固定観念からくる差別
女性らしくとは?
よく私たちが行動する中で、頭の中にいつも浮かぶ言葉であり、行動を制限したり規制しがちなものではないでしょうか。
日本人は特に学校という成長課程において抑圧される事に慣れされられている側面があります。理不尽だったり、よく分からない校則でも違反できなかったり、意味がない事に対しても声を上げて反論できない環境が、自我を認識する前から自分の周囲に大きな壁となって出来上がっています。
それらが自己を認識する前に自分の中に入り込んでしまっている為に、どこからどこまでが本来の自分なのか、どこからが世間の言葉なのか、どうして嫌なことを嫌と言ってはいけないのかなど、様々なことが入り混じってしまい、本当の自分の気持ちや、やりたくない事が分かりづらい、判断しづらい状態が長期間続くので、色々な事を分類出来ずに抱え込んでしまっている傾向にある様に思えます。
女性の中には本当は嫌だけど、断りづらいから受けてしまったなんて事がある方は多いのではないでしょうか。
では、なぜ断りづらいと感じたのでしょうか。
・誘ってくれているのに悪い気がする
・本当は興味が無いけど、それを言えない
・断ってはいけない気がしてしまう
この辺りが浮かんだ方は特に自分の本心を抑えてしまっているのではないでしょうか。
では、なぜそう考えるのか。
・わがままばかり言ってはいけません。
・あの人空気読めないよね。
・おとなしくしていなさい。
・女の子らしくしなさい。
・モテる女性は誘われ上手
・可愛くなるには
私たちの周りには常にこういった言葉が溢れています。親からだったり、大人からだったり、雑誌の見出しにもそういった言葉で埋め尽くされています。その中の大半は、女性に向けられおり、同様の言葉でも女性が言われたり聞いたり聞かされる量が圧倒的に違う様に感じます。
それが普通によくあるのではないでしょうか。
では、普通とは何でしょう?
どうして自分の気持ちを言うのがわがままになるのでしょうか?
どうして空気を読む必要があるのでしょうか?
なぜ女の子だけが大人しくしていないといけないのでしょうか?
女の子らしくってどういう事なのでしょうか?
自分が行きたくない事に誘われる事にどんな意味があるのでしょうか?
どうして女性は可愛くないといけないのでしょうか?
そこに自分の本心を書いてみてください。
そして、女性を区別しているその言葉を言っているのは男性だけでしょうか?
私がこれまでに言われた言葉の大半は実は女性からの物が多いです。雑誌でも大半は女性誌で見かける見出しだったりします。ではなぜ、そういう言葉を言ってしまうのか、多く見かけるのか。それが普通だと思っている人が多いのかもしれません。
では、なぜそう思ったり言ったりするのか?
まずは、疑問に思ってみましょう。
そして突き詰めて考えてみましょう。
そこには何がありますか?
本当はそこに何も無い事にまだ、気がついていないだけかもしれません。