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【お返事】



【自慰行為はやめさせるべき?】

まずはじめに障がいの有無に関わらず
全ての人は「体の権利」というものを持っています。

簡単に説明すると
正しい知識を得て自分の体に起こることを
自分で管理、決定していく権利です。

自分の体は自分だけのもので
自分の体に誰がどこをどんな風に
触るのかを決めるのも自分だということです。
(結果ややこしい言い方になりすみません笑)


なので、

自慰行為についても
やめさせなくて良いです。

(ぁ、注意点はあります!)


【前回のお悩みは…】

小学5年生のMくんが
堂々とリビングで自慰行為をしてしまうことに
とても困っているとのことでした。
小学1年生の妹さんもいるので
色々と心配になるかと思います。

(リビングでって言うのが気になりますよね。
あと妹さんがいるという点も)


【ルールを決めよう】

性器をさわるということを禁止する必要はないですが
ルールは決めておいた方が良いです。
そのルールとは…


①清潔な手で
②1人の空間で
③優しく
④使ったティッシュはビニール袋にいれる


この4点は決めておいた方が良いと思います。

まずは手を清潔に- ̗̀‎𖤐 ̖́-
大変かもしれませんが大切なことです。

雑菌がついたままの手でさわると
後から炎症を起こしてしまった場合
病院へ連れていくことの方が大変だったりします。


そしてリビングなどでさわっていたら
「1人の空間でしようね」など
声をかけ、人が沢山いる場所から
1人で落ち着ける空間へ移動させましょう。


やさしく、、、力加減の教え方って
難しいですよね。
男の子の場合はバナナを握るくらいの
力加減を教えてあげましょう。

精通を迎えていた場合は
使ったティッシュの処理の仕方も
教えておいてあげると良いです。

ただ、このことを教えるのは
異性間ではなく同性の親から教える方が良いです。

【小学高学年~には同性の親から
教えましょう】

自閉症やADHD、LDなど特性を持っている子たちは
心の成長がゆっくりだとしても
体の成長はほぼ同年代の子と同じように
成長していきます。

第二次性徴期(小学3~4年生頃)以降は
異性間で一緒にお風呂に入るのは控え、
入浴介助が必要なときはなるべく同性同士で。
難しい場合は濡れても良い服装で
入浴介助が望ましいです。

家族だから裸で良いじゃん!!というのは
小学低学年くらいまでに留めておいて欲しいです。


そして自慰行為(今はセルフプレジャーと表現されてますね)についての正しいやり方について…
この記事を見ているママさんたち、
男の子だった場合はパパの出番です!!

パパから息子へ
①~④を教えてあげましょう。
逆も然りです。
今はセルフプレジャーのやり方を
教えてくれる本なども売っているので
是非参考にしていただければと思います。

もし家族で同性の大人が居なく、
教えるのが難しい場合は
周りに教えてくれる同性の人がいると
とても良いです。
または、本を渡してあげるのも◎
一人で読むのが難しいなど
支援が必要な場合は一人一人に合った
伝え方で話すのをおすすめします。
(事業所などで伝えたり…)

そして、大事なのは話す時は淡々と伝えます。
自分の感情を込める必要はありません。

 【注意したいこと】

うつ伏せで床にこすりつけたり…とありましたが
この姿勢は過度に性器を圧迫させて
強すぎる刺激となってしまうので
この姿勢で定着してしまうと
強い刺激でしか気持ちよさを感じられなくなるので
注意が必要です。
そんな時はそっと止めてあげてください。

【性欲=SEXではない】

最後に性欲についてお話しますね。
私が性教育を学ぶまでは性欲と言えば
いわゆるSEXだと思っていました。

実は性欲には色んな意味合いがあります。

ふれあい、コミニュケーション、排泄
なども性欲に含まれています。
そして、快楽 SEXしたいという気持ち。

人間の成長発達において
だんだん育つ、ということです。

性器にふれるということは
心地よさ
安心感
自分の体を確かめたい
こんな思いが生まれたから
さわっていることもあります。

特性があるから
性に対してこだわりが出てきたら
どうしよう…といった不安が
生まれる親御さんもいると思います。

だからなるべく「性」に対しては
回避、知らない方が良い、と
思うかもしれません。
その感情は悪いものでは無いですし、
その思いもアナタの大切な感情のひとつです- ̗̀‎𖤐 ̖́-

私個人の考えとしては本人が正しい知識を得て、
自分でコントロールできるように
自立した支援を目指す方が良いのではと
考えています。

パパママ、不安になりすぎないでください。
正しい知識を得ることでその知識が
自分や他者を守る「お守り」になるように
私のような「性教育講師」がいます。

いつでも頼ってくださいね。

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