どこでも快適に書字できるデバイスが欲しい
小さなワードプロセッサが欲しい。スマホなんてとても書字ができるデバイスとはいえない。いつ何時メモをとる必要が出てくるかわからず、かつ手書きではとても思考のスピードに追いつかない。小さいワープロがあれば、通学中に本を読んでいて覚えておきたい言葉が出てきたときや突然アイデアが降ってきたときにすぐメモしておける。駅から駅へ歩いたらもう覚えていられる自信がないので、これは非常に重要だ。ワープロに求める条件は以下。
適度に小さい(片手で持てて、打ちにくすぎるほど小さすぎない)
紙とペン並の早さで取り出して書き始められる
人に内容を見られない
外で使っていても悪目立ちしない
これらを全て叶えられるデバイスを探すのは難しい。選択肢はいくつかある(条件を満たせる項目は括弧内)。
ポメラ(1, 2, 4)
XRグラス + Bluetoothキーボード(1, 2(?), 3)
ノートPC(4)
プライバシーを捨てればポメラが最良の選択肢となる。もう少し安く実現できないものかと思いシングルボードコンピュータを使った類似のデバイスを探してみたが、送料を考えるとどうしてもポメラととんとんくらいになってしまう。さらにポメラにはLinuxを入れることができるそうなので、ポメラがポメラ自身に課した(しばしば邪魔な)制約も無視できる。
XRグラスはそのイメージに反して、かさばる。グラスとして楽にかけられるものはレンダリングを外部に頼るので、たとえばスマホや独自のデバイスとケーブルでつないでおく必要がある。電車の中でごちゃごちゃしたデバイスを取り出して、ただでさえ目立つサングラスをつけてキーボードをブラインドタッチするなんて、とても流行遅れの地方人たちに受け入れられる気がしない。あまりにもサイバーパンクファッションすぎる。ただし、それと釣り合ってしまうくらい、内容を除かれる心配をしなくて良いということの魅力が大きい。
ノートPCは、リテラシーのない会社員も一緒になって電車で広げていてくれるので、目立ちすぎることはない。ただし電車の中では座席に座っているときにしか使えないし、バッテリーの節約のため常に休止状態にしているので起動が遅い。まだスマホで打った方がましだ。
やっぱりポメラかなあ……
もっと詳しくXRグラスについて調べて、だめそうならポメラを買おう。