたはずだろ、シュリケンジャーだって」

 その言葉にこれまでの経緯から烈堂がシュリケンジャーではないかと疑います。のんきにアンパン食べている烈堂。青梅のイメージが強いのかな?

「「「シュリケンジャーの正体って誰なんですか?」」」

 シュリケンジャーのおさらい編。これまでの変装の数々が振り替えられます。豪華なメンバーだよね。正体こそ不明ですが、今では立派な仲間の一人です。しかし、御前様を呼びに行く、と去っていきます。そこへ、霞兄弟も合流。

 バドーギは一鍬から離れると神社を監視します。彼女の眼を通して、監視を続けるサンダール。

Bパート:発覚

 掃除をずっとしていたことを、シュリケンジャーに騙されたのだと指摘する霞兄弟。今回呼ばれたのは、”アレ”の件ではないかと話をします。ここでジャカンジャのおさらい。

 ”アレ”を出すためには地球を腐らせることが必要、ということしかわかりません。一甲たちの父、霞一鬼が見たという流星群。これにより彼は精神に異常をきたしてしまい、息子兄妹に苛烈な教育を行うようになってしまいます。ここからはゴウライジャーのおさらい。かつては敵対してましたが、今では頼もしい仲間です。一甲もすっかりみんなの兄ポジションになりました。一鍬はハリケンジャー共々弟ポジだけど。

 これまでの”アレ”の発現の危機を振り返ります。そして、ジャカンジャの狙っているメダルに今回の”アレ”発現がかかわっていると推察します。

「その通りだ」

 ようやく5人の前に現れる御前様。サンダールはバドーギにそのまま手を出さずに監視を命令。嘆きの弓と怒りの矢が大いなる力を開く、という流星群のメッセージを伝えます。サンダールの暗躍を振り返ります。怒りの矢の解放と、サーガインによるからくり機構での怒りの矢の解放。怒りの矢単体だけでも驚異的な力の前に、ジャカンジャに嘆きの弓を与えるわけにはいかないと改めて確認します。

「だから御前様の体に封印された闇石……嘆きの弓のメダルは絶対に守らなきゃ行けないんですね!」

 決意を新たに高らかに宣言する鷹介ですが、潜んでいたバドーキを通してサンダールに嘆きの弓の在処が知られてしまいます。即座に監視をやめて御前様に襲い掛かり、変身する隙も与えずに面々を圧倒。しかし、そこに烈堂が割り込みます。生身にも関わらずに互角の戦いを繰り広げてくれるのは嬉しい。大葉さんの衰えのないアクションシーンが見れて眼福。

「成敗……! 天空シノビチェンジ!!」

 変身して応戦するも、嘆きの弓の在処がわかったのでサンダールから撤退の指示。悪戯に戦力を消耗しないのは賢い。てか、変身する前のほうが活躍してたなシュリケンジャー。

 嘆きの弓の在処がわかってしまったので、ハリケンジャーのアジトに避難することになった御前様。再び大掃除のやり直しになったところで、次回に続く!

次回予告:巻ノ四十六「おせちと三巨人」

 お正月だ! おせちだ! ウェンディーヌだぁ!?

感想

 御前様も本格的に物語に参加してきて最終決戦の近さを感じた今回。大掃除ってことで正月前の最後のエピソードですかね。基本的にこれまでの振り返りがメインではありましたが、嘆きの弓の在処がジャカンジャにわかってしまい、

レンスト<疾風流超忍術>紹介

 今回紹介するのはオペレーションカードの疾風流超忍術。第1弾「英雄の再誕」にて収録されたカードで、各戦隊をモチーフにしたレア枠のカード。能力欄の背景に各戦隊のタイトルロゴが描かれているのが特徴。

力で押さば影に消え、影から奔らば風に溶けゆく。

 効果は相手のターンでも使えるカウンター効果を持ち、BP8000以下のカードを出されたときに山札の上に返すという効果。カードゲームはシンプルな効果ほど強いとは定説だが、このカードも例に漏れず強力な効果。

 特に追加条件を満たさないと出せないMユニット等に使えばコストを無駄にできるし、山札の上に返すので相手に新規カードを引かせない、という妨害もできるので、相手の展開を大きく阻害することができるカード。

 第5弾「五龍の逆鱗」にも再録されており、そちらでは絵柄違いで収録されている。

風が鳴き、大地は震え、水が舞う。見たか聞いたか、これぞ秘中秘伝の三重奏。

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