つゆだくリーマン悶絶Heaven1-処女喪失編-ボイスドラマ版のお話(おネタバレ有)
※成人向けBLボイスドラマの話です、ご注意ください※
待ってた待ってた、待っていた。
発売開始の通知が届いた瞬間、片手にiPhone片手でガッツポーズを決めたのはいい思い出です(数日前の話)
元々漫画のほうを存じ上げておりまして、漫画読みたさだけにDLSiteがるまに登録したぐらいでした。(BL漫画は基本シーモアさん購入でしたね…PayPay使えたから)そして、最近ボイスドラマにも手を出していたのでこれは聞かねばという感じで購入した次第です。
ざっくり内容説明すると、真っ黒な会社から白い会社へ転職したばかりの黒髪イケメン内面清純なサラリーマン江崎君(CV:スキマチェリーさん)が、爽やかで社交性ありそうな頼れるイケメン上司である清水係長(CV:白薔薇麗さん)に大変優しくではありますが、強引にあれこれされる話です。(CPが清水×江崎)
そもそも当方ボイスドラマは
これまでの人生ほとんど触れておらず(購入したのはDORAMATUさんぐらいかな)シチュエーションボイスドラマはおろか、アニメもほとんど見ないので(今期のアニメは~と言った追い方はしないという意味です。本当に好きなのだけ)恥ずかしながら声優さんは詳しくないのです。
そもそも女性向けシチュエーションボイス(あなたはイケメンに攻められて耳元で囁かれてドロドロにされちゃいます~みたいなの)に苦手意識があるのは、当方に夢属性※があまりないからだと思います。
※例、CPがイケメン×あなた(自分自身)みたいな奴です。
仮に男×男CPであっても、「自分が男体化して攻めないしは受けとイチャイチャする」というのにもあまり興味を惹かれず、当方のそういった器官自体が不感であるか、ひょっとしたら死んでいるのかもしれませんね。
私が聞くBLボイスドラマに私(自己投影)を出さないでください。
そこに私はいりません。
…なんだか嫌な千の風になっての歌詞みたいになってしまいましたが。
ただ、スキマチェリーさんは別の作品※で知っていたので、今回の江崎君役がこの方だと知って期待もブチ上がりました。素敵なお声なんですよね。 ※うちの執事(美人)は全身が性感帯…~痙攣するまで感じて出してご奉仕しますっ~ です。タイトル長いな。
うちの執事(美人)については、また別の機会に感想なりファンアートなり描きたいなと思ってます。
ドラマ本編
清水係長低音だなぁ。江崎さんも自分が前に聞いたドラマ※に比べたら低音めボイスでした。
※うちの執事(美人)は全身が性感帯…~痙攣するまで感じて出してご奉仕しますっ~ です。やはりタイトル長いな。
この作品「ボイスドラマ編」の名の通り、漫画作品がすでにあります。それであれば「音声と漫画を双方に見聞きすればより楽しめるだろう」と思って漫画を見ながらドラマを聞いてみたんですけども、結論音声は音声のみのほうがより楽しめるかもしれません。
「耳に集中せよ」ってのもそうですが、漫画の枚数がそこまで多い作品ではないので(そのかわり1ページ1ページのエロさと画力が凄いです)音に合わせると漫画側の読むテンポがゆっくりになってしまいますし、後半は何故か美術館で音声ガイド聞きながら展示物を見ているような気分にすらなってきます。
もしくは台本の読み合わせのような気分になってしまい、絵と文字と音を負うのに必死で、人によっては抜きたい衝動(お察しください)が消えてしまうかもしませんね…
作品の内容については、よくある(あってたまるか)会社でちょっとまあ色々あって、なし崩しに夜の誰もいないオフィスでとんでもないことが行われる感じです。社内の警備とかどうなってるのかな。
清水係長、確かに部下思いで仕事の面倒見も良くて大変いい人なんですが、優しさと気遣いのベクトルが結構ずれてて、時折「こいつサイコパスか…?」と性ではないどちらかと言えば倫理的な震えが私の心に生じます。本人たちは真面目にやっているんでしょうが時折シュールですね。
一部だけ抜粋すると、江崎さんが男性とも女性とも性経験がないということを語るシーンがあるんですが、清水係長が驚いて(江崎君が)イケメンでちんちんもでかいのにセックスしたことないの!?と聞いた後に「あのさ…今更だけど…」と言葉を続けるシーンがあるんです。
まあ(普通に考えたら)初めてだったことに対する謝罪なり身体への気遣いなり見せるんだろうなと思ったんですが
「処女喪失おめでとう!」
おめでたいのは貴方の頭の中だよ清水係長。
大切な記念日だから一生忘れられないぐらい気持ちよくしてあげる!!と行為続行です。サイコパスか。
いや、でも一応彼の擁護をさせてください。
清水係長は事後に江崎さんの潮含む体液でぐしゃぐしゃになったオフィスの床を一人で掃除してくれたり(酷使しすぎて江崎さんの身体が動かなかったからです)江崎さんが大人の階段上ったお祝いとして、コンビニでお赤飯のおむすび買ってくれるようないい上司なんですよ。
サイコパスかよ。
フリートーク
お疲れ様です。さあ本編です。
ボイスドラマってフリートークがあるのですね。白薔薇さんとスキマチェリーさんのフリートークですが、成人向け(平たく言うとドエロい)の作品で、ここまで笑えるフリートークが聞けるなんて思いもしませんでした。
ここは是非購入して聞いていただきたいので過度なネタバレは避けようと思っています。
ただ、お二方の「自分たちは声優の仕事をしているが、もしサラリーマンだったらこうではないか」というもしもの話が、悲しみとおかしみに包まれていて何度聞いてもしみじみ面白いです。
声優として活躍されているお二人なのに「サラリーマンだったらバリバリに仕事して契約取ってやるぜ!」じゃなくて「(お互いに)あまり仕事はできないであろう」「窓際族であろう」「給料だけもらって細々やろう」「週3ぐらいの勤務がいいな」と清々しいぐらい後ろ向きなのが心に染み入ります。わかります。
しかしフリートークって本当に面白いんですね…ボイスドラマのフリートークだけまとめて1本のCDにしてくれねえかなと思うぐらいです。
確かどこかで以前AVのインタビューシーンだけ編集して一本の動画にしてる人がいたと聞いたか見たか読んだかしたのですが、今ならその気持ちがわかるかもしれません。今なら少しだけ。
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