教室が遠い
今日の不登校生徒への対応。
朝8時半に校門の外へ出迎えに行く。日差しが照ってるから麦わら帽子を被って行った。そして一緒に校門を歩く。「明日は8時でお願いします」と向こうから言ってくれる。
今日は比較的体調は良いのだろうなと思った。体調が悪い時はメチャメチャ速足になったり、こっちが話しかけても全く違う返答になったりする。
どうしても、明日から2学期ってことで欠時の話とか、今後の作戦も話してかんばいけんから、きついと思いつつも話していた。1単位ものがあと少しで切れるから、ピンポイントで出るっていう選択肢も…って話してる途中で顔がきゅっとなった。目を見れば大体解る。あ、今この話はきついのかと察する。
でも言うべきことは言っておかないといけない。ギリギリで言うとかえって追い詰める。いつ言おうが追い詰める。何も言わないとしたら、進級したい気持ちに応えてないことになる。言わないうちに時数切れが一番怖い。
でも、辛い。こんなに辛いか話すの…ってくらい辛い。で、つい言ってしまった。追い詰めてるって解ってて話すのは辛い、ごめんねと。そこで泣きそうになってしまい。まずいと思って、「今日書けなくてもいいから、今したいこと、やってみたいこと、逆にやりたくないこととか何でもいいから書いてね。具合悪かったら帰っても大丈夫だからね」って言って出た。
で、いつもより早く帰って行ったことを知る。
私が話したことで具合が悪くなった可能性が高い。教室というワードを出すともう顔が曇る。マスクしててもすぐ解る。大丈夫ですと言っても大丈夫でないことも解る。
私には何も出来ない。最終的には本人が乗り越えないといけないんだけど、私にはお手伝いどころか何にも出来てない。これが自分の使命感だけになってくのも怖い。そうじゃないけど、自分のノルマみたいになってないか不安になる。
進級したい気持ちに応えたい。でも、その道のりが遠すぎる。
震災によるPTSDの診断が出ている。私の被災経験なんて小さいもんだ…
寄り添えていない気がする。悔しい。