エアウィール体験で事故にあった件
2019年12月10日、滞在中のハワイで、ベルトラ経由で申し込んだたアロハ・セグ社の『エアウィール 選べる3種類のコース 体験/オーシャンビュー/SNS映えスポット<送迎付き>』のツアー中に夫のエアウィールの電源が突然落ちて前方に倒れ、夫がアスファルトに顔面を打ち、転んであちこち出血するという怪我をしました。
こちらに過失は一切ありません。こういうことがあった、という事実としてその時の状況をこちらに残しておきます。
1)事故が発生
2)ホテルへ戻った後、現地の旅行会社と保険会社に相談
3)ベルトラに体験後のレビューを投稿
4)ベルトラへ事故があった旨の報告
5)ベルトラからの返信
6)アロハ・セグより連絡及び謝罪
7)アロハ・セグより事故原因の報告
8)今回の事故における感想
1)アロハ・セグ社の
『エアウィール 選べる3種類のコース 体験/オーシャンビュー/SNS映えスポット<送迎付き>』のツアーに参加中、夫が乗車したエアウィールの電源が突然落ちて前方に倒れ、アスファルトに顔面を打ち、転んで出血する怪我を負った。
2)ホテルに戻ってすぐに阪急交通社の現地緊急連絡先のアロハツアーズのオフィス(ワイキキショッピングプラザ内)へ出向き、状況を説明及び相談。シェラトン・オン・コール(シェラトン・ワイキキ B1F)での受診を勧められる。現地で発生した事故や怪我は現地で病院にかからないと帰国してからでは保険が下りない、と説明を受けた。
いったんホテルへ戻り、加入していた損保ジャパンの海外旅行保険カスタマーセンターに電話で確認したところ、帰国後の受診も可能とのこと、歯などはかかりつけ医の方が安心のため、現地では受診せず、少し様子を見ることに。
3)ベルトラに体験後のレビューを投稿(掲載されず)
タイトル:事故がありました
本日12/9、ベルトラ経由で予約したアロハセグのエアウィールのツアーに夫と参加しました。ツアーの終わり頃に夫の乗っていたエアウィールの電源が突然落ちて停止し、前方に倒れ、バランスを崩した夫が顔面をアスファルトに打ちつけて怪我(鼻の下及び口の中を切って出血)を負いました。ツアー途中だったため、インストラクターにエアウィールを引いてもらいながらオフィスに戻っている際にまたエアウィールが突然電源を停止し、今度は左足の膝及び右手に打ち身と擦り傷を負い、最終的には2人とも乗るのを中止しました。怪我の状態は深刻なものではないように思えますが、歯を強く打って口の中を切り、しばらく出血が続いていたため、念のため病院へ行くことを検討中です。(ツアーの終了後、とり急ぎ旅行会社と海外旅行保険会社に相談をしたところ、病院へ行くことをすすめられました。)今回の件は念のためベルトラへ連絡する旨を伝えたところ、インストラクターの方が代表に確認して下さり、最初に書類にサインしているから保険でお願いします、とのことでした。代表の方はまず最初に怪我をしたことに対するきちんとした謝罪があっても良いのではないでしょうか。非常に不誠実な対応だと感じました。エアウィールがこんなふうに突然電源が落ちて停止したのは今回が初めてだとインストラクターの方は言っておられましたが、私達体験者もエアウィールははじめてでその仕様等について言われてもよくわかりません。ツアーの始めに同意書をよく読まずにサインしましたが、思っていた以上にリスクもある危険な体験だと思いました。インストラクターの方は怪我をした後もずっと気にかけて下さり、怪我を負うまでは本当にとても楽しいツアーだったのに、何だか釈然としない気持ちだけが後にずっと残ってしまい、とても残念です。
4)ベルトラへ連絡(原文そのまま)
本日、体験中に事故がありました。詳しくはレビューに記載した通りです。
体験を中断しオフィスに戻る途中に、別の体験者を引率している代表の方とすれ違いましたが、非常にあっさりとした対応でした。また、よく読むと同意書の内容は会社の都合のみが記載されており、安全面への配慮が一切記載されておらず、責任も追っていません。ベルトラはアロハセグのツアーの掲載について、一度検討していただけたらと思います。
5)ベルトラからの返信(原文そのまま)
大変な状況の中ご連絡をいただき誠にありがとうございます。
この度はツアー中にお怪我をされてしまったとのこと非常に心苦しく感じております。
その後お怪我のご様子はいかがでございますでしょうか。
現地催行会社からも本日の報告と返金依頼の連絡がございましたので、お預かりしておりましたツアー代金を本日付にて全額ご返金とさせていただいております。
ご帰国後カード明細がお手元に届きましたら詳細をご確認いただけますと幸いです。
◆返金額:USD -180.00(JPY -20,278)
※クレジットカード会社によっては、着金までにお時間を要する場合あり、明細への反映が翌月以降になることがございます。着金時期はクレジットカード会社にお問合せください。
本日は大切なご旅行中にお怪我をさせてしまっただけでなく、対応いたしました代表の言動につきましても大変ご不快な思いをさせてしまいましたこと催行会社に代わり深くお詫び申し上げます。
急な事態で大変ご困惑をされたいらっしゃったこととご心情お察しいたします。そのような中、お詫びやお声掛け等もなくXXXXX様のお気持ちに寄り添えない対応となりましたこと申し訳なく感じております。
頂戴しましたご意見は現地催行会社へ申し伝え、安全にツアーを催行することは当然のことながら、自身の言動にてお客様がどのようなお気持ちになるかを今一度考え対応を行うよう厳しく指導してまいります。
また、貴重なお時間を割いて体験談もご投稿をいただき誠にありがとうございます。
ツアー中に生じた事故等に関しましては免責事項となり弊社VELTRAにて介入致しかねます内容となりますため、規約に基づき体験談の反映が致しかねますこと何卒ご了承をいただけますと幸いです。
しかしながら、頂戴しました内容は確かに現地催行会社へ申し伝え、引き続き当日の状況や原因等につきまして確認を行い、今後の継続販売等も含め安全管理体制など現地催行会社と協議を行っております。
◆参加体験談利用規約:https://www.veltra.com/jp/reviewagreement
この度はお忙しい中ご連絡をいただきましたこと心より感謝申しあげます。
これからも各催行会社と協力をし弊社VELTRAをご利用いただく皆様が安心して心からお楽しみいただけるようなツアーの提供ができるよう努めてまいります。
その他お気づきの点等がございましたらお気軽にお知らせください。
明日ご帰国かとは存じますが、どうぞ残りのハワイご滞在もごゆっくりと素敵なお時間をお過ごしいただけますこと願っております。
VELTRA カスタマーサービス
トラベルコンサルタント 那須
6)アロハ・セグより連絡及び謝罪
事故当日、ホテルの部屋を不在にしていたところ、何度か部屋に連絡をくれていたようでした。翌日夜、謝罪に来ていただきましたが時間差で会えず、謝罪のメッセージをいただきました。
7)アロハ・セグより事故原因の報告(原文そのまま)
この度は、ツアーご参加の際にお怪我をさせてしまいまして、本当に申し訳ございませんでした。
ご無事に日本にご到着でしょうか?
事故の状況に就きまして、ご報告をさせて頂きます。
弊社ではツアー開始の安全点検事項がございまして
1.バッテーリーの充電状況
2.バッテリーの電圧レベル
3.タイヤの空気圧
4.ハンドルの留めビスの緩みチェック
5.シャフト留めビスの緩みチェック
以上、5点のセーフティーチェックの基準に沿って、毎日安全催行に努めて居ります。
今般、12月9日 7:30 Ohana Waikiki Maria お迎えのXXXXX様のお客様ご利用分の
エアーホィールに関しまして、XXXXX様ご利用の機材の安全点検の際に電圧レベルが社内規定のレベルに達して居りませんでしたが、インストラクターがほぼ基準値に近いと判断し使用いたしました。
その結果、ツアー催行の帰路に於いて、消費電圧の低下に寄りまして電源が止まってしまい、お客様が転倒するに至りました。
その時点で、営業所へ連絡の上機材を交換等の手段も考えられましたが、インストラクターが同機材にてツアー継続が可能と判断をしたために再度転倒をするに至りました。
途中、帰路の際に高橋が別のお客様のツアーアテンドで、すれ違いましたがアテンド中でしたので、事故の状況の把握も出来ないままインストラクターがXXXXX様のお世話を致し、ホテルまでご送迎を差し上げました。
今回の事故は、機材の故障では無く(バッテリーを再充電の結果、作動はすべて良好を確認済み)
セーフティチェックの際の人為的ミスと判断致して居ります。
今後に就きましては、このような人為的ミスの起きないよう、現在行っておりますセーフティチェックのダブルチェックを実施する事で人為的な判断ミスを未然に防いで参ります。
以上、ご報告と共にこのような事故の起こらないように安全なツアー催行に万全を尽くして参りたいと存じます。
アロハセグ
高橋 善郎
8)感想
今回、大した怪我でなくて本当に良かったです。
人為的ミス、という原因報告が後にありましたが、人為的ミスでもし人の命に係わるようなことが起きていたら、と思うと本当にゾッとします。
また「電圧の低下で電源が停止した」とのことですが、いろいろ調べてみたところ、電源停止前にはブザー等の警告音が鳴るようですが、今回、2度の停止の際に一切そういった警告音は鳴りませんでした。1度目に電源が落ちた後、何度かたたいたりして電源が入り、その後、再乗車し数分もしないうちにまた電源が落ちた、という感じなので故障なのでは?という疑念はまだ残っています。事故が起きた時点で一度全ツアーをストップし、該当機材を含め、全ての機材について事故原因を含め徹底的に安全確認をするくらいの対応があっても良かったのでは、また、該当機材は今後使わない方がいいのでは、と思っています。ヘルメットのみの着用でしたが、肘や膝のプロテクターもあった方が良いと感じました。
ちなみに体験の最初によく読まずサインをした同意書(リンクあり)ですが、かなり怖い内容です。「事故が発生した場合、たとえアロハセグの過失による事故であっても、アロハセグを訴訟できない」と記載されています。今回のように「明らかに人為的なミス」であっても、です。
どの体験型ツアーに関してもそうなのかも知れないですが、楽しい体験の反面、そのリスクもかなり高いのだと実感しました。
また、今回の件でベルトラは事故等が発生した場合、免責に関わるため、そのことを書いている体験レビューは一切掲載しない、ということが判明し、どうりでどのツアーも良い体験レビューしか掲載されていないのだ、ということが判明しました。今回、ここに書いておこうと思ったのは、こういったことが起きた、またこういったことは通常、外部に知られることはないため、記録として残しておきたい、と強く思ったからです。今回の事故の後も、何事もなかったかのようにツアーは続けられています。他にこういった経験をした人はいなかったのだろうか、ということもとても気になっています。今まで何度か海外旅行の際、ベルトラでオプショナルツアーを申し込んだことがありましたが、今後、利用することはもうないと思います。
楽しい旅の途中に経験した、いろいろ考えさせられる体験でした。
長文を読んでいただき、ありがとうございました。
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