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レンジャーズストライクファンが見るデンジマン 43話

第43話「なぞなぞ七色レディ」


Aパート:狙われた美女

 公園を歩いているあきら、何故か彼女の七変化が流れます。なんでだ。ここでタイトルコール。本当になんでだよ。

 気を取り直して、ミス人魚のコンテストで美女が選ばれて拍手喝さいを受けています。しかし、その直後に石灰したように白い何かで包まれると、そのまま燃えてしまいます。違う会場では花弁が舞い散るとともに消滅、違う場所では帯に絡めとられて、シャボン玉とともに消滅、と美人コンテストを狙った不思議な事件が多発します。殺されてるのかと思ったら一応、誘拐されているらしい。

 どう考えても普通じゃない事件に、デンジマンたちも注目しています。何故、美女ばかりが狙われてしまうのか。首をかしげます。

「私ね、もっと恐ろしいことが隠されているんじゃないか、て気がしているの。恐ろしくて、忌まわしいことが……」

 女性の直感でそう感じたあきらは自ら囮役をかって出ます。街中を歩いていると、怪しげな集団が後をつけています。隠れているようですが、あまりにもバレバレです。何やら、ミラ子様という存在を都度、口にしてますが……まぁ、十中八九ミラーでしょうね。

 ぬいぐるみを見ていると謎の女性が声を掛けます。ぬいぐるみを譲ってほしいと言われ、譲ったところ当たった手が異様に冷たいことに違和感を抱きます。店を後にすると、先ほどの女性が待ち構えていました。

「ベーダー指名手配、桃井あきら!」

 突如、先ほどの男性があきらを取り囲みますが、ただでやられる彼女ではありません。華麗な動きでたやすく男性を蹴散らすと、謎の女性はすぐさま撤退。なんでチャイナ服とインディアン衣装にあきらは着替えたんでしょうか。

 謎の女性がアジトに戻ると、そこには檻に閉じ込められた美女たちが。なんでもあと2人で目的を達成できるようですが……。

「とにかく数をそろえなきゃ、質を落としてでもね、多少悪くてもね」

 そんな彼女が目を付けたのがチーコ。あっと言う間に攫われてしまいます。果敢にも謎の女性に嚙みつきますが、彼女は自分の体温がないことを告げ、チーコたちを昆虫扱いします。あと1人で目的を達するようです。

 チーコが攫われたことを知った緑川。一応チーコもかつてはコンテストで入賞した経歴があるとか。デンジマンたちはさらに警戒を強めます。再びコンテストで男性たちが美女を狙いますが、あきらが待ち構えています。何故かチャイナ服で。何なんだ今日の話。男性を蹴散らすうちに水兵の姿に変わります。なんでよ。

 次は剣道の優勝者に魔の手が。今度は女剣豪の姿で救出します。ちゃんとみね打ちです。追っ手をシスターの姿で煙に巻いたかと思うと、今度は水兵の恰好。姿を変えることになんの説明もないので意味が全く分からない……。

Bパート:あきら七変化

「許さず、断じて許さぬぞ!」

 あきらの大活躍で美女の誘拐を阻止しますが、それに怒りを爆発させているのが今回のベーダ―怪物、デスマスクラー。通りがかった魔王がちょっかいをかけますが、体の冷たさに驚いてしまいます。ベーダー的にはかなりの美女のようですね。という、魔王にもそういう性的な欲求ってあったんだな。

「10人目の昆虫は桃井あきらにします!」

 あきらに怒りを燃やすデスマスクラーは、最後の標的をあきらに絞り込みます。身代金を要求するふりをして、デンジマンを呼び出します。しかし、これを罠だと勘ぐった彼らは残っている『ディスコの女王』を守るためにあきらを向かわせます。しかし、それこそがベーダーの本当の目的です。

 やはりディスコの女王を狙ってきたベーダ―にあきらはバニー姿とガンマンで対抗。しかし、馬に乗ったデスマスクラーの縄に捕らえられてしまいます。……なんでバニー姿なんだろ、しかも濃いめのピンク

 身代金の受け渡し場所に来て張り込んでいたデンジマンですが、動きがないことから自分たちが逆に罠にはまったと気づき、急いであきらのもとに向かいます。

 デスマスクラーの狙いはへドリアン女王のバースデーに美女の標本をおくるとのこと。相変わらず仲がいいな。ていうか女王の誕生日いつなのよ。

「お前だけはただ標本にするだけでは飽き足らぬ、荒野に24時間さらして、その後で標本にしてやる!」

 磔にされたあきら、デスマスクラーは氷の剣を彼女の頭上に刺し、そこから滴る冷たい水で彼女を苦しめるようにすると、満足。見張りをダストラーに任せて去っていきます。いや、詰めが甘いな。あっさりデンジマンが合流して助け出されます。なんとか一命を繋いだあきら。

「あきらが来れば私の標本は完成する」

 そうとは知らず、苦しんだ末に死んだあきらの死体を待つデスマクスラー。しかし、持ってこられた棺に入っていたのはピンピンしているあきら。華麗に表れるとダストラーを生身で蹴散らしていきます。ダストラーに変装していたほかのメンバーも姿を見せると、アジト内で大立ち回り。とっさに逃げだしたデスマスクラーですが、逃がしません。名乗りを上げて戦闘です。

 デスマスクラーと剣で切りあうピンク。互角の戦いを繰り広げます。不意を突かれてピンチになるも、ほかのメンバーが助けに入って救われます。不利を悟ったのか、巨大化した相手にダイデンジンで立ち向かいます。

 見た目に反して意外とパワフルなのか、ロープを使ってダイデンジンを振り回しますが、デンジ満月斬りを抹消面から受けて敗北。

 ラストシーン、誘拐された美女たちが、赤城に護身術を習う姿を見ながら、最後にあきら何故か着せ替えを披露して、次回に続く。

次回予告:第44話「不思議ランプ物語」

 ダイデンジンが盗まれた!? 青梅がまた酷い目にあうっぽい……。

感想

 何と言ったらいいのか困るエピソードだったな(笑)。話の筋など関係ない、とばかりに代わる代わる衣装を変えるあきらにどう反応したらいいのかわからない……。なんとも不思議な回でした。最終回がそろそろ近いのにこんなエピソード入れるのは凄いな。

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