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子育てを科学する①子育てに正解はないが子育て理論は限りなく正解に近い

こんにちは!

育活のにじ🌈です😊

毎日毎日子供の成長に心踊る毎日をお過ごしですか?✨✨

子育ては楽しいけど、子供を思うあまり、悩むこともありますよね

こんな時どうすればいいの?!

と、困ったら、今は情報がすぐに検索できるので便利になりました✨

しかし、子育ては、育児書通りにいかないと言われています。

それは、「一人一人に個性がある」から、その子に合ったものだと響くし、

「うちの子には当てはまらなかった」

と言う事もあるでしょう。

しかし、個性は関係なく、人間の機能として科学的に「正解」というものもあります。

生活として子育てするのとは少し違う視点

科学としての子育て

を、今回はお伝えしたいと思います。


「人間発達学」


聞いたことあるでしょうか?

人間発達学は、「身体・心理・社会的存在としての人間を発達という観点から全体を理解することを目的とした学問である。」

難しいですね🥴

平たく言うと、

「人間を一生発達し続ける存在として捉えている」ことが特徴です。

「発達」と聞くと、子供時代のみをクローズアップしてしまいがちですが、そうではなく、人間は一生発達するという観点です。

ですから

ある時期のその人が示した言動は、必ずそれ以前の段階に影響を受けており、それがどういったものだったかを知らずして、今のその人を正確に理解できないということです。

幼少期に受けた事柄は成人期に影響し、成人期に受けた事柄は老年期に影響していく

これだけでも、乳幼児期の過ごし方が大切なのが理解できますね。

言葉の話せないただの赤ちゃんではなく、その瞬間も五感をフルに使い成長していっている人間なのです。

有名な発達理論に

「エリクソンの発達理論」

というものがあります。

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    引用文献「エリクソンは語る−アイデンティティの心理学」 R・Iエヴァンス 新曜社


エリクソンは、ライフサイクルの各段階に、課題があると示しています。

乳幼児期を見てみると、「基本的信頼」と「基本的不信」とあります。

この時期、重要他者(母親など、一番身近な存在)から、愛情を注がれると獲得できるものは「基本的信頼」です。

もし、獲得できない環境なら「基本的不信」が残るので、その課題を克服していかないと、次の成長段階の健全な達成は生じないという考えです。

【乳児期】は、「人を信頼する」ことを学ぶ、大切な第1段階です。


多くの人にとって、重要他者、それは母親となります。

母親でなくても、父親であろうと、祖父母であろうとその子にとって「母性的役割な存在の人」を、「重要他者」と呼びます。

その重要他者から、「安心」を、提供されることによって、第1段階は達成されます。

では、乳幼児期にとっての安心とは何でしょう?

ここは、「泣く」に注目するとわかります。

赤ちゃんはどんなときに泣くのでしょう?何を求めているのでしょう?

お腹が空いた

おしっこでオムツが冷たく不快

かゆい

痛い

暑い・寒い

眠たい

などです。

そのニーズを満たせば

「安心感」を得ることができます


「あ~✨おなかいっぱい!ママはいつも、ボクを満たしてくれる」

と、思っているかは分かりませんが笑

泣いた時に抱っこしてくれる温もりや、

オムツを取り替えてくれて気持ちよくしてくれる。

その「不快」を取り除き、「快」を多く与えられる経験を重ねると、「安心」を得て、「信用すること」に繋がります。

その逆の環境では、「不信感」を抱きます。

自分の子供が、将来、人を信頼できず、誰にも心開かず孤独に過ごしてほしい親はいないと思います。

「希望」をもって、未来を歩いてほしいですよね✨✨


【幼児期初期】は自律性を学ぶ第2段階です。


乳幼児初期は1歳半から3歳を指します。

自律性とは「自分を律する」こと。「自分で自己をコントロールし自分で解決できる」ことなどを指します。

第1段階の「基本的信頼」を獲得した子ほど、自分をコントロールし律する事に移行しやすいとされています。

魔の2歳と言われる「イヤイヤ期」、何でも自分でやってみたい時期で、「自分」を出してきますよね?

その時期は、自然なことで、自律性のある子を育てるのにとてもチャンスな時期なのに、

この大切な時期に、子供の「やりたい」を取り上げて、親が先にやってしまったり、心配しすぎて「ダメ」と言い過ぎたりすると、せっかく「自律」しようとするチャンスを逃してしまいます。

そして、そのチャレンジの中で

「ほら、やっぱりできないでしょ」

「無理だから」

「危ないから」

と怒られたりイライラされたりすると、そんなにダメなのかと「疑惑」を抱いてしまいます。

できないのは当たり前なのに咎められてばかりだと「恥」もかきます。

でも、その中で、辛抱強く見守り、励まし、できたら褒めると、

どんどん自律性が養われ、次の「積極性」に、移行しやすくなるのです。

だって

できる自分が楽しい!

って気持ちは、子供も大人も一緒です✨


それを、最大限活かしきれる育て方をすると

後ほど

「なんでうちの子は家の手伝いのよー!」

「なんで勉強しないのよ!」

なんて悩みが、減ります😊


【乳幼児期後期】は、積極性を獲得する時期です


第2段階の「自律性」を獲得した子が、「積極的」になるのは、容易に想像できると思いますし、納得いくことではないでしょうか?


自分のすることを尊重してくれて、できる事を増やしてくれた親が、味方になってくれてるのですから、躊躇なく、色んなことにチャレンジ出来る子になります。

だって、出来なくて恥をかいたとしても、大好きなママが「大丈夫、あなたならできるよ」と、辛抱強く、待ってくれるのですから😊


この時期、言葉もかなり使えるようになり、友達とも元気に遊び、時にはケンカし

色んな事に興味を持ち「なんで?どうして?」

と、質問攻めの時期でもありますよね?

そんな時に

「質問ばかりうんざり」

「ちょっとうるさい!」

「友達とか呼ぶと面倒くさい」

と、子供の行動を制限してしまうと

「聞きたいこと聞いちゃいけないんだ」

「友達とも遊んじゃママの機嫌が悪くなるな」

など、

「罪悪感」を抱いてしまいます

そうなると、

「消極的」

にならざるを得ませんよね😥

親の顔色をうかがう子になりますよね😔

それは、とても残念なことです。

積極性を養い、興味のあるこの時期を上手く理解して接すると

「もっとこうしよう!」

など、アイデアもどんどん出てきて、「目的」意識を持って行動するようになってきます✨

こんな小さな幼児が?

と思うなかれ😊

子供のできることを先回りして奪わず、付き合ってみると、

自分で考えてる子供が見えてきます😊



【学童期】は勤勉性を獲得する時期


人間の基本的信頼を獲得し

自律性を養い

積極性を得た子供は、

もっと貪欲に、真面目に

学ぼうとします。

学童期の「勤勉性」は、

「もっと知りたい」「学ぶのが楽しい」

と思わせてくれた親にとって

本当に嬉しいプレゼントですね✨

もちろん、親の為にするのではありません。

大切な子供がこの先、自分の頭で考え、自分の考えを持ち、生きていく為の勤勉さと意欲と意思を持っている大人になるためです。

夏休みの自由研究などにみられる「自分の興味がある事」や、

習い事にみられる「やってみたい事」

将来の夢を堂々と語れる「本当の自分のやりたい事」

など、興味の赴くままに「肯定」された子供は

自ら

勤勉さを持ってそれを追求していきます

ですが、

親の希望の「何か」を選択せざるを得なかったとき

自分の興味のないことを強いられたとき

子供は能力を発揮できず

「劣等感」をいだき続け、いつしか自信を失う経験のほうが多くなるかもしれません。

悲しいことです。

「出来ない事より、出来る事を伸ばす」育て方をすると、「自己効力感」を感じ

ワタシは役に立つ人間だ✨

と、感じ、人の役に立つことの喜びを感じるようになるでしょう✨✨


【思春期・青年期】は自己同一性の獲得の時期です


よく「アイデンティティの獲得」という言葉を、聞きます。

これは、

吾何者か?

ということです。

自分の中で「本当の私」を探す「私らしさ」もありますし

集団の中にいてこそ、みえてくる「アイデンティティ」もあります。

集団の中にいて、自分はどんな役割の人間なのか。

リーダー的存在か

ムードメーカーか

遅れがちな子に目を向けそっと手を伸ばすお世話役なのか

目立たないけど、一生懸命取り組む縁の下の力持ちなのか


人それぞれ考え方が違う中でも

「こういう場合、私はこう考える人間だ」

「こういう場合、私ならこれを選択する」

など、「自分はこういう人間です」

と分かっていれば、「人生の選択」も、迷うことが少ないかもしれませんね。


否定的に子育てすると

「恥をかき罪悪感を感じ、自分の存在が肯定できなくなり」

アイデンティティ(役割)の拡散になります。

この時期、そうは言っても、「自分」を確立するのはとても難しい時期です。

この時期に必ずアイデンティティを獲得しなければならないこともありません。

その後社会人になったり、結婚したり、母親になったり

発達段階により、役割も変わってきます。

色々な経験を経て、自分を確立していくので、

その「確立した」と思うことを「自分で肯定」出来るベース作りを

親はしていく必要はあると思います。


私個人的な話をすると

私は子供を持ってから、自分のアイデンティティが、はっきりと自覚できた気がします。

割と、周りの意見に同調しがちな性格で、「自分」というものを全面に出すことは苦手な方でしたし、出したところでどうなるのか、あまり分かっていなかった性格でしたが、子育てにおいては、違いました。

子育てをしながら

私ってこういう価値観で生きてる人間なんだ

私ってこういう信念を持ってるんだ

私ってこういう考え方を大切にしてるんだ

と、明確に分かってきました。

明確になると、人生において選択する事柄が今までとは打って変わって楽になりました。

話はそれましたが、

アイデンティティを確立したら、その「自分」を自信を持って身に纏い、その自分を愛してくれる人に出会い

次の

「親密性」の獲得に入っていきます。


成人期以降の発達段階は割愛しますが、

信頼を得て

自分を肯定し

自分の意志や目的を持ち

自分の役割を知る

そういう課題を、獲得することができたなら

また、愛する人を信頼し、

愛する人を肯定し

二人で目的を決め

協力していきながら歩むことができる


それに繋がっていきやすくなりますよね😊


この獲得の時期の設定によって、

不安を抱く人もいるかもしれません。

「もう、その時期とっくに過ぎてるけど、じゃあ、獲得できなかったら進めないってこと?」

そんなことはありません。

が、この時期を上手く理解すれば、より獲得しやすいことは確かです。

2歳のイヤイヤ期

勉強する小学生

恋愛する青年期

これは、人間発達学の、すこぶる自然な成長段階です。

この段階を入れ替えることはできません。

ですので、上手く、この発達段階を理解して、その段階に見合う接し方をしれば、より、スムーズに行く


そういうことなのです。

子供にとっても、親にとっても、楽なのです。

楽と言う言葉に、抵抗がありますか?

私は、「適当」とも言いたいぐらいです😊

適切に当たっているなら、力を込める必要はないからです。

笑顔で、楽しく子育てするって、こころが、ほっこりしませんか?😊


今回も長いお話を最後まで読んでくださり、ありがとうございました🌈🌈

子育てってほんとに楽しい!

が、増えますように✨✨✨




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