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60代シニア夫婦、自宅の不動産売買契約を完了しました。

前の記事で予告していたように、自宅を売却し、その資金でリフォーム済み中古一戸建てを買うという一連の流れに変化がありましたので報告します。

昨日の夕方、自宅を売るための『不動産売買契約書』に署名&捺印をしました。

署名&捺印後に、仲介してくれた不動産会社の担当の方としばしの雑談。

その方は私のYouTubeチャンネル『くうさんTV』を見ているそうで、旧家に住む者の心情や住み替えを考えているという回に感銘を受けたとおっしゃって下さいました。

妻は一切私のチャンネルを見ないので、『それ、何の話ですか?おとうさん、また個人情報を流出させたの?』と、お怒りモードに突入してましたが、担当の方が私のチャンネルを褒めちぎるため、徐々にお怒りモードも消え去って行った次第です(よかった、よかった)

さてその担当の方によると、親の住み替えに関する話は、親子間のトラブル事例が多いとのことでした。例えば、、、

①いつかは同居するので、実家はそのままにしておいてと言っていた息子が最近になって実家には戻らないと言い出して親が困惑している。

②住み替えでマンションに移ったが、狭い玄関に寂しさを感じ、後悔するシニアご夫婦。(広い家に住み馴れておられた)

③バリアフリーの家を目指して自宅を改築してはみたものの、数年で老人ホームに入居することになり、改築費用が無駄になったというシニアご夫婦。

④旦那さんは元気なるも、奥様の視力が低下し、ご夫婦で老人ホームへ早めに入居したが、隣部屋から、チューリップの花が。。。という歌声が聞こえてくる毎日に耐えられず、日中は外出するようにしているという旦那様。

まあ単に『住み替え』といっても色々な人間模様が複雑に絡むようです。

さて我が家の場合、住み替えを決断した理由は、以前の記事に書きましたが、要は子供へどう引き継ぐかという点と、我々夫婦の老後の生活スタイルをどうするかという点が主な理由でした。

私がネットで見た、『60代は住み替えの最後のチャンス』という言葉がここ2ヶ月ほど、ずっと頭の中を巡っていました。

特に持病もなく、元気に働いて、それなりに考えられる60代だからこそ決断できたことだと思います。

それだけ『住み替え』を実現するには労力が必要になるということです。

そりゃ手持ち資金が豊富にあれば、高級マンション並みの介護付き老人ホームへ入居するという選択肢があるのでしょうが、老後資金2,000万円をやっと確保できているというレベルの家庭であれば、予算的にも選択肢は狭くなります。

それに住み替えのための条件を列挙しだしたら、そりゃ、理想が理想を生んで、結局は新築一戸建てとか、高級分譲マンションになってしまいます。

おいおい、予算はどうなった?という話に戻る訳です。

ですから、家を選ぶには、『絶対譲れない条件』を夫婦で確認することが不可欠なのです。

妻は当初、平屋が絶対条件だと言っていました。

洗濯ものを二階へ持ち運び、また下ろすという今の家のルーチン作業を無くしたいというのがその理由でした。

しかし色々と考えて行くうちに、子供たちが遊びに来たら泊まれる部屋が欲しいよね。ベッドで寝たいから、和室よりも洋室があれば便利だよね。

そして最終的にはリフォーム済みの二階建て4ⅬDKの中古住宅を選んだ次第です。

そうなんです、絶対条件だと考えていたことも時間と共に変化するものです。

ですから住み替えを検討されるのであれば、下記のアドバイスを送ります。

①持ち家の査定を複数個所に依頼する。(今はネットで査定ができます)

不動産仲介業者に内見してもらうのが確実です。面倒臭がらずに。

②査定価格の中間金額で、住み替え先の中古物件を探す。

③家そのものの造りにこだわる。(間取り、耐震性、白アリ対策)

④住み替え先の地域性、生活インフラ整備状況なども要確認。(ハザードマップを要チェック)

⑤不動産仲介業者の対応いかんも選択肢の内。(やる気のない営業マンは最悪です。今後長くお付き合いする人ですからね)

『60代は住み替えの最後のチャンス!』

そんじゃまたね。

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