WEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』第37話 ネーム&字コンテ(全)3分で読めるレイルロオドのお話「りいこといよの昆虫怪談」
オフラインでは人と顔を合わせれば「暑いですね」とお互い顔をしかめるような日が続きますね。
これだけ暑いのにネット上でも暑い暑いと繰り返すのは余りに芸がございませんので、
ここはひとつ、逆張りで涼しい話でもしてみましょう。
涼しい話、といえばまずまっさきに思い浮かぶのは”怪談”。
ので、本日の短いお話のテーマを”怪談”とすることといたしましょう。
で、この記事の枕の方は”クーラー”をテーマに書いてみたいと思います。
酷暑が続きますので、クーラーの連続稼働もえげつないことになってしまうかと存じます。
故障でもしたら大げさではなく命にかかわってしまいますので、
「クーラーの負荷を下げる使い方」
を意識することは、快適さを維持する上でも、安全面でも、省エネ面でも有意に役立つのではないかと思われます。
ので、その辺ざっっくり調べてみました。
<1:風量・風向は 「自動」設定とする>
→いまどきのエアコンは賢いので、自動運転としてエアコンにまかせてしまうのが、
トータル一番の省エネとなり、エアコンへの負荷を減らせるようです
参) https://csoption.nifty.com/cs/denki/detail/170630000089/
<2:エアコンのフィルタ、及び室外機を掃除する>
→これはダイキンさんが調査してくれてるのを見てわたくしもびっくりしたのですが
「フィルター掃除と室外機周辺の片付けを行うと、消費電力量は半減」するのだそうです。
<3:室外機に直射日光があたらないよう、日よけをする>
→こちらは三菱電機さんが調査くださってます。
約10%の節電効果があるそうです。
ただし、冬は夏と逆で「室外機に直射日光をあてたほうが節電になる」そうなので、そこはご注意ください
参)https://curama.jp/aircon/wall/magazine/908/
<4:蒸し暑い(湿度も高い)ときには、「冷房」ではなく「自動」モードで>
→こちらはパナソニックさんが解説してくれてます
「冷房」「除湿」は、ともにエアコン内部を冷やすことにより、室内から熱や湿度を奪うという点では同一なのだそうです。
で、「冷房」は室温を下げることを、「除湿」は湿度を下げることを優先します。
で「自動」モードは、『外気温の環境も考えて、最適と思われる運転をしてくれる』そうなのです。
ので「この状況では除湿/冷房」の判断を的確に行う自身がない場合には「自動」モードが最適解となる可能性が高く思われます。
――あとまぁサーキュレーター/扇風機の併用とか遮光カーテンの設置とかも効果あるようなのですが、そこはエアコン本体と外れてきますので省きます。
トータル「フィルタと室外機まわりの環境を定期的に整え、モードも風量も風向も全て”自動”でエアコン任せにする」のが
消費電力を減らし、エアコンの負荷を下げる結果につながりそうです。
わたくしはいままで「暑いときには冷房」が最適だと思いこんでいたのですが、
「自動」の方が良いようですので、今から早速「自動」使うようにしてまいります。
そしてこちらは手動でコツコツ作業を重ねていくしかない、
WEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』のネーム&字コンテ。
今回更新で第37話「リスクマネジメント」の4ページ分が揃いますので一挙に公開させていただきます。
ネームと字コンテはメンバーシップ特典となりますが、アバンタイトル部はどなたにも無償でお楽しみいただけますので、
もしよろしければそちらだけでもチェックいただけますと幸いです。
で、冒頭書きましたとおり、本日の短いお話は「怪談」をテーマにしてみます。
登場するレイルロオドはりいこといよ。
ということは当然、虫のお話ともなってまいりますことでしょう。
タイトルは「りいこといよの昆虫怪談」。
どなたにも無償でお読みいただけるお話となりますので、よろしければどうぞご笑覧ください。
■りいこ■
頭部鉄路5号機関車専用レイルロオド。
通称を「虫愛ずるレイルロオド」」
その愛称のとおり昆虫大好きで、鉄道は正直二の次という有り様。
■いよ■
いよかん鉄道甲1形1号蒸気機関車専用レイルロオド。
りいこと大の仲良しで、携帯のかけ放題プランでよく長電話をしている。
りいこと出会う前は昆虫苦手だったが、いまでは蝶、とんぼ、バッタあたりは可愛いと思うようになった。
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『りいこといよの昆虫怪談』
「キャブ内、さすがに暑すぎるぞね」
「わかる」
三勢崎でも気温36度とかいってるんだから、いよの恵媛はきっともっと暑い。
その上あのちっちゃな嬢ちゃん列車。
キャブの狭さはそのまま火室との近さでもあるから……
「100度とか超えてる」
「かもしれんぞね。ワシだって蒸機レイルロオドやのに、ここまで堪えておるきに」
「ご愁傷さま」
「って、そんな他人事みたいに! りいこだって暑いでしょおに」
「りいこは、いよほど熱心に働かないから。マスターが代わりに汗かいてくれてる感じな分、ちょっと楽」
「それは……羨ましいようなマスターさんが気の毒なような」
「けどその分、りいこは暑さ対策に協力してる」
「暑さ対策!? どがいなん??」
「怪談」
「怪談!?」
「うん。マスター怖いの苦手だっていうから、マスターが怖がりそうな話をちょこちょこ聞かせてるの」
「それも……聞きたいような絶対聞きたくないような」
「聞きたいなら話すし、聞きたくないならだまってるよ」
「う……」
うーんうーんって、いよが電話の向こうで唸る。
「……りいこがする怖い話って、だってそれ」
「ん。昆虫絡み」
「で、そがいにたくさんお話あるん? 虫が関係しよる怖いお話」
「……結構ある。マスターが怖がるのは」
「怖がるのは?」
「傷口と蛆虫の話とか」
「きゃーきゃーきゃーきゃー!」
「死体とシデムシの話とか」
「ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー!!」
「真っ赤なアリが大行列してると思ったら、実はその赤は」
「やめるぞねよすぞね聞きたくないぞね!!」
「じゃあ話さない」
「ううう……そういう怖いっていうか、痛そうなのは苦手ぞね」
「死体系の話はもう痛くないと思うけど」
「こっちが想像しちゃってぞわぞわってして痛そうって思っちゃうぞね!」
「いよ、感受性豊かなんだ」
「っていうかそがいなのが普通ぞね!! やき、そがいに痛そうな話じゃなくて」
「うん」
「誰かが亡くなったり怪我したり、そういう方向じゃない怖いお話が聞いてみたいぞね」
「あー、それなら。マスターがこないだ一番怖がったお話」
「……平和なヤツぞね?」
「とっても平和。誰もなんにも痛くない」
「なら聞くぞね」
「うん。あのね? こないだりいこ、シャワー浴びてたの。乗務のあとにシャワー室で」
「あー、この時期は欠かせないぞね」
「りいこは結構欠かすけど、でもマスターに『そろそろ浴びろ』って言われたから浴びたの」
「言われる前に浴びなきゃダメぞね!」
「シャワー浴びてたらね? 排水口に髪の毛みつけたの。
りいこのじゃない、真っ黒で長いの。だからりいこ、洗面所に戻ってペーパータオルとってきたの。
排水口が詰まったらチョウバエとか大発生してうざいから」
「感心ぞね!!!!」
「ペーパータオルで髪の毛掴んで、そのままずるっと引き抜いたらね?」
「うん」
「それ、髪の毛じゃなかったの。濡れたゴキブリの触覚で」
「ぎにゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
;おしまい
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いかがでしょうか?
髪の毛とか石鹸カス、チョウバエ大発生の原因になりやすいそうですので、
もしチョウバエに悩んでる方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ排水口、チェックしてみてくださいましです!
そんなこんななWEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』。の過去話。
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それぞれお読みいただけますので、よろしければどうぞご笑覧いただけますと幸いです。
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