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うちの会社はブラックだ、会社員はオワコンだと言う前に考えるべきコト。

SNSでは毎日、資産数億円のインフルエンサーさんの活躍ぶりが目につきますね。

彼らの主張の多くは、

・会社員はオワコンだ。

・まだブラック企業で消耗してんの?

・社畜に成り下がるのはやめておけ。

・フリーランスで自由に稼ごう!

というものです。

私は学卒後、地元企業で26年間会社員として働き、その後脱サラも経験し、2人の子供を育て上げ、現在に至りますが、その26年間の会社員時代を振り返った時に、会社員時代があったからこそ今の自分があると思っています。

前述のインフルエンサーさんたちの考えに反論するつもりはありません。

ただし、会社員として働くことの意味を改めて考えてみたいと考え、この記事を書きました。

会社員を経験する事により学べること、メリットとは何か?

①目指すべき上司に出会える。

②社会の仕組みを学べる。

③チームで働くことの意義が学べる。

④会社に貢献するという喜びを味わえる。

⑤頑張り次第で肩書や給料が上がる。

確かに我々モーレツサラリーマン時代は高度成長期、バブル到来後期で、

上司に言われることを必死でこなす事だけの毎日でした。

前半は、やればやるほど注文が増える時代でした。

さすがに後半は不景気でリストラやコストダウンをやらねば利益が確保できない時期も経験しました。

40歳になってからは、特殊鋼を製造する部門の製造部長として品質管理部長として、さらに子会社の社長として1週間家に帰れないことも多々ありました。

今から思い返せば、その時期を後悔しているかと聞かれれば、答えは、

『いいえ、全然後悔していません。むしろ楽しかった』です。

当時は今のように副業という観念そのものが存在しませんでした。

残業規制なんて気にしていませんでした。

36協定なるものはありましたが、ほとんど無視でした。

休日出勤なんてあたり前、帰宅後の深夜に現場トラブルで呼び出しも頻繁にありました。

社長ヒアリングがあれば、資料作成のため、徹夜作業が常識でした。

立場上、顧客の接待もあり、週3ペースで夜の街へも通い、そのまま会社の駐車場で仮眠をとり、そのまま出勤という日もありました。

設備投資案件で新規設備の調達のため、ドイツ、フランス、スウェーデン、アメリカへも出張しました。

はい、今で言うことのブラック企業の典型でした。

子供が二人生まれましたが、子育ては妻に任せきりでした。

そんな日々を送りましたが、そこで得た経験は、多くの教訓と学びを与えてくれました。

繰り返しますが、会社員を経験する事により学べることやメリットは、

①目指すべき上司に出会える。

②社会の仕組みを学べる。

③チームで働くことの意義が学べる。

④会社に貢献するという喜びを味わえる。

⑤頑張り次第で肩書や給料が上がる。

ということです。

子育てには一人3,000万円かかると言われていますが、その二人分を会社からもらう給料でまかないました。

家は祖父から引き継いだ旧家でしたが、約1,000万円かけて改築しました。

車も4台乗り換えました。

そして現在、残っているローンは今の車の108万円だけですが、これも

今年の8月に一括で支払う予定でローンはゼロとなります。

借金はなく、老後資産はそれなりに準備できています。

年金だけでは老後を楽しめないと思うのでSNSで不足分を稼ぎたいと考えています。

私が言いたいのは、新卒で会社に入り、自分に合わないからといってすぐにフリーランスで稼ごうと安易に考えない方がいいと言う事です。

会社を辞める時点で、あなたが持っている強みとは何ですか?

どんなスキルを身に付けましたんですか?

本当にそれだけで稼げるんですか?

社会人になって数年で、人より抜きんでた才能が身に付いたんですか?

中にはそのような人もいるでしょう。特別の才能を持った人が。

でも人に教えることとか、人のためになる情報商材とか、そんなに簡単に作れるものではないです。

自分のダメさを売りにする人もおられるようですが、それであと何年稼げるのですかと聞きたいです。

結婚して、子供が生まれて、学校に通わせ、成人させ、孫の顔をみるまで

あと何年でいくら必要か、本当に分かっていますか?

会社員の給料より、株式投資だ、FXだ、ビットコインだ、この時代ならその方法もあるでしょう。

でもあなたは何になりたいのですが、どんな人生を送りたいのですか?

人生を生きる意味はカネだけが目的ですか?

カネはあくまで手段に過ぎないのです。

社会という荒波にもまれて、喜怒哀楽を経験して、不合理にも耐えながら、自分の夢を見つけ、それに向かって必死に働くという事をある年数経験しないと、自分の人生をどう生きるべきかは見えてこないのです。

いやいやそうじゃない、自分のおやじを見ていて、ああはなりたくないから、フリーランスになるんだ。フリーランスこそ最高の生き方だ。

そう考える20代、30代の方が多いのも現在の社会情勢を見れば理解はできます。

一方、2020年初頭に新型コロナウイルスの存在が社会問題となって以降、2021年2月までの各国における完全失業率推移を見てみると、

 欧米諸国が軒並み失業率5%以上、スペインに至っては16%といった数字を記録している一方で、日本はおおむね2%台を維持しており、最も高い時期でも2020年10月の3.1%が最大値でした。

 コロナ禍において諸外国では解雇がまん延し、高い失業率を記録しているにもかかわらず、日本は「解雇が増えた」といわれながらも全体的には低失業率を維持している。実際、わが国における1948年以降約70年分の完全失業率推移を見返しても、その間多くの天災や景気変動があったにもかかわらず、2002年に記録した5%台がピークだったんです。

 今般の世界的な感染症まん延という危機時においても、日本はこのように雇用が安定しているというのは珍しい環境であり、労働者にとっても安心できる材料と言えます。

また、会社の会社のお金を使って様々な実験ができ、給料をもらいながらスキルを高めることができます。営業術でも法律でも経理でも、何かを学ぶにはお金を払わなければ教えてもらえませんが、会社はお金をもらって仕事を教えてもらえます。あるいは、会社の看板があるからこそ会える人もいるでしょう。チャレンジして失敗しても首まで取られることは
ありません。

以上、会社員にもこのような利点もあることを付け加えた上で、

現時点で、自分というものの土台が固まっていますか?

人より抜きんでたスキルを持っていますか?

ちっぽけな土台で社会に打って出ても後の数十年の人生が保証されるんですかということなんです。

会社員を続けながら、副業をやってもいいじゃないですか。

会社員やりながら学んだことをSNSで発信してもいいじゃないですか。

会社員として頑張って、出世して昇給していく道をはじめから諦めるべきではないです。

確かに会社員で役員まで昇進するのは狭き門です。

でも会社員になって壁にぶつかって諦めていたら、転職したりフリーランスになって壁にぶちあったら、また諦めるのですか?

少なくても10年間、会社員で頑張って、それなりの結果を出してください。

30代後半や40代で転職しても遅くはありません。

転職の時期は自分で決めるものですが、前述した5つの学びやメリットを享受してからにしてください。

その経験があなたの土台となり、その土台があるからこそ転職してもフリーランスになっても稼げます。

あくまで私の個人的な意見でした。

そんじゃまたね!

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