対立構造を〝作る〟事で「得をしている」のは誰か
※本記事は2月に下書きをしており、公開日に仕上げたものです。
今回は主にTwitterで起きがちな対立構造について、〝作られたまやかし〟の場合があるので気をつけてねという記事です。特定の何かを擁護/非難している訳ではないので、このnoteを持ち出して「我々が正しいのだ!」と言い出す人間は〝全員嘘付き〟なので宜しくお願いします。
そしてこれはその辺の影響力の無いただの一般人がテキトーに書いているだけなので、内容を見てあり得んわ〜〜と思ったら、「一般人がほざいておるわ!笑止!」と嘲笑ってスルーすると良いです。
後、タイトルにある「誰か」ですが、本記事はその答えを解き明かす「ミステリー解決編では無い」ので、そこを期待して読むとガッカリしてしまう事を先に言っておきます。
それが知りたかった方については申し訳ありませんが、それを解き明かしている記事に巡り合えるようお祈りしておきます。
※本質をタイトルにしろよという感じですが、今のタイトルを気に入ってしまったので多分変えません。解決編の記事を知っている・書いているという人から紹介受けたら記事リンクとかするかもしれません。
※全員嘘付きと書きましたが、正しさの根拠に使うのが駄目なだけで、これを受けて自論や感想を言うのは勿論フリーダムです。
ちゃんと書こうと本腰を入れたら1万文字超えとはちゃめちゃな長文になってしまったので、「そんなん読めるかよ!」という方は「曲解デマ信仰は災害であり、感染症の様に他人にうつりやすいので、無意識のうちに罠にハマらない様に気を付けよう」だけ覚えて帰ってくれるとハッピーです。
何せ長い為あまり纏まりがとれていない気がしますので、良さげな所だけつまみ食いして読んでもらえると助かります。
見えない虚像が叩かれるミステリーが巻き起こるTwitter
今回はTwitterの中での話をするので、Twitterをよく知らない方や、使っているけどTLが平和な生活を送っている人には馴染みがないと思うので話半分くらいで聞いてくださると良いです。
Twitterの話をするくらいなので私はTwitterを利用している訳ですが、私は特に何かを好き好んでではなく闇鍋感覚でフォローをかましてTLを構築するので、私のTLは常に混沌が渦巻き、「事件」と「ほのぼの」と「日常生活」がそれぞれ絶えず流れてくる、「Twitterの混沌の箱庭」みたいな所になっています。
何故そんな混沌を観測する事になったのかというと、Twitterは「キャッチーなフレーズとかセンセーショナルなツイートがバズりがち」で、「デマや誤解曲解がめちゃくちゃ蔓延り真実面をする」ので、それらをより見抜きやすくしたり、本当なのかな?という事を思い込みでなく自分の頭で考えたい為です。
様々な動きを初期から察知し、多角的に考察出来る様な情報を得る為に混沌を維持しているのですが、常に一定の闇鍋を維持している訳では無く、闇鍋を構成する素敵な方々は適宜足したり抜いたりしています。(勿論、お知り合いの方はこれとはまた別枠です)
※あくまでも「可能な限りそうしたい」、という話をしているのであって、「それが出来てるオレめちゃくちゃカッケー!!」という事ではありませんし、「私がRTしてれば安心!」という事でもありません。
最近は「常時TLで見るには」偏りがあるかなという「その界隈に強い人」については、「フォローせずともリスト化していつでも見れるように」しておいた方が良いかなと思ったりしています。(※偏りが悪いというよりは、私がそれを「よく考えず思想に取り入れてしまうかもしれない」という懸念がある為) (界隈に強い人は常日頃から情報を沢山取得し、様々な経過を知っている事が多いので)
そんな闇鍋TLでは「本来はあるはずの無い虚像を見ながら実在の人物を叩く」というミステリーがよく観測されるので、「何故そんなミステリーが発生していくのか?」について個人的な考えを今回は記事を書きたいと思います。
※「本当は居るのに〝そんな奴はどこにも居ないと断定する地獄〟」もまた別の話としてこの世に存在します。
Twitterは議論には向いておらず、曲解デマ拡散に向いているツール
そもそもTwitterというのは「今、何してる?」を呟くツールであって、140字という制限もあり、議論には向いていません。まずこの事が、虚像が叩かれる基礎を作る根幹だと考えます。
それ自体は既に沢山の方が指摘していますが、仮に140字を越える文章を分割投稿したとしても、「一部だけが拡散され真意が伝わらない」という事は往々にしてありますし、一度発信されたものを後から訂正しても情報は一人歩きしていきます。
なので「バズったキャッチーな140字内のツイート」というのが信じられない位のデマや曲解であったとしても、ツイートした当人は"とんずら"したり無視したりする事が出来て、「それを信じてしまった人の認識を解くのが難しい」のです。認識が解けていない状態では前提が異なる為、そもそも議論ができません。
Twitterが議論に向かない理由を更に考えると「論破をするのが議論だと勘違いしている」人が多いというのもありますし、「バズった人には何を言っても(聞いても)良い」「問われたものには答えるべきだ」と思っている人が居る事や、「140字以上のものを(やむを得ない様々な事情などにより)読む事ができない」という人も短文文化のTwitterには多く存在しており、それらによって「本来議論するべき流れがごちゃごちゃになり収拾がつかない」状況が生み出され、議論にならないというのが現状だと考えます。議論になっていないものを議論だと思い込む事が、"虚像叩き"を生むファーストステップです。
140字では誤解を招いたり、真意が伝わらないと考える人は別途noteなどの記事にしたりしてそれをURL付きでツイートするという方法を取っていますが、URLに誘導されたリンクを踏む人は限られますし、それが長文であった時には途中でブラウザを閉じる人も続出する為「Twitterにそのまま流した方が閲覧されやすい」という事実があり、そういった部分も「デマや曲解がTwitterでは はちゃめちゃに有利」という状況を強化する一因となっています。
Twitter限らず多くの一般人というのは「権限を行使する関係性をTwitterユーザーと結んでいる訳では無い」ので己のツイートに対する「説明責任」というものは勿論無いですし、Twitterの規約に書いてない以上、己のツイートへ投げかけられた疑問や誤解などに対して「説明する責任」もありません。
発端のツイートが「真っ赤な嘘」でも、「曲解されて嘘だと吹聴された真意が違うもの」であっても、全ての人に真実を伝える責務は無く、会話を放棄する権利があります。しかし、曲解されたものを放置しているとドンドン拡散され、"曲解信者"が秒速で増えていく地獄となります。
「真に受けて信じた人はそもそも流れてこなかったら真に受けなかった」上に「信じたら更に拡散する」訳で、「RTやいいねの数が数字として表れる」という特性上、「これだけの人が〇〇しているのだから正しいに違いない!」という思考の偏りが起こったら、デマや曲解は瞬く間に広まり永遠に止まる事はありません。
最近では一部で誹謗中傷に対して法的措置を取る(取れる)流れも出てきましたが、お金と時間と労力がとても掛かる事であり、少なくとも現状は泣き寝入りが常であると思います。「意図的に曲解を周知し損害を加えても」「無意識に曲解を周知し損害を加えても」野放しの状態になるのがTwitterです。
1つのツイートの行先を見続けるというのは現実的では無いので、間違いを指摘されツイートを消し謝罪した人がいたとしても、その事実が届かない範囲の人には永遠に誤認されたままになります。
※「説明責任」と「説明する責任」は別の意味であり、その2つの違いを「ここで説明しなければならない義務」というのは私には御座いません。
「バズる」ツイートは「界隈を抜け出した一部の話」
Twitterはデマ曲解拡散にとっても有利だという地盤があったとしても、それだけで虚像叩きが頻発するとは考えにくいですが、TLは自分で構築できる為、無意識下での多数決バグが発生します。
勿論数の多さと正しさは全く関係しませんが、特に特定のジャンルや界隈で楽しむためにTwitterをしていると「フォローしている人の大半が同じジャンルに親しみがある」という状況になるので、「1人が曲解に賛同すると横の繋がりで広まり、信頼関係から疑わずに拡散しやすい」という致命的な欠陥をTwitterは抱えています。
特にフォローの繋がりが多い「同じ界隈において誤解が浸透しやすい」という事ですが、そもそも「バズる」というのは通常にはない拡散をされるという事であり、界隈から飛び出したツイートです。
普段は拡散されてもその界隈に興味関心のある人までしか届かないものが、全然興味がなかったりむしろ嫌いだったりする人の所まで届くのがバズる、もしくは炎上するという事象です。その為、界隈で共通認識とされる前提はツイート上ではすっ飛ばされており、「前提や流れを知らない人は誤解をしやすい」という構造があります。
「誤解をしやすいツイート」が「誤解が浸透しやすいTLに流れてくる」という状態が起こった時に起こるのが、デマ曲解拡散地獄です。
最近で言うと、「界隈の遊びや冗談で、内輪ネタとして楽しんでいたもの」が「工作では!?」と問題になったという話が分かりやすいかと思いますが、そもそもバズったり炎上したりするツイートや話題の多くは伝聞や推測であり、信憑性が定かではありません。しかし前提が共有されていないので誤解をされやすく、Twitterは曲解やデマが拡がりやすいので真実の様に拡散されてしまうのです。
そして、そもそもバズりやすいツイートというのは「キャッチーでセンセーショナル」であればある程良いので、「界隈で〝それはありえんやろと思われてるものも〟キャッチーでセンセーショナルであれば抜け出してバズる」という現象が起こります。
キャッチーでセンセーショナルな文章というのは、平たく言えば「わかりやすくて面白い」「大衆受けする文章」という事なのですが、分かりやすくて面白い大衆受けする文章は"主語が大きかったり""補足が省略されたりする"ので、「詳しく説明していない、偏った、時には大嘘が混ざっているツイートが(だからこそ)バズる」という状況になり、界隈の外の人に誤解を撒き散らしまくります。
バズったTweetはそのままRTされる以外に、それに纏わる自分の想いをそれぞれのユーザーがTweetするという流れが発生する為、「TLに登場する語り部が全員曲解デマを信じて持論を述べている」という地獄も発生します。「目に見える範囲の人が」「事実を誰一人知らず全員曲解で話していた」時、それが曲解であると疑える人間がどれ程いるでしょうか。
Twitterにはブロック機能もあり、ブロックしている人の意見は流れてこない訳ですし、フォローやいいねRTの表示制限を含めて「TLに流れるツイートを取捨選択するのは自分自身」になるので、「偏りが無い方がおかしい」と考えた方が「自然」です。そして、そういった情報の偏りがあれば、事実や状況を誤認してしまうのも自然と言えるでしょう。
勿論、「全てのバズったり炎上しているものやそれに纏わる話がデマや曲解である」という訳では無いですが、少なくとも普段その界隈を見ていない人には見分けがつきづらいので頭が痛いのです。
「〇〇と言っている人が居ない!」という発言は、「あなたがそういう人をブロックしているからでは?(orフォローしていないからでは?)」と考える事もできるので、「自分のTLが世界の全てではない」「Twitterがこの世の全てではない」という事は、いつも頭の隅に置いておきたいと思います。
勿論、同じ界隈においても様々な意見や指摘が出てきて「誤解や曲解に対してのスタンス」というのも個人個人で変わりますが、「同意見(支持)の方が拡散されやすい」という傾向を考えると、多数を占める意見の方がTLを支配してしまう状況は根強いと思います。
〝敵意〟というクソデカ感情は人の目を曇らせる
Twitterではデマや曲解が拡散されやすく、そしてそれを信じてしまいやすいという事を踏まえた上で本題であるよくある対立構造について考えていきたいのですが、対立構造というのは「対立」なので、2つの相反する意見がある「はず」です。これは「対立と言うからにはその両端には相反する意見がなければおかしい」という事であって、「対立しているとされている2つのものの意見は必ず相反している」という事ではありません。
ここで一度【対立構造を〝作る〟事で「得をしている」のは誰か】というタイトルを見返したいのですが、巷に蔓延る対立というものには、「本当に対立しているもの」と「"作られた"偽りの対立」という2種類が存在しています。デマや曲解により、偽りの対立は簡単に仕立て上げられます。
偽りの対立がでっち上げられたとして、それを信じる人が居なければ問題ない訳ですが、Twitterではデマや曲解が拡散されやすく多くの人に信じられてしまうが為に「作られた対立構造に踊らされている」状況が私の闇鍋TLでは数多く観測されています。
「作られた対立構造に踊らされている」というのはどういう事かと言うと、「これは対立なんだ!」「あいつらは我々と相反するんだ!」などと曲解して言った人が界隈に出て、それを鵜呑みにして「つまり敵なんだな!?」と思い込んだ人々が「対立でないものを対立と認識」し、叩いたり嘲笑・冷笑するという事です。
対立構造は組織や所属や肩書や思想といったもので表現されがちですが、「それぞれの中にいる個人個人の考えは違うのが当たり前」ですし、「個人同士の対立であっても全てが相反するのはあり得ない」のですが、どうにもここが理解されていない現状があり、頭脳の良さや賢さといったものに関係無く、様々な人が日夜踊ってしまう様です。
そもそも「対立」したものを「敵」として捉えてしまう事自体がまず間違っているのですが、それを抜きにしても「対立すらしていないもの」を「対立」としてしまっているので、両者の話は勿論通じません。
そしてこれは全人類に搭載された機能であると思うのですが、人には「敵とみなしたら意見をまともに取り合えないシステム」が備わっており、「敵認定した人物の言動の見方に全てバイアスが掛かってしまう」というめんどくさい心理があります。
外敵に物理的に食べられたり殺されたりしていた時代には重要なものだったと思いますが、神から与えられためんどくさい機能というのはロックが掛かっていて簡単には外せません。「敵だと思ってるけど意見はちゃんと公平に見よう♪」とするのはまず通らず、「ちゃんと公平に見てるぞ!(見てない)」という状況に陥ってしまうのです。
実際に私の闇鍋TLで観測する事ができる地獄の一例を下記にまとめてみます。
〜ワンダフルな地獄一覧〜
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a:敵認定(誤認)した曲解デマツイートを信じ、賛同する
b:敵認定(誤認)したので、渦中の人物を叩きに(絡みに)行く
c:敵認定(誤認)した界隈のニンゲンと思われる人物を「こいつも同類に違いない!!」と叩きに行く(嘲笑・冷笑する)
d:敵認定(誤認)した界隈とは全く違う所のニンゲンを「こいつも同類に違いない!!」と叩きに行く(嘲笑・冷笑する)
e:敵認定(誤認)したので、自分と同じ界隈の人を味方だと思い込む
f:敵認定(誤認)した界隈に同調する(と勝手に見なした)自分と同じ界隈のニンゲンを「仲間じゃなかったのか!!」と叩きに行く(嘲笑・冷笑する)
g:敵認定(誤認)の主張は悪であり倒さねばならないので、味方認定(誤認)した人物の言動に何か問題があっても庇う(反撃する)
h:敵認定(誤認)した界隈は常に自分の界隈を脅かしてくると思い込んでいるので、実際に何も起こっていなくとも「攻撃してくるに違いない!」と虚像と戦い始める
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あなたはいくつ見た事があるでしょうか?
全て見た事があるという方は、中々のTwitterの使い手なのでは無いでしょうか。おめでとうございます。地獄の観測地へようこそ。
冗談はさておき、一覧に出した例は、「敵認定してなければ起こりえないもの」です。発端のaについては難しいかもしれませんが、b~hは「敵味方という二極化思考」が無ければ防げたはずです。
勿論、「敵だからといって蔑んだり攻撃したりしないゾ!」と思って行き過ぎた言動を実際に抑えられているのであれば地獄は発生しないかもしれませんが、「敵だと思っていると普通の言葉も攻撃として誤認しやすい」という側面もある為、「先に向こうから仕掛けて来たんだから当然だ!(※攻撃されてない)」という状況が発生する事を考えると、思考判断を歪ませる敵認定自体をしない方が賢明だと思います。
"敵意"というクソデカ感情に人格を支配されない様にすると、曲解デマに加担するリスクは減らせるだろうと考えます。
ふなっしーをゆるキャラの典型パターンと認識する人が居たら怖い話
「作られた対立構造の罠にハメられてしまい日夜ダンシングしている人」が居たとしても、心優しい人がその人の目を覚まさせてあげれば地獄は生産されないはずです。しかし、「罠にハマって踊っている人は端から見ると物凄く怖いのでほとんどの人にはスルーされ」、「稀に指摘してくれる人が現れても敵認定をして追い払われる」為、罠にハマった人は永遠にダンシンしながら目を覚ます事はありません。レアケースとして踊らない世界に戻ってくる事もありますが非常に稀であり、登場人物の全てはデマ曲解拡散の被害者です。
デマダンシングしている人はどの様に怖いのかという事を説明したいのですが、船橋市非公認のゆるキャラに「ふなっしー」というゆるキャラが居ますよね。ふなっしーはゆるキャラとしては異端児だと思うのですが、「ゆるキャラって皆ふなっしーみたいなものだよね!」と言って頑なに譲らない人が居たら怖くないですか?私は怖い。
「愛媛の"みきゃん"(ゆるキャラ)って"みかん汁ブシャー!"ってするんでしょ!」とか「ゆるキャラって着ぐるみ着ながら回転跳びとかヘドバンしなきゃいけないから大変だよね~」とか「ゆるキャラなのに喋らないとかあり得なくない?」などと言って、こっちが「あ、ううんそれはゆるキャラじゃなくてふなっしーの事だね」「ゆるキャラ皆がそういう訳じゃないんだよ」「ふなっしーは例外で……」とどれだけ言っても「は?何言ってんの?」という顔をされ続けたら、怖くなって少なくともその話題では距離を置きたくなると思うのです。
もしそういう人が居たら、「あの人のゆるキャラの概念は一体どうなっているんだ?」と頭を抱えますし、そういう人が何十人も居たら、「ゆるキャラの話したいけど通じないかもしれないしな……」と考えて話すのをやめたりする事もあると思います。
会話というのは前提が違っては成り立たない為、まずそれぞれの考えている言葉の定義から確認する必要があるのですが、Twitterでは140文字という縛りもあり定義(認識)の確認を行うケースはあまり見られません。冷静に話したいと思っていて、互いの意見に明らかに認識の乖離がある時には、一つ一つの語句や背景の認識齟齬が無いかどうかという点から確認した方が良いと思います。
もしかしたら例に出した人も「ゆるキャラを知った入口がふなっしーでそう思い込んでしまっている」のかもしれませんし、「ふなっしーと同じもの以外はゆるキャラとは認めない」という地獄にハマっているのかもしれませんが、それらは確認しなければ分かりようがありません。
例えば「結婚」というありふれた言葉一つを取ってみても、それぞれの認識は微妙に違うのが当たり前だと私は考えます。
私にとっては、「結婚」というのは「制度上設けられた契約(の締結)」という意味なので、「結婚する!」は「契約する!」と寸分違わず等しいものになりますが、恐らく世間的にはそうではなくハッピーな意味やイメージも伴うと思います。そういった細やかな定義の違いにより会話にならないといったケースを闇鍋で山程観測しているので、「同じ語句を用いて同じ言語を使っていても会話が成り立つ訳ではない」(むしろ溝を深める)という事は肝に銘じておきたいなと思うのです。
※余談ですが、私はふなっしーが大好きです。
曲解デマでダンシングしない為に必要な事
曲解デマで地獄のダンシングをしてしまう構造について考えたので、ダンシングしない為に出来る対策について書いて終わりたいと思います。
1.曲解デマは誰でも陥るもので、踊らされても恥ずかしくないと知る
2.自分と違う意見に対して敵判定をしない
3.バズっているツイートのリプライは必ず見る
4.口調で正しさ判定をしない
5.肩書で人を信用しない/切り捨てない
6.伝聞は元のツイートを確認する
7.断定的な文句のものは一度疑ってみる
【1.曲解デマは誰でも陥るもので、踊らされても恥ずかしくないと知る】
「人は善意でもデマや曲解を垂れ流す(広める)」「周りの人が全員そう言って(賛同して)いるからといってデマや曲解では無いとは限らない」という事を覚えて、「信じて何かに加担してしまった場合、後から反省するのは恥ずかしい事ではない」というのを心に留めておくのは大事だと考えます。
「間違いは悪だ」とされる今の世の中で間違いを認めて表明するのは難しいところがありますが、少なくとも「心の中で反省して次に活かす」という事をしないと、「保身のために曲解デマの正当性を無理やり探して永遠に自己弁護(相手をバッシング)するヤバイやつ」になりかねません。あなたや私が今「ヤベーなー」と思って眺めている人に、我々がならない保証はありません。曲解デマ信仰はある意味で災害であり、明日は我が身です。
【2.自分と違う意見に対して敵判定をしない】
これは既に書きましたが、敵判定をすると判断が歪むというバグが人には備わっているので、「敵と思う事をやめる(思わない様にする)」というのは重要だと思います。
勿論、自分を守る為に誰かを敵と判断し心の安定を図る事は時として重要なので、あくまでも大きな対立構造に飲まれない対策として考えるのが良いかと考えます。
【3.バズっているツイートのリプライは必ず見る】
バズった(もしくは炎上した)ツイートには、「ツイートした本人が訂正や注釈を後からリプライで書き加えている」事や「二次転載や虚偽のツイートである指摘」がされている場合もあります。
対立構造だけではなく、「動物可愛い♡と思ってRTしたものが実は虐待動画だった」とか「人助けしようと思ってRTしたらよくある犯罪の手口(口実)だった」という場合もあるので、そういった点でも踊らされたくない人は見る必要があると考えます。
【4.口調で正しさ判定をしない】
口の悪さ、丁寧さというのは個人差がありますが、口調は正しさを現しません。勿論、罵詈雑言や人格否定だけしている場合は中身がないので論外ですが、主張を吟味する場面では、言っている事の中身で判断するべきで、暴言を吐いていたからと言って間違っているとも限りません。(※勿論暴言はよくない事なので、やめましょう)
単純に「敵認定していると暴言でないものが暴言に聞こえたりもする」為、そういった観点からも口調のイメージは取り入れず、中身を抽出・分解して吟味する必要があると思います。
【5.肩書で人を信用しない/切り捨てない】
肩書以外に年齢なども当てはまりますが、「○○だから信頼できる!」「○○だから信頼できない!」という判断基準は単純に危険です。肩書や年齢は物差しの1つにしか過ぎないというのもそうですが、特にネットは現実以上に嘘がつき放題なので詐称の可能性があります。
また、誰でもデマ曲解をするという事を踏まえておけば、「どんなに素晴らしく信頼に値する人間であっても24時間365日全て正しい意見を言う訳では無い」という事も分かると思いますので、そういった部分で判断しない様にするのが良いかと思います。
【6.伝聞は元のツイートを確認する】
「〇〇がこんな事を言っていたぞ!!!」「あいつらが攻撃してきた!!!」という伝聞のツイートが流れて来た場合、まず大元のツイートや公式文章を確認しにいきましょう。そこで「いや全然違うじゃん」と思ったら、無用なダンシングは減らせます。
重要なのは、「事実だと信じて見に行く」のではなく、「事実かどうか審議を確かめる為に見に行く」事です。事実だと認識した状態ではその時点でバイアスが掛かる為、正確に判断できない可能性があります。
【7.断定的な文句のものは一度疑ってみる】
Twitterはキャッチーでセンセーショナルであれば「デマでもバズる」ので、強い言い切りの形のものは警戒した方がダンシングしにくくなります。勿論ダンシングしてしまっても恥ずかしい事ではありませんが、とにかく断定的なものは大衆にウケるので、RTやハートの数に惑わされない事が大事だと思います。
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デマに騙されない見極めポイントは他の方も色々提言していたりするので、気になる方は調べてみてください。
何か異なる意見が対立している様に見える時は、その時々によって、己の頭で「どちらを信じるか」もしくは、「どちらも信じないか」を選び取るしかありません。選び取って信じたものは途中で変えても良いですし、すぐに決めなければいけない事も無く、2つ以外の意見を探しに行ったり考えたりする事も重要です。
TLに流れてくるそれぞれの人達が「何に偏っていて、どんな人なのか」というのもパッと見えてこないので、言葉だけに流されずデマや曲解に惑わされない為には、そういった背景や個人をよく見る事も重要だと思います。これは偏りというものが、言葉を紡ぐ際の「真意や経緯の考慮」に大きく関わる為に「意味を捉える上で重要だから」であって、偏りが悪いとか、スタンスや所属によって信仰を判断しろという話ではありません。
今後も地獄が繰り広げられる闇鍋TLを覗きながら、少しでも良い世の中に向かう様に、ダンシングした人が1人でも正気に戻って、物事を改めて自分で判断できる様に願っています。