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雨弓とBizDevの話〜クリプト好き→ブロックチェーンコンサル→複数事業開発〜

こんにちは、雨弓です!

雨弓のTwitter

Twitterではあまり自分のビジネス周りのお話をしておらず、どんなことをしているのかよく尋ねられるのでちょっと真面目に最近の私の経歴を紹介したいと思います!

  1. 経歴年表

  2. ブロックチェーンコンサルタント時代(2019-2021)

  3. BizDevとして修行時代(2021)

  4. 複数プロジェクトへの参加時代(2022)

-経歴年表-

元々私のweb3(クリプト/NFT)における活動はざっくりと以下です。


2014〜2017年:広告代理店、貿易商社などクリプトに関係ないサラリーマン時代。

2017〜2018 年:貿易商社時代に海外送金の不便さから仮想通貨に興味を持つ。スケーラビリティの問題でビットコインキャッシュを猛烈に推す。ビットコインキャッシュを実社会で使えるように店舗への決済導入活動(nembarなど)や、ウォレットや送金についての勉強会やイベントなどを実施。2018年8月に「ビットコインキャッシュの革命」を執筆(天夢人社)、Amazonベストセラー(e-コマースと証券・金融市場部門で共に1位)。

2019年:前半は仮想通貨取引所のHuobi Japanでマーケティングのお手伝い。5月よりブロックチェーンアプリ開発会社である株式会社レシカへ入社。ブロックチェーンシステムのビジネスコンサルティングとシステム開発設計などを担当。

2020年:ひたすらブロックチェーンコンサルティングとシステム開発設計。

2021年:NFTマーケットプレイスであるLEADEDGEの外部顧問に就任。また株式会社ユニメディアにて不動産型クラウドファンディングSTOのビジネス/サービス設計を一部担当。渋谷のクリプトコワーキングスペース「ニュートリノ」がなくなったことで東京にweb3事業でHubとなるスペースが少なったのを課題に思い、住友商事の運営するオープンイノベーションラボPALETTEへweb3人材を集め始める。

2022年:株式会社SBINFTにメタバース事業推進部の部長として転職、NFTを使いたい企業向けにビジネスコンサルティングとシステムの提案などを担当。株式会社レシカの正社員を退職し、UniCaskのアドバイザーに。住友商事の運営するオープンイノベーションラボPALETTEにNFT部を開設。またクリプトバーP2Pのトークン設計を手伝ったり、NFTを物理世界に召喚するGASHO2.0にプロジェクトを繋ぐなど複数のプロジェクトをサポート中。若い世代にもっとweb3の面白さを伝えるためにweb3企業&学生交流会の「COLORS」を定期的に開催。9月には「web3 BizDev summit」を160人規模の大型オフラインイベントとして主催予定。


-ブロックチェーンコンサルタント時代(2019-2021)-

もともとビットコインキャッシュを非常に推していた際にビットコインやブロックチェーン、ウォレットの基礎について詳しくなりました。2018年当時、飲食店にて仮想通貨で決済(送金)した数は日本でもトップ3に入るだろうなというくらい仮想通貨を使っていました。そして今、私のBizDevの軸となっているのは株式会社レシカでのブロックチェーンコンサルタントの業務経験です。この会社ではブロックチェーンを使ったビジネスコンサルティングやシステム設計などを3年弱ほど担当していました。

・ブロックチェーン × お酒
・ブロックチェーン × エンタメ
・ブロックチェーン × 医療
・ブロックチェーン × 広告
・ブロックチェーン × 〇〇
などなどさまざまなプロジェクトを経験しました(PoCレベルの受託開発が多かったです)。

その中で「ブロックチェーン × お酒」のプロジェクトは2019年末から始まり、2021年に「UniCask」という名前でサービスインすることができました。

UniCask Top page

UniCaskのプロジェクトではサービス全体の設計、収益モデルの算出、法的懸念点への対応、関係社との調整などのサービスの企画の部分から、システムの設計、特許の執筆(無事取得できました)、プロジェクトの進捗管理、販売戦略と実行など開発や運営の部分、さらには法人の設立、資金調達、NFTの設計、ゲーミフィケーションと登記やNFTの使い方、組み込み方に関する部分まで非常に貴重な経験ができました。
簡単に言えばゼロからNFTのサービスを企画し、開発し、運営し、商品を完売させるという全てを体験できたのです。web3界隈の中には法人の中の人間として、NFTのビジネスをゼロから作って成功させている人間はかなり少ないと思いますのでこの辺は非常に自分の財産になっていると思います。

UniCask、発売から9分で約4,000万円分のNFTが完売しました。

ちなみにレシカは独自プロダクトが少なく、あまり知られていない会社なのですがとても良い会社です。特に素晴らしい点は教育面で、各プロジェクトに某ITコンサルのシニアマネージャー級(経験15〜20年くらいのベテラン)の方が1名つきます。
それぞれが自分より圧倒的に格上の方々から直々に、全体的なプロジェクトの考え方、明快な資料の作り方、なるべく炎上しないプロジェクト管理、クライアントとトラブルにならない報連相の仕方、テストの重要性などめちゃくちゃ活きた知識や体験を吸収することができました。
3つくらいのプロジェクトが回っているときは仕事がめちゃくちゃ大変でしたが、おかげさまでコンサルとPMとしての基礎を高速で固めることができ感謝しています(たしかレシカ/UniCaskは人材募集中なので興味ある人はUniCaskのTwitterにDMしてみてください!)。

(図解をよく褒めていただきますが、これは某ITコンサル仕込みです)


-BizDevとして修行時代(2021)-

このような形でお仕事しつつ、2021年には兼業でもマケプレやSTOのビジネスに関わり、事業ごとの収益の試算を出したりLPやワイヤーフレームを書いたりカスタマジャーニーを描いたりと、より汎用性の高い能力としてBizDev*の能力を洗練させたのである程度自分で事業や企画を作ることができるようになってきました。
(*ちなみに各社によって"BizDev"という単語の意味が若干違いますが、私は「1人で収益性のある事業を作れる人」という風に定義しています)

複数社で複合的に色々と学んだおかげで、例えば『このビジネスやりたいんだけど』みたいな相談があった際は「ざっくりxxxx万円必要でy年で黒字化って感じじゃないですか」「それ今の法律だと第一種金融ないと日本でできないんで目的が手をつけてる感じ出したりプレスリリース用としていいと思います」「アイデアは面白いですけど多分その立て付けだと海外法人使うか法律改正を待たないと進まないんで国内でやるビジネスとしては微妙です」「今から時間と人手かけてその事業始めるんだったらzzzzをお金で殴った方が早いです」というような会話は普通にできるようになりました。

また元々スタートアップの成長過程と株式などに興味があったので資金調達まわりについてもある程度知識があります。実際に成長中のスタートアップの中で資金調達を見れたこと、最近はVCの方々と仲良くさせていただいているおかげでエクイティ周りのお話もチョットわかります。法人は自分で1社、共同で1社、仕事でジョイントベンチャーを1社と合計3社を立ち上げています。

サラリーマンの現場だけだと自分が一生懸命働くことだけを考えがちですが、恵まれた環境や挑戦のおかげでビジネスに対する目線のレイヤーを意識的に切り替えれるようになったのはとてもありがたいことだと思っています。必要に応じて自分の労働リソースだけではなく、社内や外部のリソースを組み合わせて目的にマッチした最適な提案や解答を作る能力は非常に重宝しています。


-複数プロジェクトへ参加時代(2022)-

2022年からはSBINFTでメタバース事業推進部兼営業企画部で働いています。例えば「うちの会社でこんなコンテンツがあるんですけどNFTを使って何かできませんか?」というクライアントに対してNFTを活用した様々な提案をしています。
この辺はまだ入社から日が浅くあまりオープンにできる情報はありませんがゆくゆくは喋れるといいなと思っています。年内には会社から楽しみな発表もいくつか控えていると思いますのでお楽しみに!

ちなみに先ほど書いた「共同で立ち上げた」法人として、2022年の1月からShareminというレンタルNFTのサービスを開発するチーム(SoooN)をweb3業界の人たちと立ち上げました。しかしこちらは時流を上手く捉えきれなかったこと、想定より早いレンタル規格(EIP4907)の誕生により現在は活動していません。
アイデアを考えるだけなら簡単ですが、変化の速度が速い業界の中で実際にアイデアからコード/システムに落とし込んでサービスを実現することは容易ではなく、想定通りにはいかないことばかりでした。この辺は他にも多く反省点とともに学びがあったので結果的に良かったと思います。

現在はより多くのweb3プロジェクトを応援し、事業を加速させるために住友商事のPALETTEでNFT部を創設し、大小問わずさまざまなプロジェクトにリアルな場所や交流の機会の提供もしています。
ちなみにオープンイノベーションラボPALETTEは本来web3とは一切関係なく、商社、金融、物流、素材メーカー、テック企業、地方自治体、医者や会計士などなど…ごちゃ混ぜに多くの方が出会う開かれた場所として存在しています。
2021年から夏頃から私がPALETTEをHubにするべく様々な取り組みをした結果、現在では住友商事が非常にweb3事業に対し好意的に接してくださっており、今では多くのweb3人材が集い切磋琢磨できる場所となっております。

誰でも登録できるわけでは有りませんが、web3事業でかなりの先進性を持っていたりイケてるプロジェクト、あるいは住友商事にとって何かしらメリットがあれば認可されやすいのでもしPALETTE (NFT部)へ入りたいというweb3プロジェクトがあればご連絡ください!
mail: palette.nftbu@gmail.com


そしてせっかくPALETTEに素晴らしいプロジェクトが増えてきたので、可能性の塊である学生にweb3の面白さを知ってもらい自分の人生を変えうるキッカケになれば、そしてその学生たちが次のサービスやプロトコルを作るのを高速化できればと思いweb3企業&学生交流会の「COLORS」を定期的に開催しています。
これは私個人が企画し主催していますが多くの企業が参加してくれ、学生の方々からも非常に好評です。COLORS以外にも地方でのイベントや大学と連携した企画も随時行っていきたいと思いますのでアイデアや企画ある方はどしどしご連絡ください!

初となるCOLORS。応募&参加特典のベリロンNFTが好評でした。
COLORS第2回、DMMの亀山会長も来てくれました。
COLORS 3rd、メタバース領域の話が多めでした。

私が学生向けイベントをやったりBizDevイベントに積極的なのは「その方が総和として数が大きくなる」という確信があるからです。自分の持ってるノウハウやコネやリソースを独占して自分の会社やプロジェクトを大きくすると、それは業界や日本にとって+1にしかなりません。
しかし学生や優秀な人が1秒でも早くweb3業界の面白さに気づき挑戦してくれれば、それが+100にも+10,000にもなりえます。実際私はAstarの渡邊創太と2019年から一緒に仕事をしたりご飯を食べたりOculusを貸したりと近い距離にいましたが、夢を追いかけていた普通の青年がたった3年で日本を代表するweb3起業家になるのを間近で目撃しています。
そのため私は特に若者への支援に力を入れており、「web3に挑戦できたのに知らなくて機会を逃してしまった」「こんな人/プロジェクトにもっと早く出会えてたら良かった」という後悔と損失を1つでも減らすためにweb3の素晴らしい方々と出会える機会を作り続けるつもりです。

このような経緯があり、多方面でweb3のBizDevの人間として動いてます。9月11日にはweb3 BizDevに特化した大規模なイベントも六本木にて行いますし今後も企画していく予定ですので、主催者としてある程度ちゃんとした人間だと思っていただければ嬉しいです!

ちなみに自分で創業した会社はRainbow Chainという会社で、今まで表に出していませんでしたが、最近はありがたいことに「雨弓さんに頼みたい案件/お仕事がある」という声をいただきます。

実際web3 BizDevと言ってもその種類は多岐に当たります。パブリックブロックチェーンやDeFiのような全く新しいモデルを構築することはもちろん素晴らしいですが、私自身は既存ビジネスや既存コンテンツに対してNFTやクリプトを組み合わせて新規ビジネスを創出するのが非常に得意です。端的に言えばweb2をweb3に引き上げる、つまりweb3事業化です。この領域に関してはweb2のビジネス能力とweb3の知識と経験のバランス、そして仲良くしてくださるweb3の方々との関係性から国内でトップクラスなのではないかなと思っています。

そういったweb3事業化のBizDevとしてのお仕事やweb3関連イベントの企画やサポートなど、雨弓に依頼したいビジネスや一緒に盛り上げたい企画/イベントがある方はRainbow Chainで案件として受けれますのでお気軽に連絡くださいね!
Twitter: rain_vc
Mail: ameyumicash@gmail.com


ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回は今からweb3業界に入りたい人、BizDevとして活躍したい人へ「いま自分が始めるとしたら何をするか」というnote、またはTwitterで募集した質問に対して答えるQ&Aのnoteをまとめようかと思いますのでお楽しみに!今度とも仲良くしていただけたら嬉しいです✨



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