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【桃太郎電鉄あるある】60年目の悲劇。「あれ以来息子とは会話しておりません」。
「桃太郎電鉄ワールド」が発売となりました。
今回はワールドワイドになりまして、現実では考えらないほど平和な世界を旅するゲームとなっております。
そんな「桃太郎電鉄ワールド」を高校2年生の息子とCOM2人(弱め)の4人でやっていた時の話です。
桃太郎電鉄60年目
60年も経過すると、1位(私)の資産も10兆に迫り、2位(息子)の資産の2 兆に比べ、5倍近くも差をつけ、ぶっちぎり状態でした。
鬼2人は、設定も弱くしております関係で、貧乏神が出るとほとんど鬼2人につくため、「キングボンビー」の衝撃でマイナスになることもしばしばで、資産ゼロのマイナスあるかないか?をウロウロしている状況です。
そんな中、息子は、私のぶっちぎりを「八百長」だとブーブー言いながら、一泡吹かせてやろうと考えておりました。
➡確かにこのゲームは簡単に目的地にゴールできるので、公平ではない何かが働いていると感じております。(公平に公平でないという意味ですが)
◆ここからは、会話を入れながらの実況となります。
息子の所持金が、あれよあれよと「1兆円」を超え
ゴールも連続で7連発と良い感じなのを受け
息子
「いよいと俺の時代が来た」
と完全に調子に乗っている状態。
そんな中
COMの鬼の「剛速球カード」が炸裂し
私の所持しているカードが全滅
そのカードの中身は、物件飛びカード2枚、超音速カード3枚、★飛びカードなど、ゲームを有利に進める「キラーカード」がなくなり、状況が一気に怪しくなる。
そして
移動系のカードがなくなると一気に行動範囲が狭くなるタイミングで
息子が次の目的地の「ロンドン」にゴール。
息子
「よし!これで8連続ゴール!」と調子に乗った上に
ロンドンは超高額な資産価値のある都市でして、世界中でもトップクラスの物件でもある4300億円の「証券取引所」があり
1兆円以上の所持金がある息子は躊躇なく
「全部買う!」とあのロンドンを独占したわけです。
さらにとどめに
次のターンで、たまたま手持ちに持っていた「キングに!」カードを
使用するわけです。
そう、移動系カードがなくなりビリになった私に「貧乏神」が付いた瞬間に・・・
「ドーン!」重厚感ある音楽と辺り一面が紫色に変わり
いよいよキングボンビーの登場です。
このキングボンビーは、普段の貧乏神の10倍いや100倍もの悪さをする一発で路頭に迷わせる威力を持っており
移動系カードがあるうちは、他のプレーヤーに引っ付けることで、難を逃れたりすのですが
タイミング悪く、移動系カードは全て破壊されており。
周りは移動系カードがあり、私だけ
通常のサイコロの6までしか移動できない状況は、キングボンビーの悪行をひとえに受け止めるには十分する過ぎる状況です。
息子
「いよいよ終わる八百長野郎の時代が!」と
となりにキングボンビーがいるのではないか位、浮かれております。
そんな中、キングボンビーの悪行が始まります。
60年目くらいのキングボンビーは、一発で2000億円位持っていきます。
一発目は、2000億円でなんとか手持ちの資金で免れました。
そして、なぜか息子を始め、2人のCOMまでもが、アグレッシブに動かず、わざとゆっくりとキングボンビーの悪行を楽しんでいると感じる中
二発目の悪行へ
今度は、サイコロを30個振りたくなったきまぐれなキングボンビーの一撃
「ドーン!8000億円!」さすがに資金も無く、慌てて、資産を売却
思い出の土地の物件が売られていく・・・・。
息子
「してやったりの表情」
で、このキングボンビーの悪行を喜んでみております。
その後も数回、悪行を重ねた後、「ヒューっと」貧乏神に戻りました。
➡あの音はホッとしますよね・・・。
キングボンビーの被害額は、1兆円以上になり
順調だった首位生活が一気に雲行きが怪しくなってきました・・。
そんな中、カードが破壊されていたので、コツコツとカードの貰える黄色いマスに止まると
「強奪物件カード」をゲット。
この強奪物件カードは、理不尽なカードでランダムに現れた物件をただで手にできるという「悪魔のカード」でして、1000億クラス級のものが出れば、一気にお互いの関係がピリつく品物です。
このカードを次のターンで使用すると
強奪できる物件になんと「ロンドン」が出ているではないですか!
息子
「え、ロンドン?今、独占したばかりのロンドン?。まさかまさか・・」と言ったか言わないかのうちに
私
ロンドンを選ぶと
当然「証券取引所」4300億が選択できることを確認。
息子
「やめてぇやめてぇ!なんでこんなに簡単に4300億が取れるんだよ!」
「八百長じゃないか!」
と必死の訴え
私
「キングに!」の恨みからのキングボンビーの悪行の直後だけに
躊躇なく「ロンドンの証券取引所」を選択
4300億円の物件が、ただで転がり込む。
息子、発狂・・・・。
ただただ、発狂・・・・。
それ以来、会話をしておりません・・・。
でしたが、数日後
また
「桃太郎電鉄ワールドやる?」と
再び続きをプレーしております。
こんな親子関係や友情関係を「根こそぎぶっ壊してしまう」桃太郎電鉄ですが、ゲームを超えた大切な何かを教えてくれているのかも知れません。
息子も少し大人になったようです。