オープンキャンパスのすすめ
中学受験、高校受験、大学受験。
長い長い、受験生ママ生活もあと少し。。の予定。。
今と昔、都会と田舎、各家庭の価値観、考え方など、時代や環境により受験事情は大きく違い、とても複雑で、学校の先生、塾の先生、ママ友、家族の意見もさまざま。
その荒波の中、私も子供たちも、悩み、闘い、泣いたり、笑ったり。
ああすれば良かった!こうしていて良かった!失敗も成功も数えきれない。。
さて、そんな中、受験校を決めるにあたって、欠かせないのが学校見学。
中学受験、高校受験、大学受験、受験にあたって、学校見学や説明会への参加が必須の学校もありますし、参加するには事前エントリーが必要なところがほとんどのため、まずは、この少ない枠をめぐっての、争奪戦が繰り広げられるのです。
経験のない方は、ピンとこないと思いますが、まずは、志望校となりそうな学校のホームページを6月くらいからチェックし、いつから説明会エントリーが開始されるのか確認します。エントリー開始当日の時間ピッタリに、あっという間に満席になりますから、のんびりしていると、どこの学校見学にも行けないという事態に陥ります。何度、失敗したことか。。
誰も教えてくれません。でも、みんな、虎視眈々とやっています。
そんな血相変えてまで、参加しなくてもよくない?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、私は親子で参加することを強くおすすめします!!
子供によって、学力も性格もちがいますから、その子にあった学校をいくつも、いくつも見てまわりました。一緒に行くことが多いですが、時には都合がつかず、子供だけ、私だけで行くこともあります。
見学の最中に、親子で、ここは何か違うということもあれば、親は気に入っても、子供は気に入らない時もありますし、面白いのが、同じ学校の説明会のあと、上の子は、ここは絶対嫌だと言ったので、あまり期待せずに数年後、下の子を連れて行ったところ、ここ好きかもとなったり。
学校によって、校風や先生、生徒のカラーも全然違いますし、教育理念や教育方針、カリキュラムも違います。
家庭や子供に合った学校を探すには、実際に学校へ行き、見て、聞いて、肌で感じることが本当に重要だと思います。
まさに、その集大成が大学のオープンキャンパスです。
大学、学部、さまざま、受験形式もさまざま。どこを受けるのか、どの形式で受けるのか、選択肢がありすぎて、本当に大変です。
上の娘は文系でしたので、一緒にキャンパスツアーに参加したり、講義を受けたりして、いろいろな大学へ行きました。これが、今までの中学、高校説明会とは異なり、本当に楽しいのです!
だって無料で、いろんな教授の講義が受けられるわけですから。子供たちにまざり、経済について、国際問題について、環境問題についてなど勉強する時間は夢のようでした。
そして、学食をたべてみたり、キャンパスやその周辺を散策したり。
まるで、女子大生に戻ったような気分です!
今度は下の息子の番になりました。こちらは理系ですから、またまた毛色が違います。
理系のオープンキャンパスは、講義を受けたり、実験に参加したり。構内は元素記号であふれていて、目がまわりそう。研究内容のプレゼンを聞いたり、顕微鏡を覗いたり、本当に楽しい!
現代の最先端の研究内容を聞いたり、体験したり出来るわけです。
私は単純に、興味津々に楽しんでいたわけですが、ふと隣を見てみると、子供の顔がくもっている。。この大学じゃないかも。
翌週、また、次の大学でも。??
なんか思っていたのと違う。らしい。困ったなぁ。
そして、次の大学のオープンキャンパスのエントリー。人気がありすぎて、秒で満席。私は一席もとれず。息子も希望の学部はとれなかったものの、まだ空きのある講義の中からなんとなく興味がありそうなもの一席だけ確保。学部が違うのに行く意味ある?なんて、面倒くさそうですが、キャンパス見るだけでもと、連れ出します。
そして、講義を終えた息子の顔が、明らかに今までと違う!とても、興味深く、面白い内容だったらしいのです。目をキラキラさせながら、内容を話してくれます。面白かったのなら、何より。
そして、今週は、全く勉強せずにスマホばかり見ている息子のやる気スイッチが入ればと、遠路はるばる北海道までオープンキャンパスに。
午前中の学部ガイダンスを終えた息子。。また、ここじゃないかもと。
おい!飛行機と宿泊費で一体いくら、かかってると思ってるんだ??
さては、勉強したくないか、そもそも大学に行きたくないのか?
モヤモヤを通り越してイライラ。息子もなんだか機嫌が悪く、無言で学食を食べている。
午後はやはり、希望学部の講義はとれず、希望外の学部の講義。
はぁ~。無駄足だったかぁ。
息子を待つ間、どうしたものかと頭を抱えていると、息子登場!お待たせ!いやぁ、来て良かった!めちゃくちゃ面白かったわ!と。
そうです!そもそも学部選択を間違っていたのです!
そりゃあ、なんか違うって、なっちゃうよね。それが明確になり、息子の顔はスッキリ晴れやか。北海道まで連れてきたかいがありました。勉強したくないのかと疑っていて申し訳ない。。
それでは、また、学部を変えてのオープンキャンパスエントリーを一からやり直しましょう。
まだまだ、先は長いなぁ。頑張れ。息子、
頑張れ、私!
実際に見て、聞いて、肌で感じてって、本当に大切です。入学してから、なんか違うではそれこそ困ってしまいますから。
我が家の経験が、どこかの家庭の、どなたかの参考になればと思います。
オープンキャンパス、楽しいですよ。ぜひ、一緒に参加されることをおすすめします。