
23井川意高さんたちから学ぶ
井川さんは失敗していない
例えば井川さんが逮捕されたとき「成功者が転落し、不幸になる」一つの形としてその後、自殺を考えてもおかしくない。
私は成功者をたくさん作ったが、「成功したが故に不幸になった社長」をたくさん見ている。
破産や逮捕。そりゃあ家族には心配かけるし、子供だって嫌な気持ちになる。
だけど、死ななきゃならない程のことでもない。
そこで、思い出されるのがビートたけしさんのバイク事故やみんな大好きホリエモンさんのライブドアオートの開店直後の逮捕だ。
当時、イケイケだった宮内税理士はシュンとなったがホリエモンさんは受刑中にも本の執筆やブログの更新をして、大きくなって帰ってきた。まあ、税理士はあんなことがあると自動的に資格を失くすから仕方がないが。
成功者の転落・・本人にとってはがっくりくることだろうに。ただ、ホリエモンさんはサイコ気質だけに感情的に落ち込んだり・人間関係を気にすることなく・スパッと切り替えて・当局を恨みもせずに・多働モードに入って、あれからずっと大躍進を続けておられる。
ここのところだ。とてつもなく残念な事件が起こったとしても、死なない。むしろ人は、大泣きしてから頑張れる。
ほとんどの日本男性は、たった一度の失敗で自殺する。たかだか、留年したり就職に失敗、7万円の金が返せずに死ぬ。もちろん、冷静な判断ができない精神状態・落胆と疲労の極致にあるのもわかる。
井川さん・ホリエモンさん・ビートたけしさんらは、ことが起こってからの方がむしろ生き生きとしている。
井川さんはとてつもなく優秀
銀のスプーンと東大、男前。それが、鼻につかないのがまたご人徳というかお人柄。私などは、嫉妬のあまり闇討ちに行っても許されるのではないか?
だが、エリートコースのレールに載せられたとしてもだ。
会社の苦難を乗り越えさせて、叩き上げなどよりもずっと会社に貢献した実績もある。創業よりも、行き詰まった会社を回復させる方がずうっと大変でずうっと難しいのだ。社内政治的にも、しんどい思いをされたに違いない。
つまり、現実に優秀な社員〜社長で在られた。
井川さんのコアコードは「川」。
意 知 裏
行動しながら考える。質実剛健で労を厭わない。
「じゃあなんでギャンブルで大金を磨ったの?頭の良い人ならギャンブルだって、勝てるんでは?将棋や麻雀だってみんな賢い人が勝ってるよ。」
それは、そうだ。
仮に井川さんが、面と向かってバカラを研究したら勝っていたに違いない。
じゃあなぜ?井川さんはバカラを研究しなかったのか?
井川さんにとっては、当然だがギャンブルはストレス解消
もちろん、大いに港区女子と遊ばれただろうが。それほど女性がお好きでは無いのかもしれない。YouTubeではキャバクラやクラブはお嫌いだと言われていた。
男性の三大遊びは「飲む打つ買う」。井川さんには、ギャンブルは鬱憤ばらし。だから研究なんてしたくないのだ。遊びだ。好きにやりたい。
井川さんは、従業員の家族まで考えれば5万人の命運を握っていた。さらに、社内政治にも苦しんでいた。
足を引っ張られながら、孤独に売上をV字回復されてこられた。初代は楽だ。スタッフは全員、自分が雇った部下だから。
優秀な社員からすればさ、これまで会社を支えてきた自分。社長のお子さんだからと、苦労も実績も無いバカボンが易々と自分を追い越していく。しかもそのバカボンが素晴らしい実績を挙げていく。これはキツイ。嫉妬の炎に焼かれて、バカボンを追い落とそうとするに決まっている。
井川さんが無能だったら、軽い神輿にまつり上げられ、うまく利用されたはず。今の状況は無いのだ。
井川さんは、それでも潰れなかった
会社から追い出され、一流会社社長の自分が逮捕だ。。かっこ悪いやら、家族に申し訳ないやら。一旦は、がっくりもされたかも知れない。私が見てきた社長は、ここで自殺したり末期がんになられた。失意の中で亡くなったのだ。
A 現状が辛く苦しい。自分がやりたく無いことをしている。
会社経営。孤独。社内の敵からの嫌がらせ。
B 現状を破壊する。
金持って、ギャンブルしに行く。ストレス解消と破滅に向かう。
C 焼け野原に、新しい住処を作る。
好きな仲間と、SNSで語活躍中。素晴らしい論陣を、構築。
Aの段階では、Cのことには思い至られてはいまい。
ホリエモンさん・ビートたけしさんもそこは同じ。
B ホリエモンさんは逮捕。この最大の原因を私は宮内さんと切れたかった事にあると見ている。最後まで宮内さんと仲良ければ、宮内さんのみが逮捕されていたと。
ビートたけしさんは、映画制作への内なる情熱とお笑いの多忙さとのバランスに苦しんだ。
C 今ではみなさんやりたいことをやって稼いでおられる。Aのときより、ずっと自由で幸せだ。
何かを失えば、また何かを手にする
wasted nights/キングダム・ワンオクロック
お三方とも、「大変な思いをしたけれども、アレがあって本当に良かった。」と思われているはずだ。もし彼らが、私の方法を実践していればあのような急激なカーブを回らなくて済んだかも知れない。だが、それはそれでダイナミックでドラマチックな話にはなっていないという面もある。
私の方法であれば、内なる本心と行動が一致する。だから、貴女は彼らのような「自己破壊」プロセスを通る必要は無いはずだ。
事故破壊によって明確に出現する「本音」・続けたく無いこと・やりたいこと。それを貴女は事前に知っておくのだ。
彼らは高出力のエンジンを吹かしアクセルを目一杯に踏み込みながら、ブレーキをも踏んでいたのだ。そりゃクルマは壊れる。
貴女は、内心も本音も行動も夢も望みも同じベクトルを向くことができるはずだ。
最後まで、お読みくださりありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
