慶應義塾大学(SFC)「2024春AO募集」に戦略的に合格するためのサポート塾
先日東京大学が文理一体型の新課程を開講するという記事を書きましたが、いよいよ日本の国立大学でも教育カリキュラムの見直しの方向になってきています。文理一体型というのはこれまでの大学の学部ではなかった分類ですが慶應義塾大学SFCは、1990年に日本で初めて文理一体型を開設した大学です。ようやく日本の国立大学も時代の流れとともに戦後に作られた大学システムの大幅な見直しがされてきている前兆になります。
これを受けて受験の対応も大きく変わってきています。筆記試験方式ではない志望理由書などの書類審査による入試試験では今までのような塾通いでは対応できなくなってきています。この記事では、大学受験を控えている親御さんに向け新システムを理解しどのような対策が必要かについて記述してゆきます。(入試情報については毎年変更がありますのでその都度詳細は大学のHPよりご確認ください。以下の情報は2024年3月1日時点での情報での筆記となります。)
慶應大学SFCの入試スタイルを理解する
慶應大学SFCは、文理一体型システムをいち早く取り入れた大学です。総合政策学部・環境情報学部という2つの学部があります。入学方法は大きく分けて3つのスタイルがあります。
一般選抜(総・環 各225名)選抜回数年に1回
AO入試(総・環 各150名)選抜回数年に3回
帰国生・留学生入試(若干名)選抜回数年に1回
一般選抜(日本語のみ)
1または2科目の選択での筆記試験と小論文で選考されます。志願者数が最も多く倍率も7−9倍といったところです。試験科目が2-3科目に限定されたものですがまだ試験勉強という従来の選考方法の名残が残されている受験方法です。
倍率も3つの中では一番高く人気ですがかなりな高得点が必要になります。数学、情報、外国語、外国語+数学での受験が可能です。これに加え全てに小論文も課せられます。
AO入試(日本語/英語)
ここで焦点を当ててゆくのが年に3回実施されるAO入試です。この枠は年に3回選考が行われます。日本国内の学生や帰国子女、海外からの日本国籍を持つ学生など年に3回のチャンスがあります。(複数回の受験可能)
AO入試(英語/日本語選択可能)
AO入試グローバル(英語のみ、日本国籍をもつ海外生やインター生)
AO入試(英語/日本語選択可能)
この枠では、筆記試験はなく1次書類選考と2次の面接となります。(グローバルは面接なし)言語も英語と日本語の選択ができます。
書類選考では志望理由・入学後の学習計画・自己アピール(2000字程度の文章とA4 2枚以内の自由記述)が必要になります。
慶應大学SFCのAO入試は、多面的能力の総合評価による入学者選考で、選考は書類選考と面接 • 中学校卒業後から出願に至るまでの期間にわたって獲得した学業・学業以外の諸成果を評価というものです。
入試選考では1回のテスト結果で成果を出せるのに対し、こちらはコツコツ型(過去の業績を評価)と言えるでしょう。高校3年生でいきなり慶應大学SFCのAO入試に挑戦するというよりは、中学高学年、高校の低学年から慶應大学SFCを目指し業績を積み上げてゆくというタイプのものです。
提出書類は膨大な量です。すべての書類に目が通され2次の面接でその詳細をくまなく問われます。2次の面接は2倍程度の倍率となり選び抜かれた人材の選択という方式になっています。
帰国生・留学生入試(日本語のみ)
この枠は海外赴任などで数年指定された国での義務教育を受け日本に帰国されたお子様が相当します。英語力を証明する書類(TOEFL iBT®/IELTS Academic Module)に加え今年から2次試験に小論文が追加されます。小論文の対策については、読書と同様早期のうちから書く習慣をつけることが大切です。日本語の小論文の対策はこちらから行うことができます。毎日コツコツ書く練習で自然とまとまりのある小論文が書けるスキルを身につけることができます。
自分に合った入試戦略を立てる
慶應義塾大学SFCへの志願方法の詳細を理解したところでご自身のお子様がどの枠が一番適しているかを決めてゆきます。まずはお子様の環境がどれに当てはまるか見てみましょう。
ケース1:海外の高校生(日本国籍有り)
海外在住虫で高校4年を海外で過ごしている(または過ごす予定)である日本国籍を持つお子様であれば、AO入試がお勧めです。AO入試の中のAO入試グローバル(英語のみ)、AO入試(英語/日本語選択可能)の2回のチャンスがあります。(複数回の志願が可能です。)
AO入試グローバル(英語のみ)は、2次面接がありません。ここでダメでも次のAO入試(英語/日本語選択可能)にも再挑戦できるのでまずはAO入試グローバルに挑戦するのがお勧めです。
ケース2: 海外赴任で海外の学校経験があり帰国後日本学校に戻った高校生
海外の中学、高校などでの経験があるお子様で日本の高校生に戻ったお子様であれば、年に2回おこなわれるAO入試(英語/日本語選択可能)がお勧めです。(複数回の志願が可能です。)英語が堪能であれば海外経験を最大限にアピールした書類作成ができます。
ケース3: どちらかというとコツコツ型の高校生
1つのことをやり続ける力があるお子様の場合であればAO入試がお勧めです。AO入試(英語/日本語選択可能)は年に2回のチャンスがあります。(複数回の志願が可能です。)夢中になることがあればそれを掘り下げそれが実社会でどのように役立つのかに結びつけてゆくことで素晴らしい志願動機書が作成できる可能性があります。海外経験などは不要ですが現状の経験から強い興味があること(こだわりの強いお子さん)に向いています。
10年後に求められる能力は「問題発見力」
慶應義塾大学環境情報学部准教授である大越氏のTwitterでも紹介されておりましたが、慶應大学SFCの掲げる「問題発見・解決」が経産省が発表した25年後の2050年に求められる能力の「問題発見力」と一致しておりここ10年大学での優秀な人材確保の手段が急激に変化することが推測できます。
経済産業省は、2030年、2050年の未来を見据え、「旧来の日本型雇用システムからの転換」と「好きなことに夢中になれる教育への転換」を!を掲げています。
2024春AO向け志願者サポート塾
慶應義塾大学SFCのAO入試をご選択した場合は、大手塾では対応できない枠になります。完全個別対応で個人に合わせた専門家と一体になった書類作りが必要になります。ONLINESTUDYでは、慶應大学SFCに合格実績を持ったスタッフが完全個別で合格日まで対応するサポート塾をご提供しております。
今回の枠は2024春AOの募集枠です。この枠は志願者が最も少ない枠です。志願者が少ないので作り込まれた書類をじっくり選考してもらえる貴重な枠でもあります。
オンライン申請 2024 年 5 月 13 日(月)10:00 ~ 6 月 5 日(水)15:00
今回の2024春AO募集は、今年5月卒業のアメリカにお住まいの高校生、すでに卒業しているシンガポールの高校生など海外在住で日本国籍をお持ちの高校生におすすめの枠です。日本国内であれば、一浪を考えている今年3月卒業予定の高校生などでもチャレンジできます。
英語と日本語どちらでも書類提出ができる枠となっております。(両言語サポートしております。)
AO入試はストーリー性のある戦略的書類作成が重要なポイントとなっています。志願してみたいけど何から手をつけて良いかわからない。そのような方は個別対応でサポートしておりますのでこちらのリンクよりご相談ください。
慶應SFCの総合政策/情報環境とはどのようなものなのか?
揃える書類に不足はないか?
志願書には何を書けば良いのか?
自由表記はどうやって書けば良いのか?
自己アピールは何を書けば良いのか?
合格するために絶対入れておくべき書類や内容は?
慶應SFC合格者が必ず記載していた内容とは?
など書類提出最終日まで戦略的かつ総合的なサポートを行わせていただきます。(1次審査で合格した場合は2次の面接サポートも行っております。(別料金))
書類の準備にあたりましては、2024 年 5 月 13 日(月)10:00に提出できるよう準備を進めてまいります。2ヶ月を最大限に使って準備を進めますのでできるだけお早めにご相談ください。(準備するものがたくさんあります。)
個人の可能性や見えていない才能を言語化し志願動機書と自由表記を作り上げそれをサポートするためのエビデンスをつくり書類をまとめてゆきます。かなりの量と質の高い技術も組み込んでゆきます。
1次の合格発表は、2024 年 7 月 11 日(木)11:00 ~ 7 月 20 日(土)となります。
こちらが通りますと2次試験は、2024 年 7 月 20 日(土)となり10日ほどで面接となります。こちらの対策もサポートしております。
最終合格発表は、2024 年 7 月 23 日(火)11:00 ~となります。
全てのサポートは、合格日をもって終了とさせていただきます。
完全個別対応となりますので詳しくはこちらのリンクよりお問い合わせください。(人数制限がございますのであらかじめご了承ください。)折り返しEmailにてご案内いたしますので、24時間以内に返信がない場合は迷惑メールフォルダーをご確認いただくか別のEmailで再送していただけますようお願いいたします。
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