![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80762814/rectangle_large_type_2_eb5382b2994a91181d1e624cfa5c919a.png?width=1200)
thirdwebで特定の人だけにMintさせるWhitelist作成手順
thirdwebは、コード不要で独自コントラクトを誰でも簡単に無料で作れるサービスです。サンフランシスコベースの会社で、$5 Millionもの資金を調達した超有望なWEB3のスタートアップです。
この記事を読むとできること
ウェブサイトでミント販売をする際、指定した人だけがミントできるNFTを作ることができるようになります。
必要なもの
1. thirdweb dashboard
2. Minting dApp(Webテンプレート)
Minting dAppは、Honu先生チームが簡単に誰でもNFTをウェブで販売できるようにする為に販売しているWEB3.0専用テンプレットです。Honuメンバーがサポートしていますので安心してご利用ください。
NFTコレクション販売までの流れ
販売素材データの準備
↓
独自コントラクトの作成 (ERC721)
↓
ミントサイトの構築(WEB3.0)
↓
販売開始スマートコントラクト作成
作成できるコレクション
ERC721、ERC1155
NFT Drop または Edition Drop
イーサリアム(ポリゴンでも手順は同様です)
独自コントラクトの作成
独自コントラクトの発行については、上の記事をご参照ください。コントラクトを作成しましたら、Claim Phasesを開きWhitelistの設定をします。
Whitelistの設定手順
特定の人だけにミントさせたいという場合は、Who can claim NFTs during this phase? を only specific wallets にします。
![](https://assets.st-note.com/img/1655304345298-eceZpi2R0D.png?width=1200)
するとこのような画面が開きますので、Whitelistの人のアドレスのエクセルシート (cvs形式)をドラッグします。サンプルファイルはこちらからご利用いただけます。
![](https://assets.st-note.com/img/1655305012036-MzrwFhd7rb.png?width=1200)
ドラッグするとリストを読み込み表示されますので、 Next で進みます。
![](https://assets.st-note.com/img/1655305023292-gsCwzX28nm.png?width=1200)
紫のボタンの右側にグリーンのメッセージが出れば成功です。再度編集したい場合は Edit ボタンで行えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1655304977356-WeD3lQw3aV.png?width=1200)
Save Claim Phase をクリックします。(ここでガス代がかかります。)
これで条件付きのNFT Dropが発行できました。コントラクトIDは、コレクションタイトルの下にある数字になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1655305215789-1Y5tRAlH9Z.png?width=1200)
WEB3.0の構築
コントラクトができたら販売サイトを作成します。こちらからdAppを購入します。独自コントラクトは作成後、WEB3.0でミントさせる必要があります。独自コントラクトのアドレスを登録するだけでWEB3.0のミントサイトが簡単に作れるのでおすすめです。
WEB3.0のdApp購入完了しますと、24時間以内に2つのリンクが送られてきます。
登録用URL
ミントサイトURL
登録用URLから必要な情報を登録します。
![](https://assets.st-note.com/img/1655305445869-qZHHb0JIxV.png?width=1200)
アドレスのところに先ほど発行したコントラクトIDをペーストします。
![](https://assets.st-note.com/img/1655305215789-1Y5tRAlH9Z.png?width=1200)
MintサイトURLから情報が反映されますので、確認します。ミントサイト用のURLをTwitterなどで告知して販売開始になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1655304006551-qQdJ3RGd0y.png?width=1200)
画像の変え方
Minting dAppでは、22色からバックグランドの選択が可能な他、フォントの色の組み合わせも22色から選択できます。その他、もっと個性的にという場合には、オリジナルの背景を(1920x1080)アップロードすることで独自のサイトを作ることもできます。背景に動きを入れたい場合は、GIF形式の画像にすると面白いサイトが構築できます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80761867/picture_pc_fa244a6f04465ee90258dda69a718b7b.gif?width=1200)
ガス代について
thirdwebでは、事前にかかるガス代がわかるのでNFTを出品する際にはあらかじめかかる費用がわかるので安心です。
NFT Dropを発行するのにかかるガス代は3つあります。
Contract Creation
Batch Upload
Set Claim Phases
それぞれかかる費用については、thirdwebの 戸田ーのガソリンアイコンからクリックするとリアルタイム表示されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1655306112072-bIC2wXnF94.png?width=1200)
Gas Estimator という部分で NFT Drop を参考にしてみてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1655306085547-KhmUF8lb3M.png?width=1200)
Claim というのは、ミントする人が支払う費用になります。価格が前もってわかるので安心して発行できると思います。
尚、thirdwebではProxy Contract を利用しているので、通常よりガス代が10分の1で発行できます。さらに、NFT Dropで使っているスマートコントラクトは、正式な機関で審査され安全お墨付きが出ているので、安心して利用することができます。
終わりに
いかがだったでしょうか?NFTでは一般的なOpenSeaでは手軽にNFTの発行ができますが、実は独自コントラクトの所有権がないということはあまり知られておりません。
NFTコレクションの本来の所有権は、"独自コントラクトのアドレス" にあります。このアドレスがあると今後展開してゆくマーケットプレイスの構築、レンタルNFTの構築、保有者だけがアクセスできる特別なサイトの構築などさまざまなことができるようになります。
NFTコレクションを作成する前には、十分にご自身でリサーチの上、どのようなコントラクトで作成してゆくかをしっかり考えてかつ理解した上で発行すると良いと思います。
OpenSeaで出したNFTは、共有コントラクトというものでご自身にコントラクトの所有権はありません。OpenSeaで販売したい場合は、独自コントラクトを作成し、MintサイトでミントしてからOpenSeaで販売という方法が最適です。