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虫虫カフェのハンドパーツ補強備忘録

※本記事はボディパーツのバラバラの写真が基本となります。

最近、虫虫カフェちゃんのハンドパーツのSカンを通す部分が凹んできた気がする。そう思いつつTwitterを眺めていると、他にも同じ事に気付いた方を発見しました。
「元々虫虫カフェはゴム引きも強いしボディ素材も少し柔らかいからそうなるのでは?」
という意見も発見し、このまま放置しておくのが少し不安になり、少しでも延命処置となればと思い補強に至ります。



現状確認

ハンドパーツ
つま先パーツ(フットパーツ)

かなり抉れている事が確認できます。
これをレジンで補強していくのが本記事の解説、備忘録となります。
こちらの作業はすべて非公式の補強方法となるため、全て自己責任で作業を行うようにお願い致します。


必要な道具・あると便利なもの

道具の一例

〈補強に必要なもの〉
・UVレジン
・UVライト
・シリコンカップ
・先の尖った棒

〈作業中あると便利なもの〉
・ひっつき虫
・先の細い綿棒

〈解体・組み立てにあると便利なもの〉
・レース編み針
・針金

UVレジンは少し粘度の高いもののほうが作業しやすいかもしれませんが、特に拘らずとも問題ありません。
シリコンカップは作業中レジンを入れておくために必要ですが、使い捨てのプラカップなどでも代用可能です。先の尖った棒はUVレジンの撹拌に使うものを使用していますが、爪楊枝等でも大丈夫です。
上記の道具は全て手芸屋、ダイソー等で揃えることができます。


補強作業(ハンドパーツ)

※諸注意※
UVレジンは取り扱いに注意が必要なツールです。
取扱説明書等をよく読み、必ず換気を行いながら作業を行ってください。

レジンをカップ等に入れて、先の尖った棒で微量すくい取り、抉れて凹んだパーツに付着させます。

レジンがのって艶がでている様子

凹み部分にレジンが表面張力でいい具合に貼り付くため、難しいことは考えずとも大丈夫です。
この際はみ出したりしたレジンは硬化前にしっかりと拭き取ります。先の細い綿棒があると、側面に余分についたレジンを拭き取りやすいのでおすすめです。

レジンを付着させたら硬化させます。

硬化が終わったら、反対側も同様にレジンを載せ、硬化させます。

硬化画像は省略


すると、こんな感じに仕上がります。

両手に補強を施したもの

議題としてはハンドパーツのみで終了しても良いのですが、フットパーツの作業風景も少しだけ残しているので以下に続けます。


補強作業(フットパーツ)


凹みにレジンを付着させたもの

作業方法は基本的にハンドパーツと同じです。
しかし、形状が形状のためそのまま平置きにして硬化させるとUVライトが通らず硬化不良のおそれがあります。
そのため、ひっつき虫を使用してフットパーツを立てます。

ひとつまみほどのひっつき虫を丸く捏ね、作業場所へのせます。被せるタイプであればこのままで良いですし、被せないタイプであればライト内に直接ひっつき虫を載せてください。

そしてレジンを載せた側を上にして固定し、硬化させます。

反対側も同様に立てて硬化させるのがおすすめです。

完成



作業終了

補強されたハンドパーツ
補強されたフットパーツ

ハンドパーツの補強箇所とフットパーツの補強箇所をわかりやすく同時に写せる角度がなかったため、先程載せた作業終了時の写真を2枚連続で載せました。
以上で作業は終了となります。

あとはボディをもとに戻して完了です。
ボディを組み立て直す際は針金を使用すると比較的簡単に戻せるのでおすすめです。


あとがき

今回は少しでも破損を遅らせる延命処置ができればいいなと思い、作業と備忘録をここに記しました。
誰かのドールライフに少しでもお役に立てたら幸いです。


ばいばい

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