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映画「ソングオブアース」を観てきた。
舞台となったのはノルウェー西部のノルフィヨルド。
ノルウェーの中でもかなり自然の過酷さを感じるところらしい。
90歳のおじいさんが、美しく、壮大な自然の中を歩く歩く。静かに、しっかりとした足取りでひたすらに歩いている。険しい道も、滑りそうな道も、彼の歩みを止めることはない。

今年の夏に、私はノルウェーのハダンゲルフィヨルドを訪れた。夏でも山頂には雪が積もっている。
「あれは氷河なのでしょうか?」
「白いのは雪、青い色の氷が氷河だよ」と教えてもらった。
でも、青い氷河はあまりしっかりとは見えなかった。
たぶん、あれが、そうなんだろうなあ。
遠い山頂を見上げながら思っていた。

映画の中のノルフィヨルドは、全く違う風景だった。
もっともっと険しい山。
おじいさんの語る言葉は、ここでの生活がいかに過酷なモノかを教えてくれる。
それでもここで生きることの喜びを感じさせる。

彼はよく氷河の前に立っていた。
氷河の青は、なんてなんて美しいのだろう。
透き通った、奥行きのある青に魅せられてしまった。
私は、この青をいつかきっと見に行こう。
そう決心した。

ソングオブアースは、自然を愛する人
旅が好きな人にぜひ見てもらいたい、そんな映画だった。


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