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7 世界一簡単な、「インボイス」

※簡単のために一部正確性を犠牲にしていますが、気にしないでください。

事業者から見た消費税



「消費税」とは、本来「最終消費者」が負担するものだ。しかし、事業者から見れば・・・

売り上げに含まれている消費税分 △ 経費など支払ったものに含まれている消費税を税務署に払う もらった消費税から払った消費税を引いて計算する

ただし、人件費や保険料・一部の税金には消費税はかかっていない。
だから、マンパワーの大きい会社は消費税を多く支払っている。 

そういうものだ。

「フリーランス」の多くは(2年前の)売り上げが一千万円を超えていないので、消費税制度はむしろ得する制度だった。

 「元請け」がフリーランスに支払った分、例えば55万円支払ったら5万円の消費税を引いて納付してた。

 

インボイスが施行されて

 インボイスとは「Tで始まる長い番号を自分が発行する請求書や領収書に記入する」ことだ。

 元請けからすれば、フリーランスがインボイス番号を持たない=支払う55万円の中の消費税を引けないことになる。つまり同じことをしていても、例年よりも5万円多く納付しなければならない。フリーランスに支払うのが仮に年間550万円なら50万円の負担増になる。

 インボイス番号を持つのは、お上に番号をもらう=登録することだ。


 インボイスを取る取らないの判断


 消費税を支払ってきた事業者からすれば、インボイスは請求書や名刺の刷り直しの事務や費用がかかる。
 
 フリーランスが年間売り上げ880万円だったら、インボイス番号を持たなければ手取りは変わらない。


経過措置
 インボイス制度の経過措置として、免税事業者からの課税仕入れでも一定期間仕入税額控除が受けられます。本来、仕入税額控除は「適格請求書発行事業者」が発行したインボイスが必要です。しかし、区分請求書と同様の記載事項がある請求書等と、経過措置を適用する旨を記載した帳簿を保存することで一定期間の経過措置が受けられます。対象期間割合令和5年10月1日から令和8年9月30日仕入税額相当額の 80%令和8年10月1日から令和11年9月30日仕入税額相当額の 50%が控除できる。

インボイス番号を持たない場合

 肩身がせまい。元請けに、消費税分の負担を増やすことになる。また「インボイス番号もないのか?売り上げ1千万も無かったか?」「じゃあ、インボイス持ってるフリーランスに頼む方が得じゃん?」と言われる可能性もある。

 確かに毎年の売り上げ、880万円のフリーランスからすればさ。
 「インボイス取ったら、去年より80万円も手取り減るんか?」となり、それは相当に厳しいだろう。

 残念だが、フリーランスは政治的には弱いのかもなあ。お上からすれば、「フリーランスで生活が難しいなら就職すりゃいいじゃん?」てなもんよ。そんなこと、現実には無理なのにね。

 貴女とインボイス


 貴女は「自由と幸せ」を求めてるんだから、年商5,000万〜一億の枠の中にいなければならない。

だ・か・ら・・・最初からインボイス番号をもらってください。

 のちに述べる「開業届・青色申告届と一緒に」税務署に行って申請用紙をもらってください。

 場慣れだ。それと税務職員は一応タダで教えてくれる。これは公のサービスであってもし間違っていても責任は問えないが。待てば、本を調べて教えてくれる。

政策金融公庫に税務署・・貴女の知らない世界が広がっていくスピード感も楽しんで欲しい。

年商5,000万円だと消費税は150万円ぐらいは、納めることになる。案外大きな金額になる。


金がないのに税金の完済を求められる。

 事業が開始されて一年も経つと、次の金融機関融資の際には、「税金を完納してる証明(市税窓口や税務署)をもらってきてください」と言われる可能性が高い。

 「税金を払う金を借りたいのに???」

銀行「税金も完納してない人に、金は貸せません。」

 理不尽極まりない。銀行は弱者の味方ではないのだ。

ドラマでは、融資担当職員が支店長を説き伏せてくれる描写があるが無いな。

大昔は社長の人間性や能力にも比重が与えられていたが・・・そして今でも数字だけでない部分を見てくれることになっているが・・・。

 もう支店長にも、それだけの権威も職権も無い。本部のPCの上で融資の是非は決まると言って良いだろう。

 だから「決算書」や「試算表」でのポイントがあって、そこで説得力を持たせねばならない。それもこのシリーズでは簡単に紹介する。

 要するに

 貴女は自由獲得のために事業規模をできるだけ早く5千万円に乗せるのだ。
そのため、個人事業であってもインボイス番号を取得し堂々と名刺や請求書・領収証に謳うのだ。

 最後まで、お読みくださりありがとうございました。

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