「無駄を削ぎ落す」という事
こんにちは、レインです。
前回に引き続き「速度」について考えを纏めてみようと思います。
突然ですが皆さん…こういう経験ってあったりしませんか?
「時間が無い。早くしなきゃ」…と焦ってやったらミスを連発。
普通にやるより遅くなった。
みたいな。
これ、私はしょっちゅうやってたんですけど、割と経験ある方多いんじゃないかなぁと勝手に思っております。
あ、そうそう。まさに今やりましたよ私。
パソコンのタイピングミスです(笑)
「おります」の「ま」…「ma」ですね。
焦って「ます」の「s」が先に出てきたんですよ。
これ分かりますかね?(笑)
打った文字は「おりさs」 こうなったわけです(笑)
これをやってしまうと、間違えた文字とバックスペースを押す分ロスが発生するんですよね。
テンポも悪くなるし、今まで持続していた速度も一旦止まってしまう。
また、1から加速しなきゃいけなくなるわけです。
こういった小さなミスが1つなら全くなんの問題もありませんが…
10.20…100…1000と重なって行ったらもう分単位のロスになっています。
これは、ちょっともったいない。
速くしようとして、身体がついて行かなくて、ミスになるのなら。
もう少し速度を落として、正確にやった方が結果的に速い。
こういう事態は往々にして起こる訳ですよね。
なら、速度を高めていく為に。
「速く、早く」を実践していく為に、
まず考えて行く必要があるのは…「無駄を削っていく事」
こうしたミスやロス。
そもそも必要な事なのかどうかの取捨選択。
そうして、質を上げていく必要がある。
いや、だからこそ。
早く、速くすることで質が上がるようになる。
だって、質を上げないと速くならないから。
「速度を上げたければ、速度を落とす必要がある」
とはいえ、「無駄を削ろう」と思った時に…
「どこまで速度を落とすのか?」というのは大きな問題。
非常に難しいポイントだと思います。
ぶっちゃけ、ミスする速度というのを感覚として理解していくしかないし、
速度をどこまで上げられるのか? は実際にやっていく中で掴むしかない。
それに加えて、人間の能力は変化します。
無駄を省かず、ミスも多いまま、単純に速度を上げただけで、
今日10分かかっていた事が、明日5分で終わるかも知れない。
なので、常に結果と感覚を意識するしかないんですよね。
ミス10回、素早さ10。だったら10分で終わる仕事を
ミス5回、素早さ7 で7分。
ミス0回、素早さ1 で10分
ミス2回 素早さ5 で5分
みたいな。
つまり…
「ミス1回で生じるロス」と「ミスを減らす為の速度低下」のバランスを最適化したいわけですね。
ただぶっちゃけ、これも怪しくて…
ミスを2連続でやったら10分のロスだけど、
一回飛ばしで2回やると15分のロスになるとか。
ミスを半分にしようと思ったら、限界速度の7割でやればいいけど
ミスを0にしようと思ったら、限界速度の3割くらいしか出せなくなるとか
結果が最大化されるような速度の付け方、ミスの仕方、
そして、時短をしようと思った時に速度を上げるべきなのか、無駄をなくすべきなのか。このバランス。
よくありがちなのが、焦ってやって、逆に遅くなるパターンだよねっていうだけで…中々難しいポイントですよね。
ここまでくると、結果と実感を照らし合わせながらやっていくしかないかなぁという感じで居ます。
ただ、間違いなく言えるのは
「単に速度を上げようとするのはちょっと待った方が良い」という事。
それは、本当は「速度」に問題は無いのかもしれない。
なんなら、瞬間的には、他の誰よりも速いスピードで走っている可能性だってある。
ただ、曲がり角で、盛大にぶつかって横転してから、また走り出すのに時間がかかっているだけで。
直線距離なら400キロくらい出ているのかもしれない。
だからこそ、曲がれなくなっているのかもしれない。
そのタイミングで…
「ダメだ。時速800キロくらいないと…」 とはならないはずなんですよ(笑)
速くするために、速さを捨てなきゃならない典型例ですね。
パート先でレジを打っていると「時間が無いのが一般的な現代人なのかなぁ」と思ったりもしますが…。
みんな、まさしくこれをやってる印象です。
レジの人や、前のお客さんをいくら睨みつけたって、速度は上がりませんよ!(違う話なのでは?)
そして、走っていくのは良いんですけど、そこには「集中」が宿るべきで
「怒り」なんて持ってたら、絶対歩いた方が速いですよ…
下手したら事故りますからね…
危ないのです…
こんなにめちゃくちゃ動いてるのに時間が無い…
と言う方は、「そもそもやんなくても良い事やってない?」
と疑って見られたら良いのかなと思います。
…遠くから風切り音が聞こえますね
あぁ、なるほど。あの大きさのブーメランだとこの距離でも聞こえてくるんですね。
だんだん音が大きく… あぁ、これ私に向かってきてるんですねこれ。
… 避けないと死にかねないのでこれにて失れいs