このGOLDの年齢はすでに9000歳かも知れない。【金の不変性】と【サステナブル】について。
何種類もある金属の中で、金色の金属は、どうやら「金」だけみたいです。
金は言わずと知れた「金属の王様」で世界共通の資産であることは、皆様ご承知の通りです。この金には、資産価値の他にも魅力的な部分が沢山あります。
今回は、金の素材価値について触れてみたいと思います。
黄金に輝く金は、地球上で作られたものではありません。遥か昔、惑星同士の衝突で生じた、「とてつもないパワー」から生まれたものと言われております。➡プラチナもこれらしいです。
この金ですが、「不変性」という特徴があります。
金の質が変わらないという性質で、何年、何十年、何百年、あるいは何千年たっても、黄金色のままです。
➡よくジュエリーで使っているいると、しばらくして酸化して色が変わって見えますが、あれはK18など、金と一緒に混ぜている金属(シルバー、銅など)が反応して酸化しているだけです。
また、何度も繰り返して加工しても、まったく性質が変わらないという特徴もあります。
➡ちなみに延性(延びる力)にも優れていて、1gを延ばすと2800メートルまで達するらしいです。
この何度でも加工できる金は、当然、リサイクルでも利用される訳ですが
ここで質問です
現在、地球上で使用されている金の総重量は約17万トンと言われています。➡採掘されてない量が約7万トンらしいです。
そして、毎年約3000トンが産出されているのですが、年間の需要の内、リサイクルの金の割合ってどのくらいだと思います?
実は約3割がリサイクルの金と言われています。
金は溶かしてしまえば、古いも新しいもありませんし、PCの基盤などの工業品からの金も精錬してしまえば、元はわかりません。
これも不変性がなせる業ですね。
腐ったり、消耗される金属であれば、今頃はなくなっていたかも知れません。
何度でも蘇る不死鳥のような金属
それが金なんです。
ちなみに最古の金は紀元前7000年頃とも言われています。
ですので、現在の私たちの金は
古代メソポタミア文明の頃の金だったり
エジプト文明のピラミッドの墓に入っていたものだったり
ゴールドラッシュで採掘されたものだったり
コロンブスが見た、黄金の国ジパングの欠片だったり
エルドラドの伝説の秘宝だったり
したかも知れません。
そして、おそらくですが
金に対する思いが「DNA」となり
私たちにも受け継がれている気がします。
試しに、生後間もない赤ちゃんに
金を渡してみてください
きっと離さないかもしれません。
そんな金ですが
今はサステナブルの時代です。
素材の価値が変わらず、未来へと繋いでいく
まさに、サステナブルのテーマではないでしょうか?
最後に
金が紀元前7000年から存在していて、リサイクルで回っていれば現在9000歳になります。
おそらく
誰よりも、世の中のことが分かっているはずです。
悩みや答えが見えない時には
金に聞いてみるのはいかがでしょうか?
答えは金が知っているはずです。
ちなみに、「かえるシステム」という
お客様のお持ちのご不要なジュエリーを「新しく純金商品」にかえるシステムを始めました。
良かったらサステナブルに一役買ってみてください。