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レンストファンがみるアバレンジャー 20話「キラーオー、アバレ始め!」
第20話「キラーオー、アバレ始め!」
アバン:殺戮者の誕生
前回のおさらいから。爆竜トップゲイラーが復活してしまい、アバレンオーロッキルのまま戦いますが、羽ばたくだけで突風を巻き起こし、街を破壊しながら圧倒します。合体もしてない状態でこの有様か。
爆龍トップゲイラー:
「私は羽を伸ばしているだけゲラ」
ティラノからの抗議も涼しい顔で流して、アバレンオーを圧倒します。そんな中、ステゴスライドンが制止を振り切ってトップゲイラーに突撃。
爆龍トップゲイラー:
「人間よ、ちょうどいい奴が来たゲラ」
しかし、アバレキラーによって動きを止められるとそのままトップゲイラーが持ち上げ爆竜合体。
アバレキラー:
「アバレンオーを滅ぼすもの……キラーオー、誕生」
のっけから衝撃のデビューを果たします。
Aパート:暴風の猛威
アバレキラー:
「これがキラーオーか、悪くない。ときめくぜ」
爆竜の数を比べてゲーム感覚で楽しむキラーに驚きつつ、ステゴを避けて必殺技を放とうとしますが、やはりアバレットは消極的。爆竜必殺ドリルスピンを放つも、爆竜必殺デススティンガーをカウンターで喰らいアバレンオーはダメージで分離。完全に腹部を貫通したけど、ティラノのは大丈夫なのか。なんとか息はあるようです。
アスカ:
「伝説には聴いていました、トップゲイラーはすべての爆竜と合体する能力を持つと」
まじかよ、ゴーオンジャーのジャイアン族みたいな能力持ってるんだ。そのままティラノを強奪しようとしますが、幸人の言葉にステゴが正気を取り戻して合体が強制解除。
アバレキラー:
「ステゴスライドン、お前の力を知るのは俺たちだけだ。それを忘れるな」
合体も解除されたので撤収するアバレキラー&トップゲイラー。完全敗北を噛み締めるアバレンジャー達。一方で凌駕は運良く病院の近くで看護師に発見されます。しかもそこは千琴が勤めていた病院でした。そこで初めて自分の命を救ったのが彼だと知ります。
恐竜やでは傷ついた爆竜たちを心配しますが、しばらくは動けないようです。仲代達の行方を追う凌駕と、ステゴを連れ戻しにいく幸人で別れます。
侵略の園では爆竜を撮り逃したジャンヌに折檻が。しかし、どうやらギガノイド「狩」はまだ完全に破壊されてないようです。
破壊の使徒ジャンヌ:
「爆竜トップゲイラー……あの力が私にあれば!」
ジャンヌはますます爆竜への執着を強めます。
幸人はステゴを連れ戻しに来ますが、彼は少し心変わりをしているようで、自らにあんな力があるとは思わなかった、と震えています。千琴もステゴを確保しに来ますが、そこに凌駕も現れます。どうやって見つけたのか突っ込むのは野暮です。
伯亜凌駕:
「命の恩人とは知りませんでした。改めて、その節はありがとうございました」
最初に言うのが助けてくれたお礼なのが凌駕らしい。今度は自分が助ける番だとブレスを外すことを説得しますが、当然のように拒否されます。なおも説得しますが、それに対してウィングペンタクトを投げ捨てるキラー。
仲代千琴:
「だったらゲームをしよう。アレを取れれば、ブレスを渡してやる」
凌駕も変身しますが、まさかの名乗りを挙げている間に攻撃。「そう言うのがダサい」とお約束も全否定。「あくまでもゲームで命の取り合いではない」とレッドはアバレイザーを出すもその場に捨てます。徹底的に2人のスタンスの違いが描かれますね。
Bパート:仲代千琴の摂理
アイキャッチはティラノ組。
ヴォッファはギガノイド「狩」を再度復活。顔と腕の形状が変化して行きます。ティラノたちは傷ついて動けないので、他の爆竜たちを総動員で対抗します。
爆竜ブラキオザウルス
「どんな敵も倒せる仲間ブラ」
お、今度はサンバルカンのEDですね。知ってる作品が出るとやっぱうれしいな。連続攻撃で奮闘する爆竜たち、合体しなくてもそこそこやれそうですが、やはり火力が足りないんでしょうか。
アバレッドのほうはやはりキラーに一方的にぼこぼこにされてしまいます。
アバレキラー:
「俺にはこんな力がある。なのに使わなかったらつまんだろ……だからゲームするのさ」
自らを自由と称し、思うが儘に力を振るうキラー。アバレッドの生き方を我慢しているというと、彼が捨てたアバレイザーを拾うと堂々と使って痛めつけます。凌駕を救ったことすらゲームと称し、つまらない結果になったことで彼の命に命に価値はないと切り捨てます。しかし、その発言についに切れたのか、アバレモードになると爆発的な力で攻撃をもろともせずにキラーを吹き飛ばします。
アバレキラー:
「いいね、なんか今の……ときめくぜ。それがお前の力だ」
マゾなのかな。冗談はさておき、力をふるうことに対して拒否感のない彼ですが、同時に自分と対等の力を持つ存在にも肯定的な様子。むしろ、自分でも勝てない相手、思い通りにいかないことを楽しいようにも感じられます。
アバレキラー:
「お前は俺に似ている……!」
自分と同じように、秘めたる力を開放したいと願っている。そう突きつけられ、驚愕の面持ちで否定するアバレッド。
ステゴスライドンもアバレキラーの言葉に惹かれるものを感じているようで、迷いを感じます。アバレンオーは自分がいなくても強い、コンバインするだけでは強くなれない。でもキラーオーは……? 自らの本当の力を知りたいという欲求がキラーの言葉で揺り動かされます。
爆竜ステゴスライドン:
「おらは知りたいんだテゴ、使いたいんだテゴ、おらの本当の力を!」
幸人の言葉を振り切ってしまうステゴスライドン。まさかの爆竜側からの裏切り。
アバレッドはアバレキラーに駆け寄りますが、その姿勢をダサいと切り捨ててアバレイザーによる不意打ちで下します。
アバレキラー:
「そのダサさがお前の命取りになるんだ」
変身が解除された凌駕にとどめに刺そうとしますが、ステゴスライドンが合流したことで興味を無くしたのか去っていきます。そのまま爆竜合体。エヴォリアン側も察知して捕獲のためにギガノイドを向かわせます。
ギガノイド「狩」の鎖で拘束、ヴォッファたちも勝利を確信しますが、不敵に笑うアバレキラー。
アバレキラー:
「キラーオー……お前の本気、見せてやるか」
Cパート:キラーオーの実力
キラーオーは力づくで鎖を引きちぎると、尾が巨大化。回転しながら体当たりするヒレストライクからの、爆竜必殺デスコンバッションでギガノイド「狩」を破壊。ものの数分で勝利を収めます。
アバレキラー:
「実験終了、次のゲームを始めるとするか……」
ステゴスライドンも奪われ、仲間も満身創痍。強敵の登場に戦慄するしかないアバレンジャーと、キラーの言葉を胸にかみしめる凌駕の姿を映して、次回に続く。
次回予告:第21話「アバレ恋!キロキロ」
らんるに一目ぼれしたのは……トリノイド!?
感想
アバレキラー大暴れの回。ただひたすらにダーティに欲望を貫き通すアバレキラーと、それを止めたいと思いつつも非情になれないアバレッドとの因縁が着実に積みあがっていきますね。名乗りの妨害や無手の相手に容赦なく武器を使う、挙句の果てに騙し討ちとルール無用の残虐ファイターでありながら、自分を圧倒したアバレッドを楽しそうに評価するなど、彼なりの行動理念も見え始めてきました。今後のエヴォリアンとの三つ巴がどう展開していくのか。楽しみです。
レンスト「爆竜トップゲイラー」紹介
今回紹介するのは衝撃的なデビューを果たしたアバレキラーの相棒、爆竜トップゲイラー。第4弾「四雄の覚醒」にてアバレキラー、ステゴスライドン共々、参戦。前回の復活した姿が雄々しく描かれている。
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必要パワー3でBP4000と能力的には標準的。能力【トップウィンド】は自分が場に出ることで相手のコマンドゾーンのカードをホールドさせる能力。カウンターなどを妨害することができる。強烈な風で相手の身動きを止めるというイメージかな。劇中の活躍の割にはどちらかと言えばサポート向きの能力。とはいえ、合体先が優秀なので無理せず合体要因として温存しておくのが一番かもしれない。