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レンストファンがみるサンバルカン 5話「邪悪な太陽神」

第5話「邪悪な太陽神」


Aパート:蘇る女王

 冒頭、さっそくヘルサターンはマジンモンガーを生み出します。マジンモンガーの力が暴走したのか、謎の力がヘルサターンを襲いますが、心配するゼロガールズを押しのけて謎の像がある部屋に向かいます。

ヘルサターン総帥:
「助けたまえ……太陽の神よ……!」

 ブラックマグマ、宗教組織だったのか。彼の祈りにこたえるように、「眠っている女王」を起こせというお告げが。ヘルサターンの弱点とも称される邪悪な太陽神への信仰と恐れ。ラスボスは実は……みたいな展開だろうか。タイトルコール。

 眠っているヘドリアン女王を蘇らせるために、機械の心臓を移植するヘルサターン。心臓を起動させることで、姿が変わり(なんでだ)、目を覚まします。

ヘドリアン女王:
「ここはどこじゃ……こんなところでぐずぐずしている暇はない。私は復讐せねばならん、ベーダ―一族を滅ぼした人間どもにな」

 復讐のために協力しようというヘルサターンの言葉を一笑して突っぱねるヘドリアン女王。手を払いのけて機械人間と嘲りますが、

ヘルサターン総帥:
「ここを離れては生きてはいけん!」

 人工心臓を作ったのは他ならないヘルサターン達ブラックマグマ。彼女の心臓も彼らの思うがままです。自らが利用される立場になったことに怒り心頭。

ヘルサターン総帥:
「生贄を捧げるのだ、我らが太陽神に、そして黒太陽のミサを司るのだ、ヘドリアン女王!」

 ブラックマグマにヘドリアン女王が加わりました。

 場所は変わって小学校、生徒に元気よくあいさつされる高子先生。しかし、感情をなくしたかのように無表情で、生徒たちの声も無視します。どうやら、ヘドリアン女王の妖魔術で操られている様子。屋上に上ると、そこから飛び降りてブラックマグマのバイクに飛び乗って連れ去られてしまいます。屋上に上った意味は……?

 スナックサファリでは、ニュースでそのことが報じられますが、そこに坂井次郎君が映ってると聞いて、見るついでに上記の不可思議な事件を聞きます。

嵐山長官:
「これは、何かあるぞ」

 教師を誘拐したバイク集団は今度は結婚式をやっている教会に。今度は花嫁にヘドリアンが妖魔術で操ります。スタントマンレベルの運動神経を見せつけてバイクに飛び乗る花嫁。……妖魔術って身体能力もあがるの? 花婿が必死に追いかけますが、バイク相手では追いつきません。

 一報を受けたサンバルカンは花嫁を救うべく出陣。挟み撃ちにしてバイクを足止めしますが、マシンマンにマジンモンガーも現れてみんなを苦しめます。一瞬の隙をついて撤退するマジンモンガー。

 基地に戻ると、美佐が誘拐された女性の共通点を見つけ出します。全員が同じ誕生日で、しかも明日、そして皆既日食と重なっているようです。古代文明では皆既日食を恐れて生贄をささげる習慣があった、と不吉なことを長官が言います。

ヘドリアン女王:
「しばらくの辛抱じゃ、すぐ楽園に連れてってやるぞ」

 連れ去られた女性は地下牢に入れられると、へドリアン女王からそう告げられます。女王のあくどい笑いがすごい。

 サンバルカンは日食が観測できる場所を探し、日出島にブラックマグマの基地があると判断。急いでサンバルカンを向かわせます。彼らの予想通り、日出島ではヘドリアン女王が儀式の準備を進めています。

 ブラックマグマは日出島で釣りをしている親子を襲撃しますが、何を隠そうその正体は嵐山父子。まーた体張ってるぞこの最高責任者。巧みに釣り道具を使って注意を引くと、パンサーを向かわせます。

Bパート:女性を救え!

 生贄の台まで連行される女性2人。パンサーは潜伏しながらマシンマンをやり過ごしたり、蹴散らして中の様子を伺います。皆既日食が始まり、ついに儀式が始まります。それを察したヘルサターン総帥が落ち着きなく動き回ってるんですけど、今回の彼は威厳もへったくれもない不審者みたいな動きしてて面白い。

 順調に儀式を進めるヘドリアン女王。音もなくパンサーは中へと入っていきます。しかし、一足遅く、女性たちはもう檻にいません。

 ヘドリアン女王は呪文を唱え終わると。刃物をもって女性に近づきます。

ヘドリアン女王:
「生贄の血をもって、洗い清めたまえ……ん?」

 何かを察知したヘドリアン。パンサーが儀式の間に入ってみると、そこには誰もいません。しかし、隠れていた女王たちが、彼を包囲します。

ヘドリアン女王:
「ようこそ、バルパンサー」

 奮闘するもやはり数の不利は否めず、マジンモンガーに叩きのされたのちに拘束され、トドメを刺されそうになりますが、ジャガーバルカンの回収用のクレーンが天井を突き破ります。相手が驚いて退避した隙にパンサーは人質を連れて脱出。アジトを抜け出したところで、仲間の2人とも合流。

「「「輝け! 太陽戦隊、サンバルカン!」

 マシンマン相手に優位に戦いますが、バルカンスティックを使った技も披露。文字通り、地面を割ってしまうパンサーギャラクシーやばくないか?

 マジンモンガーは一筋縄ではいかず、苦しめられますが、徐々に形成が逆転、最後はバルカンボールで倒しますお約束で巨大化したので、サンバルカンロボの出番です。

 巨大戦闘、殴り合いでやや劣勢になると、先ほどの瞳からの光線を打つも意に介されず、最後はオーロラプラズマ返しで倒します。悔しそうなヘルサターンとヘドリアン女王。

ヘドリアン女王:
「デンジマンのほかにまたしてもサンバルカン……!」

 強敵の復活に決意を改めて、次回に続く。

次回予告:第6話「機械の支配する家」

感想

 ついにヘドリアン女王復活。すでにEDでは姿が変わった後とは言え写っていたので当時の子供たちがどれほど驚いたのかはわかりませんが(笑)。誇り高い彼女がどうやってブラックマグマに従うのか、と思いましたがシンプルに命を握られて、ということでした。納得の理由である反面、そこまでしないと従わなそうなヘドリアン女王も凄いですが。最後の最後までバンリキ魔王には屈服せず一矢報いたからなぁ。

 ヘドリアン女王も加わってますます女性比率が上がって、珍しく女性比率が高い組織ですが、彼女がどう活躍していくのか、今後に期待です。

レンスト『SC-004 ヘドリアン女王』紹介

 今回紹介するのは、復活を果たしたヘドリアン女王のカード。第6弾「紅き六戦士の帰還」にて参戦。同弾では故・曽我町子さんが演じたキャラクターがフィーチャーされており、曽我町子さんが演じた顔出しキャラが収録されており、このカードもその1枚。レアリティはシークレットレアであり、ダークアライアンス初のシークレット。他にも「恐竜戦隊ジュウレンジャー」の魔女パンドーラ、「魔法戦隊マジレンジャー」の天空大聖者マジエル、デンジマンでも紹介したヘドリアン女王が収録されており、いづれもレア以上の扱い。

因果律が意図的に歪められ、本来同時には存在できない筈(はず)の者を同じ世界に並び立たせた。

 必要パワー3でBP5000とデンジマンのころよりもBPが-1000と弱体化しているものの、その分必要パワーも減っており、充分なスペックを持つ。能力【妖魔力】は相手がETかOTのカードをコマンドゾーンにおいたときにリリースするというもの。コマンドゾーンのカードをリリースしなければカードを使うことができないので、相手の展開を大きく阻害することができる。対象を選んでしまうので相手のデッキ次第では無意味になってしまうのが難だが、ETとOTなら非常に厄介な相手。

 フレーバーテキストにはレンジャーズストライクにおいて、同一人物が複数、存在することの理由付けが書かれており、デンジマン側のヘドリアン女王のテキストはこのカードに対応している。

前後エピソード

まとめ

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